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ルイス・アルベルト・スピネッタの軌跡②/ペスカド・ラビオーソ ブリティッシュロックからランボー、アルトーへ

・Pescado Rabioso/Desatormentándonos 1972

リリース:1972年9月
Lado A (Damas)
Blues de Cris (Spinetta) 03:32
El jardinero (temprano amaneció) (Spinetta) 09:04
Dulce 3 nocturno (Amaya - Frascino - Spinetta) 05:09
Lado B (Caballeros)
Algo flota en la laguna (Frascino - Spinetta) 05:13
Serpiente (viaja por la sal) (Spinetta) 08:59

Osvaldo Frascino:bajo, guitarra líder y voz en Dulce 3 nocturno, guitarra base y solo en Me gusta ese tajo
Black Amaya:Parches 3000 y platos eléctricos
Luis Alberto Spinetta:Guitarras, voces, dichos
Carlos Cutaia:Órgano en Serpiente (viaja por la sal)

エンジニア: Norberto Orliac, Guillermo y Héctor "Fogerty" Ithurburu.
プロデュース: Luis Alberto Spinetta.

「私はパリの街で1フランずつ物乞いをするという厳しい経験をしました。ヒッピーのような気分で......仕事はしたくなかった。どうやって働けばいいのかわからなかった。私は共産党のレストランでサポートを受けていましたが、そこにはコルシカ島生まれの男がいました...彼はドン・コルレオーネよりも巨漢だった(笑).... 共産主義者ばかりが行くレストランだった......本当は無政府主義者だったんだけどね。そういえば...。最終的には、その信頼を悪用して、ついにお金を要求してしまいました。」
ルイス・アルベルト・スピネッタ

1971年の大半をアルゼンチン国外で過ごした後、荷物はジミ・ヘンドリックスとジェスロ・タルのアクアラングのレコードだけという状態で帰国したスピネッタは、ブラック・アマヤ(ドラム)、オスバルド・"ボコン"・フラスキーノ(ベース)のトリオロックバンドであるペスカード・ラビオーソ(狂暴な魚)を結成する。「Desatormentándonos」のレコーディング中にカルロス・キュタイアがキーボードで参加した。

「もっと暴力的なバンドを作りたかった、アルメンドラのセカンドアルバムよりももっと暴力的な音楽を.... ペスカード・ラビオーソでは、アルメンドラの優しさと繊細な軸を崩してみました。私は本質的に都会的なタンゴ音楽から出発し、ボサノヴァの影響を受け、ジャズやピアソラの影響を受けていましたが、今はリフを作ることでそれに反発しています...。一種のパンクの段階だったと思います。」
ルイス・アルベルト・スピネッタ

1972年、アルゼンチンは政治的に混乱した時期にあった。米国の支援を受けて、20年間にわたって人権を完全に無視した支配的な軍事独裁政権は、アルゼンチン革命を自称していた。1969年のコルドバソ以来の大規模な民衆・若者の反乱や、ゲリラ集団の結成により軍事独裁政権は後退していた。約20年ぶりに自由選挙が行われ、1973年3月に行われた国民投票では、1955年に打倒されたペロン元大統領の入国を認め、スピネッタが共感していたペロン主義が大差で勝利していた。しかし、この民主的な政府は強固なものにはならず、暴力的な対立の影響を受け1976年の初めには政権が転覆し、1983年末まで血塗られた独裁政権が誕生し、大量虐殺を行い、国をマルビナス戦争へと導くことになる。
1972年のペスカード・ラビオーソのコンサートでは、スピネッタはパトカーのサイレンを背負って登場し、ラヌースの独裁政権の最後の段階における警察の弾圧を表現していた。当時ロックはテレビやラジオなど一般大衆向けのメディアに登場することはなく、ミュージシャンたちはアングラな活動を余儀なくされていた。ライブの現場では、警察が立ち入り検挙されることも多くスピネッタも反体制の象徴である長い髪の毛を切られる様な事も起きていた。

