コルディアーレ農園を見学してきた

コルディアーレ農園は、株式会社JSHが運営する障がい者雇用支援サービスです。

農園型の就労環境を提供し、地方に住む障がい者の方々に働きやすい場所を整えています。

特に、都市部に比べて就職先が少ない地域での就労機会を増やすことを目指しており、農業作業や軽作業を通じて、障がいの種類や程度に関わらず多様な人が活躍できる場を作っています。

このサービスは、精神科訪問看護のノウハウを生かしたサポート体制が特徴で、看護師が常駐して健康管理を支えたり、就労継続支援施設と連携して雇用をスムーズに進めたりしています。

全国各地に農園を展開しており、例えば長崎県、熊本県、宮崎県、佐賀県、福岡県、岡山県などで活動が広がっています。

障がい者の自立を応援しつつ、企業側の障がい者雇用課題にも応える取り組みとして注目されています。

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コルディアーレ農園は完全屋内型の農園です。
この農園では、障がいを持つ方々に働く機会と場を提供し、無農薬の水耕栽培による野菜の生産を行っています。
冷暖房完備の屋内環境で、天候や季節に左右されず、年間を通じて安定した運営が可能です。また、危険な農機具を使用しないため、安全に作業を行うことができます。 

農園では、看護師が常駐し、健康チェックや体調管理をサポートしています。さらに、送迎サービスも提供しており、通勤が難しい方でも安心して働くことができます。
1日のスケジュールは、朝の送迎から始まり、健康チェック、朝礼、農作業、昼食、午後の農作業、環境整備、夕礼、そして送迎といった流れで進行します。 

例えば、熊本県の熊本農園では、バジルやディルなどの野菜を栽培し、収穫した野菜は店頭販売やレストランへの提供、さらには都内の拠点へも届けられています。 

また、2024年2月には宮崎県北諸県郡三股町に新たな農園がオープンし、2025年1月には岡山県岡山市南区にも新規開園が予定されています。 

コルディアーレ農園では、定期的に就労を希望される方の登録説明会を開催しており、企業が採用を検討する際に速やかにご紹介が可能です。 

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実際に見学に行ってみた感想です。
完全に屋内の農園で、たくさんのスタッフが４人一組になって、テーブルと椅子に座って作業していました。

お昼休憩は外に買いにいってもいいし、お弁当を注文してもいいそう。
電子レンジも何か所かありました。

体調が悪くなったら、休憩室で30分ほど仮眠をとったり、早退もできるとのこと。

また、１時間に10分程度は休憩がとれるそう。
夕方16時過ぎには、仕事を終えて、塗り絵や運動をしたり、本を読んだり、好きなことをしてよいみたいでした。

負担の少ない仕事なので、A型作業所やＢ型作業所での就業、またはデイケアへの通所を考えている方は候補に入れてみてもよいと思います。

お給料も想定月給は13万円程度ということでした。
（自給952円×７時間×20日間）

送迎用のバスもあります。ちなみに家が近くても、安全確認のためにバスでの送迎が必要とのことでした。

実際に働くためには、履歴書を提出し、３日間の就業体験をする必要があります。
そこから実際に働くには、１か月～１年ほど待つ可能性があるとのことです。おそらく企業からの求人があるかどうかに左右されるのではないでしょうか。

企業の面接には、コルディアーレ農園のスタッフも同席してくれます。

障害者手帳持ちで、「働きたいけれど、まだバリバリ働くのは難しい……」
という場合や、「障害者に配慮のある仕事に就きたい」ときはとてもよい職場だと思いました。

随時見学も受け付けているので、気になる方はぜひ行ってみてください。