今年観た映画その他 8 marr 2020年12月31日 01:19 今年観た映画でnoteで書かなかったもの一覧。書いてないものもあるので、これで全部じゃ無いけれど備忘録として。ジュリアノ・ドネルス/クレベール・メンドンサ・フィリオ「バクラウ」うーん、ちょっと期待し過ぎたのもあって、思ってたよりも捻りがなくて全体的にちんまりしてた。つまらなくは無いけど…ってところかな。全裸のおじいちゃんの所は良かった。 pic.twitter.com/NW1xawNn1g— marr (@moi_iommoi_iom) December 28, 2020 グザヴィエ・ドラン「マティアス&マキシーン」どうしてもドランは期待値が上がってしまうんだけど、ちょっと微妙だな。窓ガラスのあのシーンとか、バシッと決まるシーンもなんかハズしてる感があってアレレ?という感じ。その前に鵞鳥湖の夜観ちゃったから余計そう思っちゃうよね。 pic.twitter.com/mshR5jk4E7— marr (@moi_iommoi_iom) September 25, 2020 田中征爾「メランコリック」銭湯クライムサスペンスって所がなんとも他にはない感じ。なんか現実でも有り得そうな設定と、基本オフビートなテンポの中に起こるクライマックスへの流れが妙な緊張感を生む。童貞マウントのシーンは笑ってしまった。ラストはもうちょっと殺伐としても良かったと思う。 pic.twitter.com/u5bNpOGx6k— marr (@moi_iommoi_iom) September 19, 2020 レオス・カラックス「汚れた血」ほとんど忘れてたけど、久しぶりに観て色々思い出した。昔観た時はなんじゃそりゃ?な印象が強くてあんまり馴染めなかったんだけど、今観てもなんじゃそりゃなシーンの印象は変わらず。とはいえカッコいいシーンは痺れるなあ。やっぱりカラックスといえば衝動だよね。 pic.twitter.com/u0KvSpIPFX— marr (@moi_iommoi_iom) September 13, 2020 オリヴィア・ワイルド「ブックスマート」東村アキコ的なノリがイマイチ乗れず…。悪くないんだけど、ブレイクファストクラブを観た時のある種の据わりの悪さと同じものを感じてしまった。なんだろなー。もっとはっちゃけちゃっても良かったんじゃないって思ってしまった。 pic.twitter.com/4SDxhcYhef— marr (@moi_iommoi_iom) September 4, 2020 ツァイ・ミンリャン「青春神話」窃盗を繰り返す青年二人とつるむ女の子。それを側から見ている少年と、その家族。ジェイムス・ディーンのポスターが出てくるように、その場しのぎの無軌道な若者たちの姿に、僅かな希望を添えながらも明日の見えない生き方が描かれている。 pic.twitter.com/Vo4gUZPFqV— marr (@moi_iommoi_iom) August 29, 2020 チェン・ユーシュン「熱帯魚」ラブゴーゴーに比べてしまうと物足りなさはあるものの、ユーモラスなところや空間表現の上手さに非凡なものがある。あっけらかんとしつつも、学歴社会とそこからはみ出てしまった人々の右往左往する様は、根底にあるビターな現実も映し出してる。 pic.twitter.com/XNk1PmjIX5— marr (@moi_iommoi_iom) August 27, 2020 チェン・ユーシュン「ラブゴーゴー」人間模様も建物も空間の切り取り方が異様に上手い。表情の見せ方が素晴らしい。ラストの泣かせるくだりで、あれを持ってくるのはズルいし、それがあるからその後のラストカットがめちゃくちゃ染みる。出会いと別れの中で、みんなが一歩進む姿が愛おしい。 pic.twitter.com/b6ZKdyTqTo— marr (@moi_iommoi_iom) August 26, 2020 チャン・ゴンジェ「ひと夏のファンタジア」二部構成で前半のドキュメンタリーとフィクションが混ざったような、異文化感のコミュニケーションのぎこちなさを感じさせながら、土地の人々と触れ合う様子が良かった。