子どもを本好きにするには!〜Part2〜
「子どもに本好きになって欲しい!」
そう思っている親御さんは、多いのではないでしょうか。
それは何故か⁉︎
やはり『読書は良いこと』だと多くの人が感じているからでしょう。
Part1では、読書がどのように『良いこと』なのか、読書好きになるメリットについて詳しくご説明しました。
「なるほど」と思っていただけた方は、是非、このPart2を読んでください。
1、 子どもが本好きになるために親ができることは?
①親が本を読む
子どもは好奇心の固まりであり、赤ちゃんの頃から大人や兄姉のすることに何
でも興味を持ちます。
子どもたちは「新しいことを知りたい」「大人のすることをしてみたい」な
ど、ワクワクした気持ちで大人達の行動を見ており、同じことができると感動体
験として記憶するのですが、特に、1番身近にいる親自身が楽しんでいる姿勢は
子供の好奇心を掻き立てるそうです。
例えば、親が野球が好きであれば、子供も野球に興味を持つ傾向にあります。
読書も同じことですよね。親が読書を楽しめば子どもは本に興味持ってくれま
す。
文部科学省の調査によると、本を読むことが好きと答えた子どもの約7割の保
護者が「本を読むことが好き」と回答しています。
②読み聞かせをする
大好きなお母さん・お父さんの声で本を聞くことで、子どもは本の言葉や表現
を理解し易くなり、本に興味を持ち易くなります。
大切なのは、Part1でお話ししたアメリカの読み聞かせのように、子どもが本
に関する質問やコメントをしたり感情を表出した時には、子どもの反応に対して
積極的に応えてあげることです。
そうすることで、親子のコミュニケーションや信頼関係が深まりますし、子ど
もは読書が楽しくなります。
③本棚を置く
立派な本棚を置くことが良いわけではありません。
子どもの目線に合わせて、見えやすい場所本を置くことが大切です。
本が目に入ると、子どもは自然と手に取ってみたくなります。その子の好きな
色や絵が描いてある本を置くと興味が惹かれやすいですね。
特にリビングなど家族が集まる場所に本棚を置くと、子どもは本を身近に感じ
ることができ、安心して本を手にすることができます。
既に家にある本棚やカラーボックスなどでも十分です。
本棚を置いてみてはいかがでしょうか?
④ジャンルを問わない
年齢や性別などで「オススメの本」は、調べれば様々な本が見つかりますが、「本好きになる本」と言うのはありません。
読書習慣をつけるためには、どんなジャンルでもいいので、子どもの好きな本
を読ませてあげましょう。
マンガや図鑑など、その子が好きなら何でもでいいんです。子どもが本への興
味を失わないように、夢中になって読める本をたくさん読んでほしいと思いま
す。
⑤図書館に連れて行く
子どもが読みたい本は、できるだけ読ませてあげたいですが、際限なくお金を
使って本を買うことは難しいですよね。
そこで活用したいのが図書館です。
図書館にはたくさんの絵本や児童書が揃っているので、たくさんの本と親しむ
にはぴったりの場所です。今まで読んだことのない本にも出会えますし、気軽に
楽しむことができますよね。
本を購入して家に置くのはとてもいいことですが、多くの本に触れられる図書
館もぜひ行ってみてください。
2、子供を本嫌いにさせる、親のNG言動
ズバリ!『子どもが本好きになるために親ができることは?①〜④』の逆のことです。
親自身が本や読み聞かせに無関心なのに子どもに読書をさせようとしても、子どもは「楽しくない」「興味をそそらない」ことと認識してしまいますし、子どもが選んだ本やその感想を否定したり無理に1人で読ませようとすると、読書を苦痛に感じてしまうかもしれません。習慣付けることは困難になるでしょう。
今回は、子どもに読書好きになってもらうために親ができることは何か、その具体的な方法をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
「これはいい」「納得できる」と思えることがあったら、少しずつ実戦してみてくださいね!