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葛城ユキさん死去

◉ああ、渡辺宙明先生の訃報をnoteに書いていたら、葛城ユキさんの訃報も。昭和の時代を飾った名歌手が。『ボヘミアン』が1983年ですから、自分が中学の頃ですね。40年以上のキャリアで、ずっと歌い続け、歌うことに人生を捧げて、癌にも最後まで戦い続けて。サンケイスポーツの「天を突き抜けるハスキーボイスで魅了した名歌手は生涯現役を貫いた。」の一節が素晴らしかったので、記事はサンスポをリンクさせていただきました。

【「ボヘミアン」葛城ユキさん死去 原発性腹膜がんで闘病…3日前に死期を悟り亡くなる直前まで恩師らに感謝の電話】サンスポ

 「ボヘミアン」などのヒット曲で知られる歌手、葛城ユキ(かつらぎ・ゆき、本名・田中小夜子=たなか・さよこ)さんが27日午後2時16分、腹膜がんのため東京都内の病院で死去したことが分かった。73歳だった。昨年4月にステージ4の原発性腹膜がんが判明し、2度の手術を経て先月に復帰。今月17日に千葉県内で出演した公演が最後のステージになった。
 天を突き抜けるハスキーボイスで魅了した名歌手は生涯現役を貫いた。

ヘッダーはシングルレコードのジャケットより、

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ハスキーボイスと表現されますが、それはかすれた声ではなく。圧倒的な声量を伴った、プロでも特筆すべき声量。YouTubeでも、彼女が歌い出すと、場を持っていく。街頭でもデパートの屋上でも、どこで歌っても人の足を止める力があるタイプの、歌手の一人ですよね。どうしても『ボヘミアン』が代表曲になるのですが、元々は大友裕子さんの曲のカバー。井上大輔さん作曲の、名曲中の名曲です。部活の先輩が好きで、大学時代はよくみんなで歌ってました。

ボニー・タイラーの〝Sitting on the Edge of the Ocean〟のカバー曲『哀しみのオーシャン』や、『ハートブレイカー』とか『夢に吹かれて』など、他にも名曲が多いです。ボニー・タイラーは『ヒーロー』もカバーされていますね。ロックの女性ボーカルとしては、後進に与えた影響も大きいでしょうね。またパワフルなイメージですが、スローテンポの『心からイエスタディ』も、名曲でした。こういう繊細の歌い方ができての、パワフルさ。

『今、Heart break』とかも、スローテンポから入って、サビで力強さ爆発。You Tubeを見ると、2019年や2021年の動画が出てきて、70歳を超えてるとは思えない、圧倒的な歌唱力。本当に上手い人は、加齢でのパワーダウンが少ないんですよね。そして、表現力は増す。最後まで歌うことに拘った、まさに生涯現役。葛城ユキさんのご冥福をお祈りします。合掌

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喜多野土竜
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