「私はいつも検閲を恐れていたので、誰も私を過激に検閲していないにもかかわらず、コンサートの後に刑務所に連れて行かれることを常に恐れていましたね。自分が恐れていることを象徴して何かをするということは、それを手に入れようとすることであり、彼らが笑っていることを知っていました。パトカーをあんなに近くから見たいと思う人はいないだろう......もしかしたら、男たちの隣にあるパトカーのサイレンのある席を通って欲しかったのかもしれない......一方で、ハヤブサを見たら刑務所に連れて行かれるから、怖くてたまらないだろう。」
ルイス・アルベルト・スピネッタ

ペスカード・ラビオーソの最初のステージについて、スピネッタはこう語っている。「ペスカドで主流なのは、その怒り、怒りの発露だと言えるでしょう。」

タイトルは "tormenta(嵐) "と "tormento(苦しめる) "という2つの言葉に関連しているが、否定的な接頭辞 "des "を使って "des-atormentar "という一風変わった表現に変える事で嵐と苦悩の排除を強調している。この二つはこのアルバムが制作された1966年から1973年にかけて、アルゼンチンを支配していた軍事独裁政権の終わりに密接に関連している。
スピネッタは、1988年に「desatormentar」の意味について語っている。
「音楽の暴力性、グループ名やレコード名の暴力性は、平凡さに対抗するための武器であり、過去の何かの平板さに基づいてリンクを確立することを避けるためのものでした。私はいつも、人々が最低限の充実感を得られずに許せないイメージが残ってしまうのではないかと恐れていました。「Desatormentándonos」は、偶像を立ててそれを神秘化するというアルゼンチンの精神性に対抗するものでした。私は、この暴力が創造性によって反応することを期待していました。なぜなら、自分自身を表現すれば、物事に苦しめられることはないからです。」
サウンド面では穏やかな反抗を掲げたソロアルバムでアシッドフォークな即興的な表現に重点を置いていたが、怒りをテーマにしたペスカード・ラビオーソのファーストアルバムではアルメンドラ以上に強固なバンドアンサンブルが築き上げられている。レッド・ツェッペリンやグラムロック、プログレッシブロック、イギリス経由のスワンプロック(レズリーを通したギターサウンド)などの影響が強く出ている。それまでにアメリカやヨーロッパを旅行したことが彼の音楽性の幅をより一層広げている。冒頭のブルースブギーなリズムの「Blues de Cris」ではロバート・プラントばりのハイトーンボーカルと、クセになるメロディと屈折した曲の構造に一筋縄ではいかないスピネッタのユニークな音楽性が開花している。ポップさはあるのに単純な方向に向かわない彼の独特な感性が、それまでになかったスタイルへと昇華している。

3枚のアルバムの中でも一番地味な扱いをされる一枚ではあるが、アルメンドラのその先をしっかり示しているアルバムであり、バンドのダイナミックな部分をコンパクトに収めているので、聴きどころの多い一枚。

・Pescado Rabioso/Pescado 2 1973

リリース:1973年2月
Disco 1: "Pescado"
Lado A

Panadero ensoñado (Anónimo) 0:37
Iniciado del alba (Spinetta) 3:12
Poseído del alba (Spinetta) 3:42
Como el viento voy a ver (Spinetta) 5:10
Viajero naciendo (Spinetta) 2:53
Mañana o pasado (Lebón) 2:43
Nena boba (Spinetta) 3:06
Lado B
Madre-selva (Spinetta) 7:42
Peteribí (Spinetta - Cutaia - Amaya) 7:34
Disco 2: "2 (Dos)"
Lado C

16" de Peteribí (Anónimo) 0:18
Señorita (Spinetta - Cutaia - Amaya - Lebón) 1:32
Credulidad (Spinetta) 3:04
¡Hola, pequeño ser! (Spinetta - Cutaia - Amaya) 9:37
Mi espíritu se fue (Spinetta - Frascino) 4:28
Lado D
Sombra de la noche negra (Amaya) 5:57
La cereza del zar (Spinetta) 1:48
Corto (Spinetta) 1:42
Cristálida (Spinetta) 8:42

Luis Alberto Spinetta: Guitarras, Voz.
Carlos Cutaia: Órgano, Piano.
David Lebón: Bajo, Guitarras, Voz.
Black Amaya: Batería, Percusión.

