ルイス・アルベルト・スピネッタの軌跡⑪/キャリアのピークとなった最後の10年間
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・スピネッタ最後の10年間
90年代を振り返れば末娘ヴェラの誕生と共に家族と過ごした時間から始まり、そして妻との離婚の後、新たなバンドの結成と新たな恋人との蜜月を過ごし、レコード会社やメディアとの軋轢に苛まれた。そして90年代の幕はロス・ソシオの解散と恋人との破局で閉じられた。スピネッタは自宅兼スタジオで独りになった。
アルメンドラで商業的な成功した後の70年代から80年代までのスピネッタは、常に非商業主義の理念を掲げ、セールスの浮き沈みとは関係なく湧き出るアイデアを次々に形にしていった。しかし90年代に入ると音楽業界が肥大するにつれて、商業的な資本のウェイトが上がったレコード会社との関係は、活動の大きな足枷となった。90年代のスピネッタの活動の表面だけを追っていくと、それまでコンスタントにリリースしていたアルバムの数だけを見ればペースが落ちたように見えるが、実際は数多くのライブ活動や作曲活動など、それまでと変わらないペースで創作を進めていた。キャリアを通してみれば演奏面で脂の乗った一番パワフルな時期だったのにも関わらず、生きるレジェンドとしてのレッテルに振り回された事でアルバムリリースやメディアへの露出は限られた。そんな90年代という過酷な時代の最後の年にリリースされた「Los Ojos」は、次の10年の布石となるアルバムとなった。常に変化し新たなサウンドを求め、それまでの輝かしいキャリアや数々のヒット曲におもねらず、前進し続けるスピネッタの音楽的な最大のピークは00年代の10年間に集約されている。スタジオ作品では積み重ねたキャリアを単純に振り返ることなく、名盤を連発する驚異的な最後の10年こそがスピネッタの集大成であり、到達点であり唯一無二の存在として揺るぎないスタンスを築き上げた重要な時代だったと言える。Eternas(永遠)と名付けられた活動の終幕の手前まで辿っていく。
・Luis Alberto Spinetta/Silver Sorgo 2001
リリース:2001年
El enemigo
El mar es de llanto
Ni hables
Tonta luz
Adentro tuyo (Spinetta/Cota)
Llama y verás
Abrázame inocentemente
Esta es la sombra
Mundo disperso (Spinetta/Mouro)
Cine de atrás
La verdad de las grullas
Bahía final
Luis Alberto Spinetta: Guitarras (en todos los temas excepto en 4); voces; teclados en 4; coros en 9
Marcelo Torres: Bajo en 2, 5, 6, 10 y 12; bajo fretless de 6 cuerdas en 3
Javier Malosetti: Bajo en 1, 7, 9 y 11; pandeiro en 7.
Rafael Arcaute; Teclados en 7, 8, 9 y 10; piano backgound en 11.
Claudio Cardone: Teclados en 1, 3 y 5; arreglos en 5; efectos en 12.
Nicolas Cota: Percusión en 2.
Daniel Wirtz: Batería (en todos los temas excepto 4 y 8).
Graciela Cosceri: Coros en 3, 5, 7 y 9.
Daniel Mendoza by D.J. Martin: Mau en 8.
Silvia McCollins y Jack (Negro) by D.J. Jaure: Risitas en 9
Juan Carlos "Mono" Fontana: Teclados en 11.
Tweety Gonzalez: Programación en 12.
Guido Nisenson: Ingeniero de grabación.
