狩人のモチベーションと、リアル度アップの弊害について。

先日、「モンスターハンターワイルズ」のベータテストがあった。あったのだが、PSNの障害が発生して、2/8（土）はまるまる接続ができなかった。原因は詳しく知らないが、このベータテストによるアクセス集中ではないか、というポストをよく見た。まあタイミング的に考えればそうなのかもしれない。

PSN障害に関しては短時間ではなかったためかなりいろんな声が渦巻いていた。もちろん大半は文句だったが、そういうのが増えるとカウンター的に「気長に待とう」「エンジニアも今必死でやっているはず」という寛大な意見も出てくる。そうすると今度はそれに対して「土日しかゲームできない身からするとどれだけ大きなことかわかってない！」みたいな意見も出てきたりして…まあ、「気持ちはわかるが落ち着け」としか言えない。

PSN障害ということは、PSでのオンラインプレイ全般に影響が出るので、モンハンベータテストができないから他のゲームをやってお茶を濁す、というのもできないわけだ。オフラインプレイならいいけど、最近はプレイ自体はオフラインでもデータ更新や共有などでオンライン接続を求めるものも多いので完全にはできなかったりもする。

そんな中、「●●の連続ログインが途切れた」というポストを見て、そうか、ゲームできないイコール「連続ログインボーナスを取りこぼす」ということにもなるのか、と驚いた。単純にゲームできないのとはまた違った影響があると言えるが、個人的には連続ログインボーナスは好きではない。めちゃくちゃ束縛されている感じがあるからだ。途切れたのを機にそこにこだわるのをやめたほうが自由になれるぞ！と思うくらいだが、まあそれが楽しくてやっている人も大勢いるということであろう。そういうのが補償対象になるのかどうかは知らないが。

ネットワーク障害は日曜日には直っていたので、一応そこからベータテストは遊んでみた。そして30分ほど遊んでから思ったのは、「買わないかもしれない」ということだ。

WiiのモンハンGに始まり、モンハン3、モンハンポータブルサード、モンハン4、モンハン4G、モンハンクロス（ダブルクロスは未プレイ）、モンハンワールド（アイスボーン含む）、モンハンライズ（サンブレイク含む）と、なかなかの期間ずっとモンハンをやっているのだが、今回のワイルズに関しては「綺麗になったなぁ」という以外の感想があまりない。武器が二つ装備できるようになった、というのは大きい変更点だと思うのだが、正直「混乱するから狩りの間は1種類でいいや」という気がしている。
それより新武器でも用意してほしかったところだ。まあ剣も斧も槍もハンマーも棍も既にあるから難しいんだろうけど。

あと己のプレイヤースキルがすでに頭打ちになっているというところも大きい。勝てるやつには勝てるし、苦手なやつは苦手なまま。何より、絵がめちゃくちゃ美麗にリアルになったことで弊害が出ている。

それは「迷いやすい」ということだ。正直方向音痴なのでこれまでもマップでは迷いやすかった。しかしこれまではある程度ゲーム的な目印がはっきりしていたのでまあどうにかやっていたのである。それが、あまりにリアルになってくると逆に迷いやすくなってしまったのだ。自分がどこを走ってるのかさっぱりわからん。騎乗動物（セクレト）に乗ってれば自動で走ってくれるのだが、降りたらもう自分がどこにいるか不明。

新モンスターも「まあ昔のアレとアレを足した感じか」という印象で、そりゃあこれだけたくさん作ってればそうなるわな、というのが素直な感想。

そして何より大きな要素は…「一緒にやる仲間がいない」ということだ。MH3の時は最大で6人くらい友達が集まったこともあったし、MHワールドやライズでも友達と３人パーティくらいが組めていたのだが、現在友人たちが誰もPS5を買っていない上にゲーミングPCもモンハン対応レベルのを使っていない。仲間内LINEでモンハンの話をしても誰も食いつかないのである。

まあ、野良でパーティプレイもしやすくなったし、多分「ソロでしかやれなくてキツイ」ということはないんだろうとは思っている。思っているのだが…野良ってほんと「うまい人と偶然組めるかどうか」に左右されるし、自分もうまくはないので足引っ張ってるとなんか申し訳なくなる。友達とやってるならそのへんは気にならないのだが。

まあそんな感じで現状は静観の構え。仮にオンラインの知り合いでやってる人がいても、気を遣うのは変わらないしな。そう考えると３０年以上ゲーム友達がいたこれまでがとても恵まれていたのだなぁ。