マナ・モッフル・ホッシェ

平成の世に五島列島に生まれ堕ちしゆとり世代  尊敬する人は古谷実

マナ・モッフル・ホッシェ

平成の世に五島列島に生まれ堕ちしゆとり世代  尊敬する人は古谷実

最近の記事

記憶にない祖父をYouTubeで見つけた話

はじめに 人類が未知のウィルスに直面し、世界中が停滞した2020年。そのおよそ3年のパンデミックの間、私は一度も日本に帰国することができなかった。 とは言っても、むかしから実家には寄り付かない性質(たち)なので、両親に会えないことはさほど辛くはなかった。 ただ、ひとつ気にかかっていたのはパンデミック直前にこの世を去った父方の祖父(ヤス)のお墓参りだ。宗教上の慣例から、亡くなって荼毘にふされるまでが早いので、どうしても彼の最期に立ち会うことができなかった。 そんな後悔からか、

    • 日本人は海外に出稼ぎするべきなのか

      最近、異常な円安を理由に日本から海外への移住、出稼ぎを謳うメディアが増えている。 それに対し、海外は賃金も高いが物価も高いという、至極真っ当な反論を叫ぶ方たちもいるが、それより私が思うのは、 「なぜ日本のメディアは、国内がうまくいかないと安直に ’’海外’’ というワードを出してくるのか?」 だ。 海外に行くことによって本当にやりたいことができるのか。日本では叶えられない夢が叶うのか? そもそも海外でも通用する特殊なスキルがある人、仕事よりも海外で暮らす経験を大事にする人

      • 姑はイタリア人

        ジローラモ氏は罪深い。 多くの日本人に誤ったイタリア人のイメージを植え付けてしまったからだ。 すべてのイタリア人が必ずしも情熱的で感情豊か、陽気でおしゃべりな人間とは限らない。 残念ながらうちの義母は 典型的なステレオタイプのイタリア人だ。 アモーレの人だ。 さて、典型的なイタリア人母とはいかなるものだろう。 まずその顕著な特性は 家族愛がめちゃくちゃ強い。のだ。 特に息子に関してはその愛は重い…。重過ぎるのだ。 おそらく複雑な家庭事情により、長い間息子と離れて住んでい

        • 本物の格差社会ってやつを教えてやんよ!

          ご存じの方も多いと思いますが、スウェーデンにはサンボという制度があります。 サンボとは簡単に言ってしまうと、社会的に事実婚が認められており、婚姻関係を結ばなくともパートナーとの関係は法で守られていることです。もちろん性別は関係ありません。 それはパートナーが外国人の場合にも通用し、サンボビザでこちらに移住してくる人は昨今ではそう珍しくもありません。 私の知る限り、この点でのスウェーデンへの移住は諸外国に比べると圧倒的にハードルが低いと思います。(当然きちんとした審査はあります

          ホッシェ家の正体

          現在の自分のことを話します。 私は今、スウェーデン王国の首都ストックホルム市内にあるアパートに夫とアザラシ(のぬいぐるみ)と3人で暮らしております。 夫はドイツ系企業に勤め、私は日々自宅警備に勤しんでおります。 結婚6年目ではありますが、まだ子どもはおりません。 男女平等が進み、専業主婦など時代錯誤でナンセンスなこの国で、子無し無職はなかなか辛い立場です。 「じゃあ働けばいいじゃないか」と言われたらそこまでなのですが、その点については複雑な事情が多々あるので追々明かしていこう

          ホッシェ家と申します。

          はじめまして、こんにちは! マナ・モッフル・ホッシェです。 齢30越しにして、現在極北の大地スウェーデンはストックホルムに在住しております。 配偶者のチャリ氏と、モッコというアザラシのぬいぐるみと3人暮らしです。 このnoteでは主に人生の忘備録としてこんなホッシェ家の日常を残していきたいと思います。 はじめに言っておきますと、ここでの話は今後海外移住をされたい方、国際恋愛または結婚を考えている方にとっては、なんの参考にもならねばお役に立てることもできません。 ただ、ちょっぴ

          ホッシェ家と申します。