日本ビクターの業務用VHS 3in1ダビング機BR−7040(その1)登場前夜
BR-7000、BR-7030に続き、またまたダビング機 BR-7040の紹介です。
BR-7030の記事はこちら
https://note.com/preview/n3aab638279ae?prev_access_key=eea7ffe0d7a7ced12d819abbea31a963
先日、YoutubeでBR-S747の動画を見つけました。いまはオートローダーSA-L30だけ持ってますが本体側を持っていないので動かすことができず、この動画は大変懐かしいです。
3:20あたりからカセットの入れ換えシーンがあります。まずはこちらをご覧ください。
さて、動画を見たあとで、BR-7040の紹介です。
BR-7030シリーズの大ヒットを受けて、さらに改良して投入されたのがBR-7040・BR-S747/カセットオートローダーSA-L30です。
1999/8月からオートローダー専用のカセットハウジングとカセットオートローダーSA-L30をセットで先行して開発しました(開発期間1988/8~1991/03)。
ダビングハウスではコストダウンに加え、さらなる課題としてカセットの入れ替えによるダウンタイムの短縮がありました。
当時のVHSソフトは、家庭でカセットをダビングするのと同じように等速ダビングで作られるのが基本で、2時間の映画を作るのには2時間かかるというものでした。そのため倉庫のような建物に何十台、何百台とVTRを並べ、一斉に録画をしていたのです。そしてダビングが終わると大勢のバイトのお兄ちゃんたちが何十台、何百台のVTRから録画の終わったカセットを回収し、新しいカセットを挿入していました。
ダビングに時間がかかるのは仕方がないとしても、ダビングが終わってから次のダビングを始めるまでの時間をなんとか短くできないか、というわけです。
既に松下は先行してカセットオートチェンジャーを発売していましたが、ビクターも3in1で初のカセットオートローダーを開発することになりました。
(その2 仕様 へ続く)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?