台風一過
晴れ渡る空
前回の記事を書いた時、私はやさぐれの渦中にいました。
そこから抜けた今、気持ちは打って変わって清々しく軽やかです。
まさに台風一過、といった感じで。
台風が過ぎ去った後には、今まで気にならなかった家のほころびが露わになることがあります。
今回は大事に至らなくて良かったけど、今後の快適な暮らしのためにも、やっぱりここはちゃんと手を入れておこう。
台風は、普段の生活を見直し、そうした気づきと行動のきっかけをくれるものでもあります。
小さなモヤリに手を入れる
今朝、洗濯物を干している時、夫の5本指の靴下が裏返しになっているのを発見しました。
すっと手を入れて裏返したものの、指のところがくしゃっとなってしまって、そこはチマチマと指一本一本裏返す必要がある…。
あ、これ、余裕がある時はできるけど、やさぐれの渦中にいるときはダメなやつだ。
とはいえ、洗濯物の干し方に正解はないし、私は良かれと思ってやっていることでも、夫はそこまで求めていないかもしれないなあ、と思ったので、夫に聞いてみました。
私「靴下裏返ってる時があって、裏返すの嫌だなって時もあるんだけど、こういうのってどうしたらいい?」
夫「ごめん、気にしたことなかった。そのままでいいよ。」
裏返った靴下は裏返ったままでいいし、履く時に直しながら履くからいいのだそうです。
なんと、大らかな人よ。
助かる!
私は、洗濯物はなるべくシワにならないように綺麗に干したい方なのですが、自分の余力がない時は、シワでもいいや、を採用していこうと思います。
夫+私÷2
夫は、気にしたことがないから、気にならないし、気づきません。
私は、気にしたことがあるから、気になるし、気づきます。
どちらにも、良い面もあれば、悪い面もあるので、夫と私を足して2で割れたらいいのにね、と思います。
日常には、こうした小さなモヤリがたくさん潜んでいます。
ひとつひとつはほんの小さなものであったとしても、塵も積もれば山となる。
女性の場合、抑圧された感情は、子宮に溜まるのだそうです。
これが時に、人によっては毎月、猛獣化を引き起こす種となっているのかもしれません。
自分にこだわりがあればあるほど、小さなモヤリは発生しがちです。
自分のこだわりの持ち方を観察し、それがかえって自分の首を絞めているなと気づいたら、即座にニュートラルになれる、そんな技術をもっと磨いていこうと改めて思いました。
幸運にも、私のそばには夫という存在があります。
夫の在り方を見て、そういうのもありだね、と、まずはつべこべ言わずに成り切ってみたら、別世界が見られて、自分のキャパシティもぐんと広がるかもしれません。
キャパシティさえ広がれば、あとは、どうあろうと自由なのですから。
裏返ったシワシワの靴下を履く時、これはこれでハッピー、そう思えたらしめたものです。