Ingeniero de grabación: Norberto Orliac.
Coordinación de grabación: Oscar López.
Estudio de grabación: Phonalex.
Fotografía: Viviana Rossi.

1972年11月、フォナレックス社で2枚組アルバム『ペスカド2』のレコーディングが始まり、1973年1月末に完成した。その数ヶ月前に録音したアルバム「Desatormentándonos」からバンドは変化していた。ベースのボコン・フラスキーノが去り、代わりにダヴィ・レボンがバンドに加わった。
アルメンドラと同じの轍を辿る様に、今回もセカンドアルバムは二枚組のボリュームに膨らんでいる。結果、アルバム発売後にメンバー間の音楽的な違いから解散してしまう。次の「Artaud」がほぼスピネッタのソロであることを考えると、アルメンドラからソロに至る経緯をほとんど同じ道筋を辿ってしまっている。
スピネッタの歌詞はアルチュール・ランボーから影響を受けていて、ブックレットの冒頭にはランボーの散文詩「橋」が掲載されている。
スピネッタは「何の役にも立たずに腐っていくものに向かって、すべての軽蔑を送った。それがロックのちょっとした特徴とも言える」と語っている。
スピネッタは、このアルバムを音楽的な連続性のあるものとして考えていた。ディスク1は「Peteribí」で終わり、ディスク2は「16''de Peteribí」で始まる。これはディスクを変えるときの変化の瞬間の音を復元できるように、ディスク1の最後に聞いたトラックを16秒で再現したものだった。
セカンドアルバムではタイトなアンサンブルの中でオルガンの存在感が高まり、トラフィックやディープパープルの様なロックバンドに様変わりしている。明らかにレッド・ツェッペリンの「Since I've Loving You」をもじったマイナーブルースナンバー「Como el viento voy a ver」(コード進行が同じ)の様にブリティッシュブルースの影響が強い。このアルバムでは、バンドのバリエーションが増えた様に感じられるが、アマヤ、レボン、クタイアはリズム・アンド・ブルースに近いスタイルを目指し、スピネッタはより「叙情的」で複雑なスタイルを続けようとししたことで、メンバー間の目指すものにズレが生まれ、バンドは崩壊へと進む。

・Pescado Rabioso/Artaud

リリース:1973年10月
Lado A
Todas las hojas son del viento 2:12
Cementerio Club 4:55
Por 1:45
Superchería 4:21
La sed verdadera 3:32
Lado B
Cantata de puentes amarillos 9:12
Bajan 3:26
A Starosta, el idiota 3:15
Las habladurías del mundo 4:03

Luis Alberto Spinetta: Guitarras, maracas, platillos, piano y voz.
Carlos Gustavo Spinetta: Batería en Cementerio Club y Bajan.
Rodolfo García: Batería, cencerro y coros en Superchería y Las habladurías del mundo.
Emilio del Guercio: Bajo y coros en Bajan, Cementerio Club, Superchería y Las habladurías del mundo.

Efectos: Juan Carlos Robles Robertone en La sed verdadera. Norberto Orliac y Pedro en A Starosta, el idiota.
Tapa original: Juan O. Gatti
Bagajes: Gito
Ingeniero: Norberto Orliac.
Producción: Jorge Álvarez y Luis Alberto Spinetta

フランスの詩人であるアントナン・アルトーの名前が冠されたアルバムで、ペスカード・ラビオーソ名義での3枚目ではあるが、内容は実質スピネッタのセカンドソロアルバムとなった。バンドは73年半頃に行われたプラネタ劇場でのコンサートを最後に解散。メンバーは、スピネッタが考えていた音楽的ビジョンを受け入れることも理解もせず、彼が一人になるまで呼びかけに応じるのをやめただけだった。バンドメンバーが脱退した後、自分の名前をアルバムに入れるのが嫌だったのと、かつてのバンド仲間に「ペスカード・ラビオーソは私だった」と公言するため、スピネッタはペスカード・ラビオーソのプロジェクトを継続した。