後半は少しベタな表現に心がもぞもぞする。 https://t.co/NQ7cCUn6yl pic.twitter.com/MveH3rOwJe— marr (@moi_iommoi_iom) August 20, 2020 クリス・マルケル「アンドレイ・アルセニエヴィッチの一日」ラ・ジュテのマルケルが晩年のタルコフスキーを撮影してたのは知らなかった。病床の中、ロシアから出ることが出来なかった息子との再会や、サクリファイスの撮影シーンなど見所は多い。 pic.twitter.com/a4pXXVjjvA— marr (@moi_iommoi_iom) August 18, 2020 イー・ツーイェン「藍色夏恋」この終わり方最高だなー。まだ見ぬ未来に想いを馳せる。真夏の夜の台湾の景色の熱気も相まって、肌にじわりと染み込んでくる。表情が乏しい代わりに眼で語りかけるグイ・ルンメイの存在感たるや。軽やかなピアノの音色も軽さと淡さをもたらしてた。 pic.twitter.com/UYCw0IQyZA— marr (@moi_iommoi_iom) August 7, 2020 「ディックロングは何故死んだのか?」いやはや今年一番!つまらなかった一本。A24は玉石混合でダメな作品がちらほらあるけど、これはほんと中途半端。全編ネタがちゃんと仕込まれてるのに全く笑いに持っていけてない。「スイスアーミーマン」の馬鹿さはどこにいった? pic.twitter.com/c4orw4TEI8— marr (@moi_iommoi_iom) August 7, 2020 アンドレイ・タルコフスキー「僕の村は戦場だった」水、木、廃墟、光と自然がもたらす美しさの中に人間模様が絡むのは、この長編第一作から変わらず。写真的な画の洗練された描写がとにかく美しい。少年イワンの無垢な子供時代と、戦時の姿の対比が無慈悲な戦争を炙り出す。 pic.twitter.com/zI3KvzkxdS— marr (@moi_iommoi_iom) August 6, 2020 勧善懲悪な映画的分かりやすさという意味ではエンタメ要素は強いものの、いまだに続く内閣の問題を名前をすり替えながらも直接描く姿勢と、核心に迫ろうとする二人の葛藤がよく描かれてた。今観てもオンタイムな状況というのももどかしさを覚える。 pic.twitter.com/HYXHkt43nS— marr (@moi_iommoi_iom) July 29, 2020 実際にあった小作人搾取の話と、金持ちとラザロ、ラザロの復活をテーマにした内容。搾取される内側も、外の世界もそこで暮らす人々の生活は形は違えど貧しいまま。一度終わった話のその後というドラマツルギーの形は、この間のウェイヴスもそうだったけど、これからもっと増えていきそう。 pic.twitter.com/B0zXLUc1hP— marr (@moi_iommoi_iom) July 26, 2020 今泉力哉「愛がなんだ」だらだらとセックスから始まる恋愛あるある。絶妙に過去に体験してきた記憶がフラッシュバックしてきて、嫁とふたりで大笑いしてた。だれよりも成田凌が一番可愛いのがズルい。魚喃キリコ的な世界でもあるよなあ。 pic.twitter.com/gMyOT4KErD— marr (@moi_iommoi_iom) July 22, 2020 クロード・ミレール「なまいきシャルロット」シャルロット・ゲンズブールありきな映画なんだけど、今ある生活から抜け出したい願望はうまく描けている。やたらと生脚を映しながらも、子供と大人の狭間の中に生きるシャルロットが眩い。こじんまりとした映画だけど、地球儀を破るシーンは凄い。 pic.twitter.com/NXZeAR2tFE— marr (@moi_iommoi_iom) July 17, 2020 「Tokyo」公開当時、つまらない印象しか無かったんだけど、ゴンドリーとカラックスは今観てもあんまり面白くない。ポンジュノの短編はこんなに面白かったっけ?