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日向灘地震と原発

◉夜中の大きな地震で、大分県内では各地で停電も起きたようで、大変だったようです。地域によっては、水道管も破裂したようで。大分や宮崎には、友人や知人も多いので、心配でしたが。震源は南海トラフ地震が想定される領域内ですが、今のところは死者は出ておらず、先ずはその点は良かったな、と。怪我をされた方はいらっしゃいますので。あと、この手の地震は大きいのが連発で来るので、数カ月は要注意。火山との連動もありますから。

【鹿児島 川内原発 佐賀 玄海原発 いずれも地震の影響なし】NHKニュース

九州電力によりますと、震度4の揺れを観測した鹿児島県薩摩川内市にある川内原子力発電所は、現在1号機と2号機が稼働中ですが、この地震による影響はないということです。
また、震度1の揺れを観測した佐賀県玄海町にある玄海原子力発電所は現在4号機が稼働していますが、地震による異常は確認されず、通常運転を続けているということです。

ヘッダーのイラストはnoteのフォトギャラリーから、川内原発だそうです。

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■電源喪失は津波が原因■

で、NHKの報じ方。こういう報道をするから、未だに福島第一原発事故は地震のせいという、間違った思い込みを強化するんでしょうね。あの事故の直接の原因は地震ではなく、津波による外部電源の喪失が直接の原因。まるで地震で原発がダメージを受けたかのような報道は、100%の間違いではないけれど大衆をミスリードするということを、報道機関は自覚した報道にすべきなんですけどね。風評被害はマスコミが煽ってると自覚がほしいです。

1997年の鹿児島北西部地震で、川内原発はすぐ近くに震源があって、しかも震度5強と震度6弱の地震が1ヶ月ほどで連続できたんですが、あのときはほとんど騒ぎになっていないんですから。いわんや、大隅半島側の日向灘の地震で、震度5で何かが起きるはずもなく。もちろん安全に100%はないですよ。でも、だったら震源地は宮崎県と大分県の県境に近い日向灘なんですから、愛媛の伊方原発のほうがよほど近いです。そっちを報じろよ、と。

■風評被害のマッチポンプ■

日向灘の地震は1984年に震度4が、1987年に震度5がありましたが、後者の方は地震直後は震度6とされ、自分の人生の中でも、かなり揺れた地震だった記憶があります。それは、東京で経験した東日本大震災の震度6に匹敵するぐらい。鹿児島自体は、桜島の爆発で震度2とか3になることもある土地柄ですからね。でも、鹿児島北西部地震はそれ以上に震源に近く、5強と6弱です。原発の耐震構造の確かさが、わかります。反原発派には認め難くても。

だいたい、東日本大震災でも福島第一原発よりも震源に近かった女川原発は、問題なく事故が起きていません。ゆえに、現状では津波による電源喪失が起きそうな原発はないわけですし、原発と地震をことさら結びつけるのは、NHKになにか別の意図があるのかと疑います。報じるの自由ですが、原発は地震の揺れには強い構造になっていて、事実として鉄筋とコンクリートの塊で、震度7でもそれ自体は暴走に至るような事故には至っていませんので。

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