若者食堂
kitchenおむすびやってます
kitchenおむすびはもともと”居場所作り”のための社会的実験場です。フリースクールを作ってみたいなと思ってやっていたところですが、実際問題としてフリースクールを運営していくことを考えるとまぁまぁ高い月謝を利用者からもらわないといけないというジレンマがあります。
ジレンマというか現実て、子ども支援とか居場所作りって進めていく上でボランティアの方に頼らないといけないということと同時にボランティアさんに頼りすぎると活動の継続性がなくなってしまうわけです。
そういうことを悶々と考えていおり、子ども向けの業態以外で運営が回るようにしてその場所に子ども・若者が来られるようにしたらいいんじゃないかと思いついて、カレー屋を始めたわけです。
もう少し掘り下げるとバイブルである「しょぼい起業」「小さい経済圏」のコンセプトなども重なって、その中でカレー屋業態が一番いいのではと思い込んでカレー屋の開店に至りました。
カレー屋は4月に開店してからコロナの影響もありなかなか人のコミュニケーションをとる場所として使うのが難しいという状況でした。9月くらいからコロナが落ち着いて次なる転換を考えながら進み始めたという感じです。
ちなみに、コロナ禍の中でも浅野くんが子ども食堂は毎月開催してくれていました。子ども食堂はテイクアウトメインで事前予約制、折り紙やクッキーのプレゼントをカレーに添えて子どもたちに送ってもらっていました。3ヶ月で10名くらいの方が来てくれたと思います。
また、同時におごりチケットという仕組みを作り、子どもにカレーをプレゼントしてもらっています。300円でカレーいっぱいを子どもに送ることができる、18歳以下の子はそのチケットを使って無料でカレーを食べることができる。という、優しい循環、つながりを作るような仕組みです。
おごりチケットは開店から多くの方に購入していただき、子ども食堂や、若者食堂の企画でも使えるようにしています。
こういう感じでほそぼそと子ども支援・居場所作りを始めてきたいのですが9月くらいに少しギアチェンジして活動を進めています。
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若者食堂は
わかものによる、わかもののための、わかものの居場所作りという感じです。こういうイベントをするときに出がちな”支援臭”をなるべく消していく方法というのを考えながら進めています。
ポイントになるのは若者によるってところじゃないでしょうか。kitchenおむすびは箱として貸し出していますが、イベント自体は若者が”個人”として実施しています。
毎回イベント内容は
・友達作り
・悩み相談
・趣味の共有
・季節のイベントなどなど
若者が自分で自分のやってみたいイベントを企画しています。イベントを企画して、SNSなどを使って告知して、当日は主催者として参加者を迎える。そうやって、興味関心や趣味の合う、気の合う仲間と時間を過ごしたり、友達を見つけて新たなつながりを作ったりしています。
もともとは不登校新聞など様々に若者支援をしているさゆちゃんや、ともちゃんが中心となってくれてムーブメントを作ってくれました。さらにN高生を中心とした学生団体なども居場所作りのためのイベントを実施してくれています。
徐々に自分のイベントを実施する人、参加する人を増やすていく上で、さらに考えていきたいのが”告知”の方法です。
一般的にはこういう活動をするときに、店や団体としてのSNSのアカウントを作って告知や普及を行なっていくと思いますが、若者食堂の取り組みでは”個人”に紐ついた告知をしていきたいと思っています。
その理由はイベントを主催してくれる人は
・自分の伝えたい想いがある
・若者食堂以外にも様々な活動している
・なによりこれからの可能性を秘めている
という点を考えると、団体や店のSNSを通して告知や情報発信をしてもらうよりも個人のSNSで自分自身を大いに発信してもらう方が圧倒的に勢いもあるし、等身大の情報発信が響くのではないかと思った次第です。
個人の思いを団体の看板で縛り付けてしまうので花育、そういう魅力的なあなたが、リアルイベントするときにぜひともうちの店を使って欲しいなというプラットフォーム作りというスタンスでやっています。
イベント主催者といえども別にノルマとかはないですし、主催者は参加費無料です。(できれば、主催者の交通費くらいは出せるようにしたいと思っています。)雰囲気としてはイベント企画して、告知して、実際に開催できたら100点、お客さん来た120点みたいな世界観です。
自分でイベントを考えて実施するというのはそれはそれで大変ですが、とてもいい経験になります。とりあえずやってみる、そうすると案外色々な人と繋がれます。そんな感じです。
そういった感じで、若者食堂の活動展開していきます。
皆さんよろしくお願いします!!
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