かなり作り込まれてるし、短い割に緩急ついてて見せ所が程よい。どこか10年代を先取った感じもあるなあ。 pic.twitter.com/1ABltewMj2— marr (@moi_iommoi_iom) July 16, 2020 三宅唱の呪怨観た。“「大きな事件では無いからみんな忘れていく」事件”の背景に、テレビは宮崎勤、女子高生コンクリ事件、オウム、神戸の震災などが流れる。家に関わった者だけが悲惨な事件に取り込まれるものの、過去と未来が交差していく恐怖がある。 pic.twitter.com/7rQmjlkc3c— marr (@moi_iommoi_iom) July 4, 2020 成瀬巳喜男「あに・いもうと」シンプルなストーリーなだけに、兄妹の諍いと素直に伝えられない想いがじんわりと心に染みる。タイトルから兄と妹のふたりの話かと思いきや姉が登場し、話が進むにつれて三人兄妹というのが分かってくる所も面白い。 pic.twitter.com/kAb8Njqirh— marr (@moi_iommoi_iom) June 26, 2020 増村保造「赤い天使」看護婦側から見た戦争というのは良いんだけど、性に対しての見方がどうもねぇ…。「西が勝ちました」にあるように性に振り回されているようで、死を告げる死神でもある。エロスとタナトス。けれどもそこにある滑稽さの方が気になるんだよな…。 pic.twitter.com/8M3nvZeJQh— marr (@moi_iommoi_iom) June 26, 2020 増村保造「からっ風野郎」三島の演技は学芸会みたいなんだけど、黙って佇む姿は絵になる。まあ写真映えする人だよな。映画自体は異色さばかり悪目立ちしている…んだけど不格好な様が妙に頭に残る。うーん。 pic.twitter.com/tZjnUf8x0q— marr (@moi_iommoi_iom) June 24, 2020 溝口健二「赤線地帯」店の顔とそれぞれの生活の表現が巧み。京マチ子の食べっぷりや、若尾文子の守銭奴な悪女っぷりも良かった。木暮実千代の変わりばえも地味に凄い。戦後の貧困と、売春禁止法が制定されようとする最中に生きる女性たちの右往左往する様がリアルに響く。傑作。 pic.twitter.com/YjzcvXd4TV— marr (@moi_iommoi_iom) June 23, 2020 川島雄三「女は二度生まれる」九段南にあった花街と靖国の風景、懐かしい渋谷パンテオンの内装と宇田川町の架空のセット。洲崎パラダイスや幕末太陽傳に連なる花街舞台もの。それにしてもフランキー堺の板前は似合いすぎ。架空の宇田川駅は一体どこにあったんだろう? pic.twitter.com/GzsvCLCofA— marr (@moi_iommoi_iom) June 22, 2020 増村保造「卍」ちょっと突っ込みどころが多くて白けてしまった。テーマ自体は悪くないんだけど、出てくるキャラクターのやりとりの浅ましさがどうにも鼻につく。うーむ…。 pic.twitter.com/xqke61I9qG— marr (@moi_iommoi_iom) June 21, 2020 川島雄三「しとやかな獣」コミカルでテンポの良いほぼ密室劇なんだけども、とにかくカメラワークが凄い。ポストモダン。「家族ゲーム」の源泉がまさにここにある。貧困から逃れるために会社の金を家族が嬉々として横領する様は、価値は違えど「パラサイト」と同じテーマ。傑作。 pic.twitter.com/Z1DQkkiSDJ— marr (@moi_iommoi_iom) June 21, 2020 デッド・ドント・ダイ観てきた。小ネタぶっこむねぇー。RZA演じる配達員のロゴ見たら「うわー」ってなるよね。コーヒー&シガレッツネタや、キーホルダーのアレなどなど。有名俳優陣が片っ端からゾンビになる映画って意外と無いよな。 pic.twitter.com/F9u9ZZKN1c— marr (@moi_iommoi_iom) June 19, 2020 市川崑「穴」正直観ていてちょっと疲れた。