カメラを止めるな!
カメラを止めるな!を観てきました。
映画の前に時間があったので地産のクラフトビア二杯キメていった。二杯目の黒ビールもどきの不味さに気持ち悪い酔い方をした。
映画館に入り、全然好きじゃないホラーであろう映画を待つ。ぼくは手ブレにめっぽう弱い。プライベートライアンの最初の映像でそれが発覚した。ブレアウィッチプロジェクトにあっては予告を観てるだけで嫌悪感が否めなかったくらい。
カメラを止めるな!ってくらいだからホラーでスプラッターで、そのリアルを撮るために決死の撮影を追った恐怖と悲壮感溢れるストーリーなんだろうと勝手に想像していた。普段ならこれっぽっちも食指が動かない。駄菓子菓子!制作予算とか、ツイッターのすごい反応とかでついつい監督のインタビューまで検索してしまった。
周りの反応も『なんか話題だよねー』『あー知ってる。どーなのあれ?』って反応ばかり。口コミではかなり知れ渡ってる。まぁネタで観るかってな感じで映画館への流れ。そして上映開始…
前半長撮りのブレッブレな映像は正直嫌いで、不味い酒と相まって途中から気持ち悪くなってしまった。スプラッター系ホラーや恐怖の演技…ほんとどうでもいい。先んじて監督のインタビューを読んでたので、ワンカットで30分撮るってこういうことか…やっちまったと思った。変なこだわりを無理矢理押し付けられた感でいっぱいだった。この映画は捨てよう。時間もお金も捨てたものと思おう。とりあえずツイッターでは30分過ぎてから云々書いてあったから目をつぶって耐えよう。気持ち悪い上にお腹も痛くなってきた。
でもなんか叫んでるし、音うるさいし薄眼開けて展開確かめてまた目をつぶる。おい、アイツなんで黙ってるの?何その会話?展開すごくダレてんですけど?そのシーンなに?ホラーアルアルなの?つまらん。ヤバイ!気持ち悪くて冷や汗出てきた。うわぁツライ。早く終われよぉ〜。お?エンドロール!はぁマジ勘弁だわ。まだ続くんだ…はぁ…
と、後半の安定カメラに切り替わってから話が急展開。あー観やすいわ、助かる。ほほう、そういう事だったのね。…で?……え?………あ?…………お?ぷっふーーーーーーー!!!!!
みたいにね、とにかくめちゃくちゃ笑った。前半も色々疑問に思っていた人や、間や、展開の仕方など伏線が…全て回収されて行く感じでテンポも良く。詳しくはネタバレになるのでやめましょう。
こんなに苦しんで、マジックポイントを削られまくって精神的にやられた映画だったのに、同僚に勧めまくるアンバサダーになった自分に驚いた。
今までの邦画で1番苦手で、おそらく今までの邦画で1番面白いと思った映画でした。
手ブレマジ最悪!
カメラを止めるな!手ブレは止めろ!絶対だ!
合言葉は………『ポンッ!』
#カメラを止めるな
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