「スピネッタは別の場所で、後にインビジブルとなるような、より手の込んだアレンジの形を作り始めた。最後に彼は歌を書いたのですが、私には理解できませんでした。彼はアルトーやランボーをたくさん読んでいたのです。初にキュータイアが去り、次にデビッド、そして私。エル・フラッコは一人残されてプラネタリウムのホールの席に座っていた。スピネッタはペスカードでの演奏を続けたかったので見捨てられたような気がしたし、私とは二度と演奏しないと言った。」
ブラック・アマヤ

一方この頃のスピネッタは、パトリシア・サラザールとの出会いという、スピネッタの私生活における決定的な瞬間と重なっていた。サラザールとはその後25年近くにわたって安定した夫婦関係を築き、4人の子どもを持つことになる(パトリシア・スピネッタは惜しくも2021年8月21日に亡くなった)。
タイトルになったアントナン・アルトー(1896-1948)は、フランスの詩人・劇作家で、1920年代初頭にシュルレアリスム運動に参加し、シュルレアリスムが提唱するマルクス主義的な政治的過激さを遵守する義務を拒否する独自の方向性を示した。スピネッタはアルトーのエッセイ『ヘリオガバルス: あるいは戴冠せるアナーキスト』を通じて、トランスジェンダーのローマ皇帝ヘリオガバルスの生涯に強いインスピレーションを受けた。1930年代のアルトーは、バリの演劇やメキシコのタラフマラ族の文化、ペヨーテの実験などヨーロッパ以外の文化や美的形態との関係を模索していた。スピネッタの目に留まった戯曲の一つ『ヘリオガバルス: あるいは戴冠せるアナーキスト』(1934年)を書いたのもこの頃である。この作品の中でスピネッタが心を打たれたのは、18歳で衛兵に斬り殺され、母親と一緒に便所に投げ込まれたトランスジェンダーのアナーキスト皇帝ヘリオガバルスについての話だったが、その衝撃をレコードで表現する方法が見つからなかったと語っている。アルトーは1937年に精神異常を宣言され、様々な精神病院に最後まで収容され、常に電気ショックの治療を受けていたが、それについて彼は何度も手紙で抗議していた。もう一つスピネッタが注目したエッセイ『ヴァン・ゴッホ 社会が自殺させた者』(1947年)では精神医学を糾弾し、ゴッホが社会的狂気と自殺に追い込まれたのは、ゴッホの世界観を見ようとしない社会によるものだと論じられている。スピネッタが掲げたマニフェスト「世界の疎外された人々、周縁化された人々」はヘリオガバロとヴァン・ゴッホの人物像を通じてアルトーのエッセイを明確に引用したものだった。そして、セックスとハードドラッグに焦点を当てたニヒリスティックで退廃的なロックのビジョンも否定した。
スピネッタはアルトーとアルバムについてこう語っている。

「最初にはっきりさせておきたいのは、私はあのアルバムをアルトーに捧げたが、彼の作品を出発点にしたことは一度もないということだ。このアルバムは、彼の作品を読むことで生じる苦しみに対する、取るに足らない反応だったのです。このアルバムのアイデアは、アルトーが言ったことに対する解毒剤の可能性を暴露することでした。彼を読んだ人は、ある種の絶望感から逃れられない。彼にとって人間の答えは狂気であり、レノンにとってそれは愛である。私は、狂気や苦しみよりも、痛みを抑制することで完璧さや幸福を得ることができると信じています。魂を癒すことに関心を持ってこそ、社会の歪みやファシスト的行動、不正な教義や全体主義、不条理な政治や嘆かわしい戦争を避けることができると信じています。ウェイトを上げるには、愛しかない。」

フアン・ガッティが担当した変形ジャケット(レコードショップからは「どうやって飾ればいいのかわからない」と嫌われた)で有名なこのアルバムの色が意味するものもアルトーの言葉から引用されている。
「緑と黄色はそれぞれ死の反対色ではないか。緑は復活、黄色は分解、腐敗を意味する。」
アントナン・アルトー(ジャン・ポーランへの手紙)1937年
さらにバンドのコンセプトについて「ペスカード・ラビオーソは、1971年にルイス・アルベルト・スピネッタによって作られた音楽的アイデアです。このアイデアを通じて、フアン・カルロス・アマヤ、オスバルド・フラスキーノ、カルロス・ミゲル・キュタイア、ダビッド・オスカル・ルボンといったミュージシャンがレコーディングやパフォーマンスに参加しました。このアルバムに参加しているミュージシャンは、レコーディングの状況やルイス・アルベルト・スピネッタの明確な要望により、ペスカード・ラビオーソのアイデアとリンクしているだけです」と記されている。