テンポは良いのだけど無理のある展開にどうも入り込めないというかなんというか。京マチ子のコロコロ変わる衣装は面白い。 pic.twitter.com/fQjLqfkpC7— marr (@moi_iommoi_iom) June 18, 2020 増村保造「清作の妻」シネスコという辺りが気合入ってるな。いやはや凄まじい内容。リンチシーンは「マレーナ」を思い出した(マレーナの方が凄いけど…)。封建的な村の人々と、戦時中の全体主義へのアンチテーゼになっていて、不自由の中での個々人の存在と自由に生きるとは何かを問う。 pic.twitter.com/feUoRiDnk8— marr (@moi_iommoi_iom) June 18, 2020 成瀬巳喜男「稲妻」映画自体が傑作なのだけど、特に高峰秀子のつっけんどんな感じがたまらん。特にぶどうを食べるシーンが印象に残る。ぽいっと。 pic.twitter.com/CE66yUOKGq— marr (@moi_iommoi_iom) June 18, 2020 増村保造「妻は告白する」夫の死が事故なのか他殺なのかが裁判で裁かれながらも、徐々に事実が明るみになっていく様が中々にスリリング。観終わった後のドーンと突きつけられる現実が重い。 pic.twitter.com/rRLLYh1g3p— marr (@moi_iommoi_iom) June 16, 2020 増村保造「最高殊勲夫人」やっとちゃんと観れた。丸の内OL演じる若尾文子の艶っぽさ。黒い十人の女と同じく、ダメ男を演じさせたらピカイチの船越英二。仕事しろよと言いたくなるほど、みんながみんな色恋沙汰を中心にしたドタバタコメディなんだけど、女性のたくましさは圧倒される。強い…。 pic.twitter.com/y9yRE77NtR— marr (@moi_iommoi_iom) June 15, 2020 スリービルボード再見。この映画が面白いのは皮肉が効いた台詞回しだよな。3人のキャラクターの無鉄砲な行動の先に心の救いが生まれていて、殺伐とした出来事のはずなのにユーモラスな雰囲気が残る。それぞれの中にある正しさとは一体なんなのかを考えさせられる。 pic.twitter.com/B0aWlAWjqY— marr (@moi_iommoi_iom) June 6, 2020 うーん、スピリチュアルな体験も含めて宗教観が強い映画は中々入り込みにくいなあ。福音派の話ではあると思うし、タクシードライバーに引っ掛けた話ではあると思うのだけど。うーむ。 pic.twitter.com/cb6OT15aQM— marr (@moi_iommoi_iom) June 3, 2020 スタイリッシュな映像と不条理なノワールかつナンセンス。炊き立ての白飯の蒸気が立ち込める。いやあ意味わかんないわー。 pic.twitter.com/040jdF5b2E— marr (@moi_iommoi_iom) June 1, 2020 流れでこれも観た。めちゃくちゃ編集が大変だったろうな。ビフォアシリーズと逆で12年間が3時間弱にシュリンクされているので感慨にふける間もないのが難点。キャラクターの成長だけでなく、実は監督の成長も刻まれてる稀有な映画。後半の賞を取った写真など見せ方は巧みだと思う。 pic.twitter.com/R4KkAZXEB6— marr (@moi_iommoi_iom) May 26, 2020 ラストのサロメを演じる所なんかそれまでの話が全部集約されていて鳥肌が立つ。いやはや凄い映画だ。 pic.twitter.com/OJSDhOHxuU— marr (@moi_iommoi_iom) May 25, 2020 体育会系なノリに辟易するかと思いきや、話が進むにつれてフランクなノリがたまらなくなる。なんだろう…なんか憎めないんだよな〜。主人公が体育会系なわりにディーヴォ、トーキングヘッズ、CSN、ニール・ヤングと文化系。恋する彼女はパティー・スミス。79〜80年アメリカのヒットパレード。 