韓国の怪しい動き
◉ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻によって、世界各国は旗幟鮮明を求められたわけですが。保守系の尹錫悦大統領が誕生しても、日韓関係があまり変わらないでしょう。アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問して、ついでにアジア各国を訪問されているのですが。韓国人の大好きな序列で言えば、アメリカ合衆国で第3位の立場にある人物と、対面を避けた時点で、コウモリ外交をする気満々だとわかります。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、コウモリのかわいいイラストがありました。
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■慕華思想の文化■
ウクライナ侵攻は、いうてもロシア連邦軍がやったことですから、韓国も非難しましたが。千年以上も宗主国と属国の関係が骨がらみの中国に対しては、特段の配慮をしていますね。別に中国から批判されたわけでもないのに、自主的にこういう行動をしてしまう。日本の江戸幕府の倍ぐらい存続した李氏朝鮮にあって、その関係が最も心地良いのでしょうね。
そして、外交部長官(日本の外務大臣に相当)はさっそく、訪中をするわけで。元々、慕華思想といって、中国を慕う思想がある国です。客観的にはストックホルム症候群と言うか、DV夫の良いところを必死に探そうとしている被害者の妻のような関係なのですが。7世紀初頭の第二回遣隋使の頃には対中華対等外交を志向していた日本とは、1300年ぐらいのズレがあるのは、半島という地理的要因もあるのですが。
■走狗になりたがる蝙蝠?■
中国は、伝統的に戦争が弱い国ですから。アメリカと事を構えることはしないでしょう。戦争が弱いからこそ、西戎の秦と始皇帝に初の統一王朝を許し、漢王朝の高祖劉邦は匈奴との戦争に敗れて朝貢する羽目になり、鮮卑系の隋唐王朝に再統一を許し、モンゴル帝国は清王朝の出現を許したわけです。だからこそ、孫子や六韜や三略という兵法書や、謀略の本が執筆されたわけです。
六韜はマキャベリよりも完成されたマキャベリズムと評されるほど。そんな中国ですから、アメリカやその忠実な子分である日本に直接喧嘩を売るのではなく、コウモリ外交をバランサーと言い換える韓国を利用して、日米韓の三角同盟に亀裂を入れ、揺さぶりを掛けるであろうと以前のノートでも推測しましたが。韓国自身が率先して、コウモリ外交と中国の走狗になろうとしているのですから、お話になりませんね。
■徴用工訴訟の行方■
そして、武藤正敏元中間全権大使の、近くの韓国分析の記事がアップされていました。尹大統領は国民の反発という言い訳を利用して、括弧付きの「徴用工」訴訟問題に関してもズルズルと引き伸ばすでしょう。日韓基本条約によって、韓国側が責任をもって対処をすべき事案を、立法措置も取らずに日本側の譲歩を求めるでしょうね。いきなりガタ落ちした支持率を回復させるために。
日韓関係を俯瞰すると、近大中大統領時代が一番、友好的な関係だったんですよね。むしろ保守派の大統領、朴正煕大統領や全斗煥大統領、金泳三大統領、李明博大統領、朴槿恵大統領などのほうが、親日派という批判を避けるために日本に対して強気の態度を崩さず、安い拍手をもらうための暴言も多数入っています。政治家としての経験がほとんどない尹大統領がかえって日韓関係を悪化させる可能性は、十分にあるでしょう。
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