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偕成社が毎日新聞を批判

◉毎日新聞の風刺漫画に絵本『はらぺこあおむし』がパロディとして使用されたことについて、日本の版元である偕成社が批判しています。ただし、利用されたこと自体ではなく、あくまでもその内容が、低レベルだという批判ですが。表現の自由を尊重しつつ、バッサリ。新聞の風刺漫画とか、レベルが低いのが常ですが、こういう形で批判されるとは思っていなかったのかな?

https://www.kaiseisha.co.jp/news/28125

風刺漫画のあり方について

6月5日毎日新聞朝刊の「経世済民術」という風刺漫画のコーナーに「エリック・カールさんを偲んで はらぺこIOC 食べまくる物語」と題してはらぺこあおむしに擬したバッハ会長以下IOCメンバーの似顔絵が掲げられました。「放映権」というリンゴをむさぼっている図です。
風刺の意図は明らかで、その意見については表現の自由の点から異議を申し立てる筋合いではありませんが、多くの子どもたちに愛されている絵本『はらぺこあおむし』の出版元として強い違和感を感じざるを得ませんでした。

こちらが、問題の経世済民術の風刺漫画。

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五輪協賛企業のひとつなのに、なんですかね。厚顔無恥、と言いますか。そう言えば、朝日新聞も社説で五輪開催を批判しておきながら、協賛企業からは降りないというダブルスタンダードを嚙まして、批判されたらゴニョゴニョと言い訳していましたが。スポンサーからとっとと降りるがいいでしょう。経営が苦しい中小企業としては、スポンサー料もキツいでしょうし。

だいたい、毎日新聞も朝日新聞も五輪の放映によって儲けようという私企業、同じ穴の狢ならぬ青虫じゃないですか。何を上から目線で批判してるのか? もし左下に描かれているのが菅義偉内閣総理大臣ではなく、朝比奈豊毎日新聞社社長だったら、まだしもパロディの意味はあったと思うのですが。政治家やIOCの関係者は批判しても、自分たちは批判されないとでも思ってるのでしょうか? とんだ傲慢です。

今からでも、スポンサー辞退と、五輪に関しては毎日新聞・TBSテレビ・TBSラジオではいっさい報じないと、宣言されるが宜しかろうとしか……。

■追記■

毎日新聞が、さらに恥の上塗りをしています。バズフィードの取材に対して、こんなズレた回答を寄こしました。

毎日新聞は6月9日夕、BuzzFeed Newsの取材に対し、「掲載した風刺漫画は肥大化するIOCに対する皮肉を表現した作品です。今回のご指摘を真摯に受け止め、今後の紙面作りに生かしてまいります」と回答した。
また、質問に対し、「この風刺漫画の作者は当社の元社員で、現在は客員編集委員です」とも明らかにした。

ダメだこりゃ。老舗マスコミの傲慢と、自分自身が若い世代にどう思われているか、自覚がないようです。今後の紙面作りではなく、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とオフィシャルパートナー契約を締結した毎日新聞は、どうケジメを付けるのか、という話。あなたたちは五輪というリンゴをむさぼる虫の側なのに、何を思い上がってるンだと。

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喜多野土竜
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