1999年末、ロス・ソシオの解散から1年半あまりの間、スピネッタは表舞台から姿を消していた。「Silver Sorgo」の曲作りは「Los Ojos」発表前の1998年に作られた「Cine de atrás」からすでに始まっていた。この曲はロス・ソシオでも演奏されていたが、アルバム用にレコーディングされたものは抑制の効いた静かなアレンジに変化していた。「Ni hables」と「Adentro tuyo」の二曲も「Los Ojos」の選曲からは漏れた曲だった。
2001年6月、スピネッタは沈黙を破りハードロックカフェでプレス向けにニューアルバム「Silver Sorgo」を発表した。
「銀のソルガム(Silver Sorgo)」と名付けられたタイトルと架空の紙幣をあしらったジャケットのこのアルバムがリリースされた2001年の年末は、デフォルトによる公的債務の一時支払停止によるアルゼンチン金融危機が巻き起こった年だった。アルバムリリース時にはアジアの通貨危機から連鎖した財政危機は南米にも波及し、アルゼンチンにも忍び寄るタイミングだったが顛末を予期するように、スピネッタがイメージしたソルガムの収穫機と思われるものが描かれた架空の紙幣がジャケット一面にあしらわれている。
アルバムを代表するナンバーとなった冒頭の「El Enemigo(敵)」では、人生観と政治や国、生活へのスタンスを表現している。
トリオ編成の縛りで演奏していたロス・ソシオが、多彩なミュージシャンを起用したMTVアンプラグドと「Los Ojos」でより自由なスタイルへ解放されたように、「Silver Sorgo」はそのスタイルをさらに先へ推し進めている。「Pelusón of milk」や「Fego Gris」の頃のようにミュージック・ワークステーションを再び導入し(本作ではコルグのトリニティ)、「Tonta Luz」のような曲が作られた。この曲では「Los Ojos」の曲がサンプリングされ(スピネッタにより曲名は伏せられている)、エレクトロニカを彷彿とさせるCDの音飛びのようなギミックが施されている。
バックのメンバーはロス・ソシオのダニエル・ウィルツ(ドラム)が大半の楽曲を担当し、マルセロ・トレス(ベース)がアルバムの半分を担当している。ベースはもう半分をハビエル・マロセッティが担当し、キーボードは90年代から参加していたクラウディオ・カルドーネと、本作から参加したラファエル・アルカウテ、モノフォンタナが一曲のみ参加。スピネッタのボーカルトレーナーであり「Los Ojos」以降のアルバムでバックボーカルを担当したグラシエラ・コスセリは晩年のスピネッタ作品には欠かせない存在となっている。
「Silver Sorgo」はインヴィシブレから連綿と続くジャジーなコード感覚を駆使しながら、MTVアンプラグドで開花した苦悩とメロウな作曲の獲得(当時の恋人の存在は新たな息吹を吹き込んでいた)と、「Los Ojos」での演奏スタイルが結実したスピネッタの最高傑作として多くのファンを作った。日本のスピネッタファンの中でも一番愛されている一枚というのも納得できる名盤となった。
「Tonta Luz」はアルバムとは別のバージョンのリミックスが作られている(収録は次作のライブのボーナストラック)。インダストリアルなタンゴロックに仕上がっていてヴィデオクリップはクエイ兄弟の作品のようなゴシックなアニメーションのPVに仕上がっている。
・Luis Alberto Spinetta/Argentina Sorgo Films presenta 2002
リリース:2002年
No te busques ya en el umbral Los niños que escriben en el cielo収録
Ekathe 1 Los Ojos収録
Don’t bother me(George Harrison)カバー曲
El mar es de llanto Silver Sorgo収録
Mi sueño de hoy Spinetta y los Socios del Desierto収録
¿No ves que ya no somos chiquitos? Madre en años luz収録
Al ver, verás Téster de violencia収録
Sagrado tesoro アルバム未収録
Perdido en ti Los Ojos収録
La verdad de las grullas Silver Sorgo収録
Ana no duerme Almendra収録
Bonus:
Tonta luz (remix)
