7カ国ヨーロッパ周遊旅行~1ヶ月間の女一人旅(29)バルセロナからシッチェスへ~人生初のトップレスビーチ
わたしが行った7カ国と各国の街はこちら。
オランダ(4泊)ハールレム、アムステルダム、ロッテルダム
ベルギー(2泊)ブルージュ、ブリュッセル
フランス(3泊)ストラスブール、コルマール
ドイツ(4泊)フランクフルト、マインツ
イギリス(5泊)ロンドン
ポルトガル(5泊)リスボン、シントラ
スペイン(5泊)バルセロナ、シッチェス
行きと帰りのフライト時間を含めてちょうど31日間の旅。28日目の記録です。
バルセロナからシッチェスへ
女一人ヨーロッパ周遊旅行も28日目。今日が観光できる最終日だ。
スペインに来る前に大学時代にとっていたスペイン語圏の文化を学ぶ授業で教えてくれていた先生にスペインのオススメを聞いていた。
「自然が好きだったらビーチがいいと思います。でもビーチに行くならバルセロナではなくバルセロナ近郊がオススメです」
丁寧にリストでオススメの場所を教えていただいたので、せっかくなら、と思い、最終日はバルセロナから電車で1時間のところにある「シッチェス」というビーチが有名な街へ行くことにした。
駅の自販機でシッチェス行きのチケットを購入。
駅のホームにはすでの海に行くような恰好をした人がチラホラいる。
日本だと行き帰りは普段着で行ってビーチに着いたら海の家などで着替える人が多いと思うが、ヨーロッパでは海の家がない場合もあるので、行く時から水着を着ている人が多い。
男性は水着をパンツ替わりにしてTシャツを着ている人、女性は水着の上から薄めのワンピースやTシャツとパンツを着ている人が多いので、「あ、この人もビーチに行く仲間だな」と一目で分かるのが面白い。
ゲイの街
シッチェス駅からビーチまで歩いて向かう。
青い空に白い教会が映える。
教会の周りは特に趣がある雰囲気だ。
実はここ「シッチェス」は”ゲイの街”としても知られている。
街中にはレインボーカラーのデコレーションがあちらこちらに飾られていた。
ゲイ用の洋服屋さん(SM系のハード系も見かけたw)やゲイバーがあり、ビーチが有名なリゾート街と面白いコントラストだなあ、と思いながらシッチェスの街中を散策。
シッチェスビーチはまさかのトップレスビーチ
駅から15分ほど歩くとビーチについた。
「トップレスの女の人たちがたくさんいる…!!!!」
「どこにビーチタオルを置こうかな~」とウロウロしていると、ビキニの上を脱いで胸を露わにしている女性があちらこちらにいるではないか。おばあちゃんから20代の若い女の子まで年齢もさまざま。
街中ではゲイカップルが手をつないで歩いていたり、レストランでデートをしていたり、ビーチでのんびりしていたり。ビーチではトップレスであることを気にせずに仰向けになって肌を焼いている女の子たち、子どもと一緒に砂遊びしているお母さん、一緒に来ている男性パートナーと海で遊んでいる若い女性。
日本での生活とは正反対の風景で、新しい価値観が開けた気がした。
当たり前だがトップレスの女性にカメラを向けるのはNGなので、写真に写らないように気をつけながら風景を撮影する。
海はキレイ。ビーチもガヤガヤうるさくない。ゴミもない。
ビーチにいると数十分に一度、飲み物やビーチタオルを売り込みにくる人がいるのだが「No」と言えば立ち去ってくれるのであまり気にならなかった。
海で泳いで、ビーチで寝っ転がってのんびりする。
日本の海だと子連れだったり、友だち同士でワイワイしている人ばかりでマイペースに楽しみたいわたしにとってはあまり居心地がよくない場合が多いのだけど、このビーチでは一人で来ている人も多いので気兼ねなくマイペースに楽しめた。わたしにとって欧米の人たちのビーチの楽しみ方はとても心地いい。
あっという間に2時間近く経ち、日焼けした肌が「もうこれ以上焼いたら大変なことになるよ!」という声を上げ始めていたので、ビーチから引き上げることにした。日焼け止めをこまめに塗りなおしていた肌は少しだけこんがりとしていた。
Restaurant Can Gregori
遅めのランチは帰り道に通りかかったお店に入った。
一人でご飯を食べに来ている人もいて、日本だと定食屋さん的な立ち位置だと思われる素朴な雰囲気。
いつものようにスペイン語のメニューに苦戦し、店員さんとGoogle翻訳でやりとりしながら前菜、メイン、ドリンク、デザートを自分で選ぶことができるランチコースを注文。
ミートソースパスタ。
メインのチキン。
ホイップクリームもりもりのカラメルプリン?めちゃくちゃ甘い('ω')
泳いで疲れ切った身体には少し足りなかったけど、帰る体力は回復できたのでよし!!
1か月間のヨーロッパ旅行:最後の夜
電車でバルセロナまで帰って来て、宿に着いてすぐでシャワーを浴びた。
時間は17時頃。いままでであれば宿で夜ごはんを作って早めに寝るのだが、なんといっても今日は1か月に及んだヨーロッパ旅行の最終日。
「最終日くらい夜ごはんを食べに行こう!!」
昨日買ったワンピースに着替えて宿を出た。行ったことがないエリアに行ってみようと思い、事前にお店を調べてバスに乗り込む。
向かったのは「Xorús」
最寄りのバス停を下りる人が少ない。すでに空は暗くなっていたのでちょっと怖い…。女一人なので用心するに越したことはないので速足でお店まで向かった。
レストランが連なる大通りに出ると、いきなり賑やかな雰囲気に。こんな風に1本通りが違うだけで雰囲気がまったく変わるので、油断せず、周りを気にしておくのは大事だなぁと実感。
お店のおじさんに「一人で食べられるメニューはありますか?」と聞くと、たくさんメニューの説明をしてくれた。「一人用ってわけではないけど、3皿くらいなら食べられると思うよ」といいながら、料理の写真を見せてくれた。
周りには大家族でお祝いごはんを食べに来ている人、デートで来ている若いカップルが座っている。
わたしは一人なので食べられる量が限られている。しばらくの間メニューと睨めっこしていると、店員さんが「スペインではこれが有名だから食べてみて!」と熱く説明してくれたので頼んでみた。
出てきたのは「Pan de coca」という薄めのパン。生のニンニクとトマトをパンの表面に擦り付けて、オリーブオイルと塩で食べるらしい。店員さんがこうやって食べるんだよ~と言いながらパンの下半分だけやってくれた(笑)
シンプルなのだが、ニンニクとオリーブオイルの香りがとてもいい。
飲み物はこのスペイン旅で覚えた「Agua con gas(炭酸入りの水)」をスペイン語で注文。
食べ物はネットで「美味しい!」「食べる手が止まらない!」と絶賛されていたポテト。じゃがいも3つ分くらい?
口コミ通り、カリカリのポテトと絶妙なソースが美味しくて一人でもあっという間に完食した。
今までお肉を食べることが多かったので、最終日の夜ごはんでは海鮮をチョイス。タコとエビも美味しかった。
「La cuenta, por favor.」(お会計をお願いします)
この言葉をお店で言うとみんな微笑んでくれるので、お店では必ず言うようにしていた。これを使うのも最後だと思うと少し寂しい。
最終日の夜らしく奮発。
帰りは人通りの多い道から帰り、この旅で初の夜遊びが終了した。
明日は10時バルセロナ発の飛行機で東京に帰る。
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▼ヨーロッパ周遊旅行で宿泊した宿をまとめました