pic.twitter.com/hzAiCkfqYi— marr (@moi_iommoi_iom) May 22, 2020 森雅之演じるダメっぷりも良いけど、高峰秀子の表情がとにかく良い。ベトナムでのモダンな佇まいと、戦後内地に帰ってきた後の貧しさ、アメリカ兵の情婦、レイプした男の信仰宗教に関わった時の姿など右往左往しながらも生き抜く様がとにかくリアル。辛い内容だけど軽快さがあって凄い映画だなと。 pic.twitter.com/Mz5MPVU4CZ— marr (@moi_iommoi_iom) May 24, 2020 クローネンバーグ「ヴィデオドローム」裸のランチとセットで観るべき悪夢&バッドトリップ映画。蠢く小道具の異様さ。ヴィデオメディアを信仰宗教的に描きながら、スナッフ、SMとヴェルヴェッツに通じる世界観にウォーホールが食いついたのは当然か。まあスキャナーズと被るのは致し方ないかなと。 pic.twitter.com/zI3cinqnlQ— marr (@moi_iommoi_iom) May 23, 2020 実ははっぴいえんどよりもはちみつぱいの方が好きなんだけど、45周年のこのライブ映像を観るといかにこのバンドがツインドラムやジャムってる演奏からデッドフォロワーだったのかが垣間見れる。鈴木慶一のワンマンバンドではない事も分かる。ライブ行けば良かったな〜。 pic.twitter.com/IzHnLXT5Xf— marr (@moi_iommoi_iom) May 21, 2020 観終わった後おかえもんの例のブログ読んだらなんかふに落ちた。まあ強引だろそれとも思う箇所は多々あるけど、あの解説、大筋は間違ってないように思える。賛否あるけどこの映画のレビューはそれほど的外れでもないように思うんだけどなあ。スリービルボードのやり方が不味かったか…。 pic.twitter.com/X0XVcqHeqU— marr (@moi_iommoi_iom) May 21, 2020 ゴダールのマリア。ハル・ハートリーはこれがやりたかったのね。80年代のゴダールは全く観てなかったんだけど、思ってたよりも軽さがある。60年代のポップアートっぽさは削げ落ちて、ネオヌーベルヴァーグに繋がる雰囲気がある。出てくる女の子がみんな美人かつやたら脱ぐ。 pic.twitter.com/ocr8QOTlXQ— marr (@moi_iommoi_iom) May 21, 2020 森田芳光「のようなもの」観てたら、テーブルの上にあるのエバーハルト・ウェーバーじゃん!洗面所にはBGMがあるし、流れる音楽もブッシュオブゴースツみたいなの流れるし。引越し準備する時ハンコックとウェザーリポートしまってるし。 pic.twitter.com/WJ0fijLUTJ— marr (@moi_iommoi_iom) May 21, 2020 市原悦子の役柄がとにかく気味が悪い。「太陽を盗んだ男」の方が面白いんだけど、こっちはこっちで俳優陣に何とも言えない魅力がある。何度も観たい内容じゃないけど…。血みどろと風呂場のシーンは園子温みたいだった。 pic.twitter.com/LIAVzebOxU— marr (@moi_iommoi_iom) May 21, 2020 ソール・ライター のドキュメンタリーというよりも、作家の晩年を撮ったものとして観たほうが良いかも。ライターがはぐらかすのは分かるんだけど、もうちょっと質問内容を切り込めなかったのかなと。あとカメラがブレる場面が多すぎる。予期せず喋り出したのかもしれないけど。 pic.twitter.com/vnY1FeXWzz— marr (@moi_iommoi_iom) May 21, 2020 黒沢清「キュアー」中盤の自宅に戻って泣き崩れるシーンが肝だよなと(役所広司の演技が良い)。あのシーンがあったからこそ、両極端な想いを抱えながらも後半に至る流れが活きてくる。ラストでスパッと終わるのも含みがあって良かった。 pic.twitter.com/FnW49SXiNb— marr (@moi_iommoi_iom) May 18, 2020 ハネケのハッピーエンドを観た。