Daniel Wirzt: Batería
Javier Malosetti: Bajo
Martín García Reinoso: Guitarra
Claudio Cardone: Piano y teclados
Mono Fontana: Teclados en 6 y 7
Rafael Arcaute: Teclados
Graciela Cósceri: Coros
Pricky Pricolo: Percusión
Dante Spinetta: Guitarra en 11
Spinetta: Guitarra y voz
Grupo Invitado: Geo Ramma
アルゼンチンは90年代後半に最高益の黒字収支を迎えたが、自由経済による外貨資本の流れは99年を境に証券投資収支が赤字に転じたことで、アルゼンチンへの不安が投資家側に強まったことが、資本移動の流れを変えたことで冷え込んでいった。2001年12月に外貨不足に陥ったことでデフォルトが起こり、アルゼンチン金融危機が発生した。その結果、国内は混乱し暴動が起こり、大統領はヘリで逃亡した。スピネッタは当初12月21日にオブラスでのライブを計画していたが、騒動の影響でスケジュールを12月29日に変更した。
カナルAの放送はアルバム未収録の「Good Night(ビートルズのカバー)」と「Silver Sorgo」のプロモーションとして「El enemigo」が含まれている。ライブは3時間余りの長尺だったが、ライブアルバムも放送も抜粋版となった。
もう一曲ビートルズのカバーが収録されているが、直前の11月29日に亡くなったジョージ・ハリスンへのトリビュートとして取り上げられた。それ以前にもディミニッシュコードを使用した「La Montana」など、90年代のスピネッタ作品の幾つかは明らかにジョージ・ハリスンからの影響が伺える。ジョン・レノンの「Imagine」「Oh my love」のカバーと、「Only love can sustain」以外英詞で歌う事のなかったスピネッタのアティチュードを考えると、彼にとってビートルズがいかに大きな存在だったのかがよくわかる。
収録曲はアルメンドラの一曲を除いて、大半が80年代のスピネッタ・ハーデ以降のものに絞られており、単なる「Silver Sorgo」のプロモーションライブ・アルバムに留めない選曲がスピネッタらしい。
・Luis Alberto Spinetta/Para los árboles 2003
リリース:2003年7月23日
Sin abandono
Cisne
Halo lunar
Yo miro tu amor
A su amor, allí
Agua de la miseria
Dos murciélagos
Vidamí
Ciénaga dorada
Néctar
El lenguaje del cielo
Tu cuerpo mediodía
Luis Alberto Spinetta: Guitarra, programación y voz.
Claudio Cardone: Teclados.
Daniel Wirtz: Batería.
Graciela Cosceri: Coros.
Javier Malosetti: Bajo.
Nico Cota: Percusión.
Rafael Arcaute: Teclados.
Baltasar Comotto: Guitarra
Mono Fontana:Teclados,Electric Piano,Piano, Effects [Ambients Of The World](Cisne)
Valentino Spinetta :Keyboards, Talkbox
2000年2月から製作が始まりレコーディングは自宅スタジオ「La Diosa Salvaje」で2002年8月にレコーディングを開始したが、ショーやイベントのために途中で中断。度重なるレコーディングの末に2003年2月20日に完成。メンバーはスピネッタ、クラウディオ・カルドーネ(キーボード)、ハビエル・マロセッティ(ベース)、モノ・フォンタナ(キーボード)、ラファ・アルカウテ(キーボード)、ニコ・コタ(パーカッション)、ダニエル・ヴィルツ(ドラム)、グラシエラ・コスセリといった前作に参加したミュージシャンを再び招集し行われた。
本作は「Silver Sorgo」のメロウなサウンドの路線を踏襲しつつ、80年代から90年代に試みたドラムマシンやギターシンセ、サンプラーを使用した試行錯誤の集大成となった。バンドサウンドとエレクトロニクスのブレンドは、このアルバムの大きな特徴となっている。
