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ヨルシカの楽曲「春泥棒」は盗作?

春泥棒を聞いてる時にふと
「三月と狼少年のサビと一緒じゃない?」
って思いました。
「三月と狼少年」という楽曲はn-bunaさん(以下ナブナさん)が出したセカンドアルバム「月を歩いている」に収録されている楽曲で、spotifyやCDで聞くことのできます。
この楽曲のサビの入りがまんま春泥棒や!ってなりました。

↑春泥棒のサビの入りが

「はらり僕らもう息も忘れて瞬きさえ億劫」

↑三月と狼少年のサビの入り(1:08くらいから)が

「この唄歌うたびに刺さる嘘があなたの顔になる」


になるんですが、聞いていただけると分かる通り、
サビのテンポ、声の抑揚の付け方、ブレイク?(サビに入る前に楽器の演奏が止まること)が全く一緒なんです。
(「はらり僕ら〜」と「この唄歌う〜」と歌う部分)
(あとこれは完全に個人的な妄想なんですが、春泥棒で「踏む韻さえ億劫」といってるのに対して、三月と狼少年は楽曲中で韻を踏みまくっている感じが大好き)

まあこの手法自体は古くから使われていて、楽曲作成の基本になる部分になるのでそこまで驚くところじゃないんですが、思想犯からも三月と狼少年の盗作が見られました

↓思想犯の最後の歌詞

また明日。口が滑る

↓三月と狼少年の最後の歌詞

「また明日」なんて嘘をつく、狼少年だ

ってなってて、もう盗作というか引用ですよね!
これを昔の楽曲を知っているファンは喜ぶファンサービスととらえるのか、はたまたこの盗作と嘘という似通ったジャンルだからこその引用なのか、あるいはこの少年が盗作の主人公と同じなのか、、、妄想は尽きないですね!またナブナさんの盗作ってまさかの自分の過去の作品からっていうのはあまりにうがった見方でしょうか。

(ちなみにレプリカントの「僕は映画をずっと見ている」
って部分も、三月と狼少年の「ある日映画を見たんだ」
との歌詞にマッチしてるー!ってなっていました。)

盗作ではなく、作風

まとめると、ナブナさんの楽曲でちょくちょく似通った部分がみられるときは結構あります(「ボロボロだ」と「負け犬にアンコールはいらない」など)。これは盗作というのではなく、作風だなって思います。ナブナさんの楽曲のコンセプトって作品ごとに異なっているのは確かにあるんですが、根本にある思想や考え方は楽曲づくりを始めたときから変わっていないんだと思います。だからこそ曲や歌詞の作り方が一貫していて、投稿されたどの楽曲を聞いてもヨルシカらしさっていうのがわかるんだと思います。

あと三月と狼少年のコンセプトって春と童話(オオカミ少年)だったんで、アルバム「盗作」とか楽曲「春泥棒」と似るのは至極当然とも思うんですが、楽曲が似た理由の一つにナブナさん自身が楽曲「三月と狼少年」自体に思い入れがあったんじゃないかなって思います。(ニコニコ動画に投稿していた時代に、この楽曲も投稿しようと考えていたらしいんですが、動画作成が間に合わなかったため断念したそうです。その後「今後何らかの形で必ず発表します!」って当時Twitterで言われていた)

楽曲「春泥棒」の感想

大成建設のCM↓で聞いた時からばっちりと心つかまれてました

これを見て就活で大成建設に行かなかったことを後悔したくらいです。

とにかくきれいな楽曲で、このご時世で心身ともに疲れた人々が多い中、この楽曲に救われた人も多いのではないでしょうか。目の前のものがいかにきれいで、いかに素晴らしいものなのかということを「億劫」って単語を使って表現するのってすごくないですか!
あと「さあ今日さえ明日過去に変わる」って歌詞がすっごく心をつかまれましたね!どれだけ嫌なことがあったとしても、時間が過ぎることは救いになるんだと改めて感じさせてくれました。
PVも映画と見間違うくらい素晴らしい作品で、「盗作」に付属している小説の世界観をより鮮明にしてくれて感謝しかありません。
最高の楽曲をありがとうございます。

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