ピアニストもそうだったんだけど、正直ピンとこないんだよな…。物語の裏で蠢いているものは理解出来るんだけど、どうもそれらがキャラクターの表面的な感情に結びついているかというとちょっと実感出来ない。それぞれの気味悪さは実感出来てるんだけど。 pic.twitter.com/9wq1d7MmLk— marr (@moi_iommoi_iom) May 12, 2020 小学生の頃にテレビで観た以来。オカルトものかと思ってたら、世紀末SFの要素もあったのね。オルフェをなぞったラストは不条理でインパクトがある(閉じ込められる描写は最高!)…のだけどB級感は否めないな〜。ヒッチコックの引用もちょっと安っぽい。 pic.twitter.com/hb747UmeHw— marr (@moi_iommoi_iom) May 10, 2020 見逃していたカウリスマキの希望のかなたをやっと観れた。相変わらずの唐突感が冴えるカウリスマキ節。さりげなくユーモアを入れながらもシリアの難民問題を取り入れていて、ヨーロッパ側の視点と交差する。右翼の自警団や、アレッポは亡命に値しないと下される判決などキツイ現実も描いている。 pic.twitter.com/Z5mdqKGu2O— marr (@moi_iommoi_iom) May 10, 2020 レジデンツの成り立ちが分かるものの、なんだかんだでよく分からない人達だなという印象は変わらない。映像やメディアを駆使してたという事は再度認識させられた。MTVも含め。トラッシュアップのおまけDVDどこやったっけな? pic.twitter.com/Rkt6mUOBLC— marr (@moi_iommoi_iom) May 10, 2020 中々観る機会が無かった大林宣彦のハウス。なんか感想に困る感じだけど、独特な世界観は内容盛り盛りで唯一無二な感じ。ウィキ見たらクンフー役の神保美喜が人気だったというのもよく分かる。 pic.twitter.com/03d2moPmkY— marr (@moi_iommoi_iom) May 10, 2020 アルトマン版ロンググッドバイ。いやあこれは原作ファンは怒るわ。とはいえ探偵物語やインヒアレントヴァイスの元ネタになったのがよく分かる。マーロウが住んでいる家かっこよすぎる。 pic.twitter.com/v99LoLEjdk— marr (@moi_iommoi_iom) May 10, 2020 ボスのドキュメンタリー観てたらシルヴィア様が! pic.twitter.com/50E3YDTmuH— marr (@moi_iommoi_iom) May 9, 2020 久しぶりに小津映画を。東京暮色の有馬稲子の表情は素晴らしいね。つっけんどんな感じがリアルで、原節子と対極な感じがなんとも言えない魅力がある。自暴自棄なキャラクターの中に気丈さとアンニュイさが内包されてる。 pic.twitter.com/L7uGV0jvXY— marr (@moi_iommoi_iom) May 4, 2020 幕末太陽傳観た。やっぱ芦川いづみ良いな〜。というかどのキャストも凄い。それにしてもこの映画って別のラストがあったのね。その方が良かったと思うし、そうなると分かりやすく寺山、鈴木清順に連なるんだよなあ。 pic.twitter.com/S7oAEa5EVX— marr (@moi_iommoi_iom) May 3, 2020 ジャック・ドゥミのローラ観てた。歌のシーンと遊園地のシーンは最高だね。ちょっとブリブリで馬鹿っぽいアヌーク・エーメの役柄は、なんか最後の所でしっくり来た。https://t.co/9jrhfrK10T— marr (@moi_iommoi_iom) April 30, 2020 タルコフスキーのノスタルジアを久しぶりに再見。ラストは惑星ソラリスとおんなじ内容だったんだな。詩的な映像表現という事と、次作のサクリファイスの終末観にも繋がるものであると。 