遡ればスピネッタの電子楽器のプログラミングの使用の始まりは「Mondo di cromo」のデモ制作時にチャーリー・ガルシアとペドロ・アスナールから借り受けたTR-808の導入や、チャーリー・ガルシアのアルバムでギターシンセの導入からだった。スピネッタ・ハーデの「Madre en años luz」やソロ「Prive」ではリズムマシーンが多用され、「Pelusón of milk 」と「Fuego gris」ではキーボードのサンプリングが使われた。「San Cristóforo」で歪んだギターサウンドとギターシンセの融合の試み(この時点では実現しなかった)、ロス・ソシオの「Los Ojos」で再びギターシンセとキーボードのサンプリングが復活した。
本作ではそれらの技術が総動員され、冒頭の「Sin abandono」でTR-808ようなドラムマシンのサウンドが使われていたり、「A su amor, allí」では「Pelusón of milk 」で使用されていたサンプリングによるリズムパターンが組まれている。アコースティック・ギターや通常のエレクトリック・ギターの使用を除いて、録音されたギターはすべてGK-2A(ギターシンセを使うためのピックアップ)を経由して、VG-8、V-G88、GR 09といったギターシンセサイザーが使われた。
「San Cristóforo」で試みようとしていたノイジーなギターシンセサウンドはブルージーな「Yo miro tu amor」に結実したが、ロックなノリで突き進むロス・ソシオとは異なり、ラウドでありながらも全体的に冷ややかなサウンドがこの頃のスピネッタらしい曲になっている。アーバンブルースなAORの「Halo lunar」では、息子のヴァレンチノ・スピネッタによるトーキングモジュレーターを使ったキーボードとスピネッタのギターシンセの掛け合いも行われている。
スピネッタの全キャリアの中でも屈指の名曲となった「Cisne(白鳥)」では、MTVアンプラグドで垣間見せたアコースティックサウンドのその先の世界観に到達している。モノ・フォンタナによる水の音や雷など現実音のサンプリングと(フォンタナのソロアルバム「Cribas」に通じる世界観を感じさせる)、ラファ・アルカウテによるアンティシペーション(小節をまたいでシンコペーションすること)で食い気味に入るミツバチの羽音のようなノイジーなキーボードのサウンドは、メロウなスピネッタの楽曲に幽玄な雰囲気を加味し、グラシエラ・コスセリによる正確なピッチの歌声で、スピネッタと入れ替わるように彼の声を模したようなコーラスが加わることで、曲の美しさを更なる高みへと誘っている。2000年代以降のスピネッタは抑制の美学が中心となっているが、この曲はその表現の骨頂となった。
「El lenguaje del cielo」では「Silver Sorgo」でも行われたCDの音飛びを模したサンプリングが登場し、一筋縄ではいかないスピネッタのいたずら心が表現されている。
ジャケットはタイトルの「Para los árboles(木のために)」という名前から、木の形を真似た両手が写されている。
このアルバムは2003年6月30日に亡くなったマリア・ガブリエラ・エプメルに捧げられている。彼女はスピネッタ・ハーデのメンバーだったリト・エプメルの妹で、チャーリー・ガルシアのバンドのギタリストでもあった。
2003年9月19日にグランレックスにて、アルバムのライブが行われた。
当時18歳でジャーナリズムを学ぶ学生だったジュリエッタ・アイオータティが行ったインタビューによると「彼は「Para los árboles」のレコーディングを終えたところで、その日の朝はジョニ・ミッチェルやディアンジェロ(※註:おそらくVoodoo)を聴いていたと話してくれました。」とあり、R&B色が少なからず含まれるこのアルバムを作る上で彼が意識した時代性が見えてくる。
・Luis Alberto Spinetta/Camalotus 2004
リリース:2004年10月
Buenos Aires, alma de piedra
Crisantemo
Nelly, no me mientas
Aquas (Agua de la miseria remix)
Claudio Cardone: Teclados.
Daniel Wirzt: Batería.
Javier Malosetti: Bajo.
Luis Alberto Spinetta: Guitarra y voz.
Rafael Arcaute: Teclados.
