君は「ジンクピリチオン」を知っているか。
ほぼにちは!
っていう挨拶はまだ使われているのだろうか。ほぼ日ライト読者です。
(ライト読者とはたまにHPを見てる程度のやつを指す造語)
ほぼ日とは正式に言うと「ほぼ日刊イトイ新聞」。そしてその創業者である糸井重里。彼が昔作ったゲームをご紹介したい。
それはもちろんMOTHER…ではない。ゲームはゲームでもアナログゲームのほうだ。その名も「はなまる作文ゲーム」。
え?そんなの売ってたかな?ショップで見たことないよと思われた方。もちろんそうだろう。なぜなら20年以上前のゲームだから。
少し前からコロナの影響で自宅で遊べるアナログゲームが人気を集めているが、アナログゲームには戦略を楽しむゲームとコミュニケーションを楽しむゲームがある。はなまる作文ゲームは後者だ。
<はなまる作文ゲームのルールの解説>
・ランダムに言葉の書かれたカードを受け取る
・場には「は」「から」「を」など助詞として使えるカードが3種類出ている
・手札と場のカードを使って文章を作り、それが他のメンバーに認められたら枚数が得点となる
・中には文章を作るのが難しい言葉(絵入りカード)があり、それを使ってうまく文章を作れると絵入りカードは1枚で5点となる
(「ジンクピリチオン」「出張校正」「ハイドロプレーニング現象」など非常に使いづらい)
ルールは以上。もちろんルール上は得点が一番高い人が勝ちなわけだが、このゲームの真髄はそこではない。
「いかに面白い文章を作れるか」がポイントである。
「いぬ」「が」「すき」
みたいなものではもはやハナマリスト(はなまる作文ゲームにハマった人)は満足しない。少しでも多くの枚数を使用し、少しでもウケる言葉を繰り出すのだ。
認める認めないのジャッジは参加しているほかのプレイヤーにゆだねられるので、酒でも入ってたらもう大変であろうことは容易に想像できる。
(自分は酒を飲まないためそういう状態でやったことはないのだが)
■実際にあった問題作
解説)「そもそもたばこ親子ってなんだよ」「たばこ農家の親子」「きもちてお前」「ガッツリじゃないんだ、ほんのきもち右を見たんだ」みたいな謎の会話によりなぜかポイントとなったフレーズ。今見返しても意味がわからん
解説)何を!?何を知っているんだ母は!?と思うが母なら何か知ってそうだという説得力。父だとインパクトがなぜか薄かったりする。
解説)そんなじっくり見られるような現象じゃないだろというツッコミをいなし、何となくポイント化されたフレーズ。「いやどう見てもタイヤ滑って見れば見るほどだから」「どこで見てんだよ」みたいな会話が交わされた。
解説)ただのテストではない!なんとテストを受けるだけでそばがついてくる!だからそばつきテストだ!みたいな強引極まりない設定。ただこれでやると何でもよくなってきて「そば」「つき」「ラーメン」みたいな麺類重ねまくりメニューなども出てきて問題になった。
いかがであろうか。まあ今は絶版なので手に入らないのだが、こういったコミュニケーション系のカードゲームは今でも結構出ているので興味があればぜひ遊んでみていただきたい。
ワードを組み合わせて遊ぶゲームでおススメとしては「ワードを組み合わせて必殺技を創る」ものがある。その名も「我流功夫極めロード」
まあこれもまた気が向けば紹介します。つーかリンク見たらだいたいわかるが