・Luis Alberto Spinetta/Teatro Astral Presentación ARTAUD 1973

リリース:2020年6月26日
Apertura show (palabras de Luis) 3:12
Me gusta ese tajo 1:27 シングル収録
Interludio (Karadagian y Su Troupe) 0:21
Dulce 3 nocturno 3:45 Desatormentándonos収録
Interludio (Si cantas Blues) 0:23
La cereza del zar 1:15 Pescado2収録
Interludio (Hace Pasar a los Guapos) 0:32
Mi espíritu se fue 3:24 Pescado2収録
Interludio (Luis, Tal Cosa) 1:31
Ella flota por mi 3:13 未発表曲
Interludio (Previo a Estos Hombres Tristes) 1:24
A estos hombres tristes 3:37 Almendra1収録
Interludio (Ningún Tipo de Represión) 0:44
Interludio (Anuncia Barro Tal Vez) 3:22
Barro tal vez 3:00 Kamikaze収録
Interludio (Presenta Nena Tu Cabeza Va a Estallar) 0:09
Nena Tu Cabeza Va a Estallar (Verde Bosque) 3:11 Fuego Gris収録
Credulidad 2:26 Pescado2収録
Interludio (Presenta Todas las Hojas Son del Viento) 0:39
Todas hojas son del viento 1:48 Artaud収録
Interludio (Voy a Hacer Todos los Temas de Almendra) 0:32
Bajan 2:49 Artaud収録
La sed verdadera 3:16 Artaud収録
Interludio (Presenta Cristalida) 0:49
Cristálida (Aguas claras de olimpos) 8:25 Pescado2収録
Interludio (A la Salu Pa el Pueblo - Presenta Cantata de puentes amarillos)0:42
Cantata de puentes amarillos 9:40 Artaud収録

アルバム「Artaud」のコンサートは1973年10月23日の朝、テアトロ・アストラルで行われ、ルイスは一人でアコースティック・ギターを伴って登場し、ペスカード・ラビオーソやアルメンドラの曲に加えて、それまで録音されていなかった未発表曲を演奏した(アルバム「Kamikaze」に収録された「Ah! basta de pensar」と「Barro tal vez」、アルバム「Fuego Gris」に収録された「Dedos de mimbre」)。ブートレグで出回っていたこのライブ音源は、2020年にスピネッタ家がエドゥアルド・アヴェレイラというファンが10列目で録音された、その公演のモノラル録音を回収し、デジタル配信されることになった。
エドゥアルド・アヴェレイラはコンサートの日、フィリップスのモノラルレコーダーを持ってアストラルに入り、15曲の演奏中に赤いボタンを押し続けた。

「すべてを録音しましたが、自分が持っているものを重要視せず、30年間カセットを見失っていましたが、引っ越しの際に発見しデジタル化することができました」。

・Luis Alberto Spinetta/Presentación ARTAUD, Vol. 2 (En Vivo en Teatro Astral, 1973)

リリース:2020年6月26日
Introducción 3:37
Dedos de mimbre 3:23 Fuego Gris収録
Omnipotencia (Ah Basta de pensar) 2:32 Kamikaze収録
Dulce tres nocturno 4:15 Desatormentándonos収録
Jilguero 2:43 Pelusón of milk収録
Barro tal vez 3:16 Kamikaze収録
Todas las hojas son del viento 2:23 Artaud収録
Efectos eléctricos 5:12 未発表曲
Que el viento borró tus manos 3:48 Almendra収録
Psicodelia (Inédito) 2:27 未発表曲
No te detengas (Inédito) 3:03 未発表曲
Blues (Inédito) 4:26 未発表曲
La sed verdadera 5:15 Artaud収録
Cantata de puentes amarillos 8:23 Artaud収録