「Para los árboles」のアウトテイクを集めたEPで、「Crisantemo」はドキュメンタリー「Flores de septiembre」(独裁政権下の1976年から1983年の間に、カルロス・ペレグリーニ学校で逮捕され、行方不明になった若者たちを描いた作品で公開は2010年)。
「Nelly, no me mientas」はディアンジェロを聴いていたというのも納得なR&Bナンバー。EPという形で曲数も少ないことから、あまり注目されることがないが、「Pan」への移行時期にあたる一枚となっている。
・Luis Alberto Spinetta/PAN 2006
リリース:2006年3月
Sinfín
Bolsodios
Canción de noche
Proserpina
No habrá un destino incierto
Cabecita calesita
Dale luz al instante
La flor de Santo Tomé
Atado a tu frontera
Preconición
¡Qué hermosa estás!
Espuma mística
Luis Alberto Spinetta: Guitarras y voz.
Claudio Cardone: Teclados.
Nerina Nicotra: Bajo.
Sergio Verdinelli: Batería.
Graciela Cosceri: Coros.
Guillermo Vadalá: Guitarra Acústica en Sinfín.
メロウでダークなサイケデリアな世界観が特徴的だった「Silver Sorgo」と「Para los árboles」から一転、「Pan」は冒頭の「Sifin」から温かな雰囲気で始まる。メンバーはクラウディオ・カルドーネ(キーボード)とグラシエラ・コステリ(バックボーカル)はそのままに、ドラムは前作まで参加していたダニエル・ウィルツが脳腫瘍の診断を受けたため(2008年2月1日に脳腫瘍で亡くなる)セルジオ・ヴェルディネリに交代し、ベースはネリーナ・ニコトラに変更となった。
2005年にこの布陣でライブが行われ、8月から10月にかけて自宅スタジオ「La Diosa Salvaje」でレコーディングが行われた。
それまでのメロウで幽玄な世界観から、本作ではタイトなファンクネスと陽の光を感じさせる暖かい雰囲気の曲調にシフトしている。スピネッタ・ハーデを彷彿とさせるAOR/ジャズロックのスタイルが復活しているが、ただなぞる事はせずに00年代以降の完成されたスピネッタの表現と融合している。
ギンガムチェックのテーブルクロスのようなジャケットのデザインはアレハンドロ・ロスによるもので、MTVアンプラグドや「Para los Arbolas」も手がけている(ロスの作品で恐らく一番知られているのはファナ・モリーナの「Segundo」の印象的な写真)。タイトルのPANについては以下のように語っている。
10月19日、スピネッタはコロン劇場の大ホールを埋め尽くした若い観客の前で、カルロス・カジェハが指揮するオルケスタ・アカデミーの伴奏で、それまでとは異なるコンサートを行った。キャリアを通じて作曲した過去の曲のいくつかをオーケストラをバックに歌うという、オーケストラを起用する事の少なかった彼の経歴から考えれば奇抜なライブを「オープンリハーサル」として敢行する。50人以上のミュージシャンがステージ上にいる中、ルイス・アルベルトは1時間のコンサートで13曲を歌い上げた。アイデアは自分で考えたものではなく、オルケスタ・アカデミーのディレクターからもらったものであることを明らかにし、コンサートの別の部分では、「私たちがいつも歌ってきた曲を、この素晴らしい才能を持った人たちと一緒に歌う」という大きな挑戦について語っている。ロックナシオナルとは別の、シャンソン歌手のような情念と分厚いオーケストラで奏でられるスピネッタの曲は、バンドの演奏とは違い曲そのものが持つエッセンスを引き出している。
2006年から2007年にかけて、精力的にライブは行われていた。
・Luis Alberto Spinetta/Un Mañana 2008
リリース:2008年6月26日
La mendiga
Vacío sideral
No quiere decir
Tu vuelo al fin
Hiedra al sol
Canción de amor para Olga (introducción e interludios 1 y 2 de Claudio Cardone)
Un mañana
Mi elemento
Hombre de luz (letra de Luis Santiago Spinetta)
Preso ventanilla
Despierta en la brisa
Para soñar
Luis Alberto Spinetta : guitarras y voz
Claudio Cardone : teclados
Nerina Nicotra : bajo
Sergio Verdinelli : batería
Invitados[editar]
Baltasar Comotto: solos de guitarra en "Vacío sideral" y "Despierta en la brisa".