pic.twitter.com/zmQECBgYpb— marr (@moi_iommoi_iom) April 17, 2020 演出は若干浮ついた感じがありつつもなかなか面白かった。程よく物足りない感じが良かったかも。「天国はまだ遠い/Heaven is still far away (2016)」https://t.co/CLE4R2NlX0— marr (@moi_iommoi_iom) March 31, 2020 ひっさしぶりにグエムルみた。これ怪獣映画の体裁取ってるけどウィルスパニック映画だったのね。すっかり忘れてた。デモや駐在米軍への皮肉もあったり、今見た方がしっくり来る内容だな。 pic.twitter.com/UODRTjCjD3— marr (@moi_iommoi_iom) February 13, 2020 A24絡みでこれも観たけど、やっぱオカルトものって基本的に全く響かない…。ヘレディタリーもそうだったけどなんだろねこの感じ。フォークロアの寄せ集めって考えるとまた違って見えなくもないんだけど。 pic.twitter.com/Yh4GBFRaQN— marr (@moi_iommoi_iom) February 10, 2020 ネトフリの新作ホース・ガール観たけどあんまり面白くなくて途中で飽きた。けど使われてる曲が気になってクレジット見たらエンジェル・オルセンやらサム・ゲンデルに混じってミレースの名前が!むむむ。 pic.twitter.com/QHST3t1k3m— marr (@moi_iommoi_iom) February 10, 2020 アンカット・ダイアモンド(オパールなのに何故ダイアモンド?)観た。アダム・サンドラー演じる主人公のダメダメさは中々のもの。あのシーンはニコラス・ローグのパフォーマンスをちょっと思い出した。 pic.twitter.com/bphb4G7iCH— marr (@moi_iommoi_iom) February 7, 2020 ひたすら不協和音が流れてて、不穏な空気が掻き立てられる。いやあ、この映画は凄いわ。傑作。下女(韓国映画1960年/日本語字幕付き) 하녀(1960)김기영 https://t.co/OsV6MGff62— marr (@moi_iommoi_iom) February 7, 2020 ロードショー以来ぶりにインヒアレント・ヴァイス観た。ジョアンナ・ニューサムこんなに出てきてたっけ?初見は期待しすぎたからか微妙な印象だったけど、見返すとユルさは程よいかも。ただ名前がバンバン出てきて誰が誰なのか分からなくなる。 pic.twitter.com/DamjteTuZW— marr (@moi_iommoi_iom) January 27, 2020 この間のポッドキャストで荏開津さんが取り上げてたクルーレス観てた。ピチピチファッション、50’s趣味(ビバヒル)、オルタナ(ベックのテープ)、スケーターカルチャー。意外だったのがレディオヘッド、スーパーグラス、ライトニングシーズなどのUK勢の音楽が流れてた。ブリットポップ全盛の時代。 pic.twitter.com/nhCyOh8zEJ— marr (@moi_iommoi_iom) January 27, 2020 愛の嵐観た。シャーロット・ランプリングは美しいけど、なんだこのひもじい話は。 pic.twitter.com/4ufMK4PapJ— marr (@moi_iommoi_iom) January 7, 2020 というわけで、U-NEXTの無料1ヶ月間で観たかったもの大体観れた。数本間に合わなかったけど、まあそれらは何処かの機会で観れるかなと。 pic.twitter.com/3OFItkbtFv— marr (@moi_iommoi_iom) May 25, 2020 pic.twitter.com/UWk98O6L2P— marr (@moi_iommoi_iom) May 25, 2020 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #映画 #映画レビュー #映画note部 8