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ECMを聴く Art Lande Gary Peacock Eliot Zigmund/Shif in the wind
ジャケットは連名で記されているものの、レーベルや背表紙にはゲイリー・ピーコックの名前だけ記されている。とにかくゲイリー・ピーコックのベースが全てを引率している。
昨年2017年にリリースされたアルゼンチンのカルロスアギーレのインストアルバム「カルマ」を聴いたとき、真っ先にこのアルバムを思い出した。このアギーレのアルバムはECM的な表現があり、国内配給のレーベルや、レコード店の説明書きでも良く目にした。
「シフト・イン・ザ・ウィンド」では冒頭のソー・グリーンと畳み掛ける様なアンサンブルのラスト・ファーストが特に素晴らしく出色の出来になっている。あまり取り上げられることはないアルバムだけに、この2曲だけでも隠れた名盤と言える。
このアルバムはアカ・セカ・トリオやフェデリコ・アレセイゴールの表現にも近いものがあり、この辺りを好む方は聴いて損はないと思う。
先日ECMがアルゼンチンのミュージシャンの発掘に乗り出すというアナウンスがあったので、これらの音楽とつながることを期待している。
Bass – Gary Peacock
Design – Barbara Wojirsch
Drums – Eliot Zigmund
Engineer – David Baker
Mixed By – Martin Wieland
Photography By – W. Patrick Hinely*
Photography By [Cover] – Gary Beydler
Piano – Art Lande
Producer – Manfred Eicher
Written-By – Lande* (tracks: A1, A2, B1, B2), Zigmund* (tracks: A2, B1), Peacock* (tracks: A3, A4, B1, B3)
ECM1165
1980年
https://www.discogs.com/ja/Gary-Peacock-Art-Lande-Eliot-Zigmund-Shift-In-The-Wind/release/1927122
https://itunes.apple.com/jp/album/shift-in-the-wind/265539832