Nicolás Ibarburu: guitarras en "Canción de amor para Olga", "Tu vuelo al fin" y "Para soñar".
Sartén Asaresi: solo de guitarra final en "Mi elemento".
Valentino Spinetta: teclados en "No quiere decir".
生前最後のアルバムとなったこのアルバムは、2006年に起きた娘の同級生数人の命を奪った悲劇的なスクールバス事故をテーマにしている。
2006年10月、チャコでの連帯活動を終えたエコス学園の生徒を乗せたバスが、トラックと正面衝突した。子どもたちを乗せたバスに衝突したトラックの運転手は、酒に酔っていました。児童9名、教師1名、ローリー車の乗員2名が亡くなり、39人が負傷しました。
前作「Pan」と同様にスピネッタ・ハーデに近いジャズロックと、「Silver Sorgo」以降のスピネッタのスタイルが程よく混ざった作品となった。メンバーは前作と同じくクラウディオ・カルドーネ(キーボード)、セルジオ・ヴェルディネリ(ドラム)、ネリーナ・ニコトラ(ベース)の四人で2007年から2008年にかけて自宅スタジオで行われた。
アルバムにはさらにダンテとヴァレンティノの息子二人もアルバムに参加している。
ゲストミュージシャンとしてインディオ・ソラーリのギタリストであるバルタサール・コモット(「Vacío sideral」「Despierta en la brisa」)、セッションギタリストでソロではスピネッタ・ハーデに近いジャズロック/フュージョンのスタイルで活動していたジョセ・ルイス”サルタン”アサレシ(「Mi elemento」本作が生前最後のレコーディング)、今年話題になったナイール・ミラブラットでも演奏していたウルグアイのニコラス・イバルブル(「Canción de amor para Olga」「Tu vuelo al fin」「Para soñar」)の三人が参加している。
インヴィシブレ時代に「Encadenado Al Ánima」で歌詞に取り上げた父ルイス・サンティアゴの言葉を「Hombre de luz」で再び取り上げている。
「Mi elemento」はアルバムの代表的なナンバーでビデオクリップも制作され、ソロ時代のジョージ・ハリスンを彷彿とさせる曲調となっている。
ペスカード・ラビオーソの「Artaud」を彷彿とさせる変形型のジャケットに描かれている絵について、「状況に悩まされている男...((疑問に思って上を向いている人)」と説明している。
https://issuu.com/spinettabootleg/docs/2001-spinetta_cuenta_silver_sorgo-d_92be8e2c72412f
https://www.lanacion.com.ar/espectaculos/luis-alberto-spinetta-nid583433/
https://www.pagina12.com.ar/53308-redescubrir-al-flaco-con-el-eterno-rito-de-los-vinilos
https://www.pagina12.com.ar/2001/01-05/01-05-30/pag29.htm
https://www.lanacion.com.ar/espectaculos/musica/musica-mas-alla-del-desierto-nid314822/
https://issuu.com/spinettabootleg/docs/2003-en_la_argentina_nos_comemos_el
https://redaccion351.com/para-agendar/album-en-vivo-para-los-arboles-el-vecindario-spinetta/
https://archivo.lacapital.com.ar/2003/09/28/escenario/noticia_39598.shtml
http://recorplay.com/rafa-arcaute-creo-en-la-idea-y-su-concepto-por-sobre-la-tecnica
https://web.archive.org/web/20170401232524/http://www.losandes.com.ar/noticia/estilo-203946
https://www.allmusic.com/album/un-mañana-mw0001339234
https://www.pagina12.com.ar/diario/suplementos/espectaculos/3-10486-2008-06-29.html
https://billboard.com.ar/10-anos-de-un-manana-nunca-me-oiste-en-tiempo/
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