エドゥアルド・アヴェレイラの録音したライブテープを元にしたアルバム制作過程で、スピネッタの娘カタリーナ・スピネッタが母パトリシア・スピネッタに近々発売されることを伝えると「私も同じような録音をしている」と答えた。カセットの日付は「1973年10月28日」となっており、先の録音の公演とは全く異なるセットリストが収録されていた。
曲目リストには、アルバム「Fuego gris」に収録される「Dedos de mimbre」、アルバム「Kamikaze」に収録される、「Omnipotencia(¡Ah, basta de pensar!)」、アルバム「Pelusón of milk」に収録される「Jilguero」などが含まれている。10月23日とは異なり、このリサイタルではスピネッタは「Efectos eléctricos」の後からエレクトリック・ギターに持ち替え、「Que el viento borró tus manos」未発表の「Psicodelia」、「No te detengas」、「Blues」の4曲を演奏している。また「Dulce 3 nocturno」「Barro tal vez」「Todas las hojas son del viento」「La sed verdadera」「Cantata de puentes amarillos」など、すでに収録されている曲の新しいライブバージョンも収録されている。

・アルバム未収録シングル曲

6.Post-Crucifixión(Amaya, Cutaia, L. A. Spinetta)
7.Despiértate Nena(Amaya, L. A. Spinetta)
8.Me Gusta Ese Tajo(Amaya, Frascino, L.A. Spinetta)

出典・参照元

https://www.infobae.com/teleshow/2021/05/04/fallecio-el-musico-rodolfo-garcia-seis-dias-despues-de-un-que-acv-le-provocara-muerte-cerebral/

https://es.m.wikipedia.org/wiki/Luis_Alberto_Spinetta

https://es.m.wikipedia.org/wiki/Almendra_(banda)

https://es.wikipedia.org/wiki/Almendra_(%C3%A1lbum)

https://es.m.wikipedia.org/wiki/Almendra_II

https://web.archive.org/web/20160303171814/http://edant.revistaenie.clarin.com/notas/2009/12/14/_-02059284.htm

https://www.pagina12.com.ar/diario/suplementos/espectaculos/7-10450-2008-06-25.html?mobile=1

https://web.archive.org/web/20130928154953/http://www.marcha.org.ar/1/index.php/cultura/137-musica/1756-los-elefantes-saben-descansar-van-a-morir-de-paz

https://www.clarin.com/espectaculos/musica/primer-disco-almendra-cumple-medio-siglo-misterio-aniversario-equivocado_0_T7qYG7D6.html

https://lacavernadecorvan.webs.com/almendraii1970.htm

https://ilcorvino.blogspot.com/2008/02/almendra-ii-volando-en-una-mosca.html?m=1

http://musicasociedadymedios.blogspot.com/2009_11_01_archive.html?m=1

https://es.m.wikipedia.org/wiki/Spinettalandia_y_sus_amigos

https://web.archive.org/web/20160304201027/http://www.jardindegente.com.ar/index.php?nota=discografia_005

https://es.m.wikipedia.org/wiki/Pescado_Rabioso

http://www.magicasruinas.com.ar/rock/revrock312.htm

https://web.archive.org/web/20131003062654/http://weblogs.clarin.com/revistaenie-consecuencias/2008/06/17/epifania_ictiologica_el_debut_de_pescado_rabioso/

https://es.wikipedia.org/wiki/Desatorment%C3%A1ndonos

https://www.pagina12.com.ar/334049-desatormentandonos-musica-literaria

https://es.m.wikipedia.org/wiki/Pescado_2

https://nacionprogresiva.wordpress.com/2020/04/07/analisis-progresivo-pescado-rabioso-2/

https://es.wikipedia.org/wiki/Artaud_(%C3%A1lbum)

http://www.dospotencias.com.ar/rebelde/pescado3.htm

https://web.archive.org/web/20130320142619/http://www.jardindegente.com.ar/index.php?nota=declaraciones_035

https://web.archive.org/web/20130928025029/http://www.rollingstone.com.ar/1552689

https://web.archive.org/web/20160304111617/http://www.mdzol.com/opinion/483838/

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