府立高校でiPad導入に保護者反発
◉金額的な負担を感じるのは解りますが、これからの時代はパソコンが使えないと、バカなマスコミの嘘や詐欺師の偽科学、いろんなモノに対応できなくなりますしね。大卒の新入社員で、スマホに依存しすぎてパソコンが使えない人間も多く、企業側のボヤキも聞きますし。高校レベルで、一通り使えるようにしてもらえるなら、こんな良いことはないのですが。親の世代が使っていないと、こういうズレが起きちゃう。
【タブレット自費購入「怒りしかない」 公立高校でなぜ保護者負担?】京都新聞
京都府立高で2022年度の入学生から6万~7万円程度するタブレット端末の自費購入が決まったことに「怒りしか感じない。新型コロナウイルスによる不況下でどこにそんなお金があるというのか」との意見が府内の保護者から京都新聞社の双方向報道「読者に応える」に寄せられた。高校でのコンピューター端末の1人1台整備は全国で進むが、自治体によって公費を使うか保護者負担にするか対応が分かれている。府立高が保護者負担になった背景や費用の内訳などを探った。
(中略)
一方、負担軽減策に関しては「例えば電子辞書を買わずに代替のソフトを端末に入れれば出費が抑えられる。3年間のトータルで学校生活にかかる経費を見直していきたい」とし、低所得世帯には無利子貸し付け制度や端末の貸し出しなどを用意するとした。
出版業界でも、パソコンが使えない=メールでの連絡ができない・検索できない・情報収集ができない・Excelが使えない・プレゼンができない・書類のデータ化ができない・DTPができない で、定年退職後に再就職ができない人と、嘱託で会社に残れる人と、パックリ分かれています。キツい言い方ですが、ここで怒る親は「女の子に学問は必要ない」と放言した、どっかのバカ県知事と同じですよ?
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■パソコンは■
パソコンといっても、ノート型パソコンとタブレット型パソコンに関していえば、自分はこれからはタブレット型だと思っています。スマートフォン世代の高校生には、インターフェイス的にも馴染みやすいでしょうし。直感的な操作性は、iPad・Android・Chromebookのタブレット型・Windowsタブレットと、一通り使っている人間としては、iPadがベストの選択だと言えます。
個人的には、高校のウチにタッチタイピング(ブラインドタッチ)を修得しておくべきだと思います。パソコン黎明期で中学の頃に一部個人がPC6001やFM8を使っていて、高校でそん授業もなく、大学でようやくPC9801でDOS/Vを囓り、社会人になって独学でパソコンを覚えた、親とほぼ同世代としてはこの状況は羨ましいぐらいです。ぜひ、基礎を身に付けて、自分でプログラムが組めるぐらいになってほしいです。
■6万8090円は高いか?■
怒ってるのはiPadの値段であって、パソコンの是非ではないという人もいるでしょう。お値段に関しては、京都府が一括購入という形なら、Appleだって良い宣伝にもなるでしょうから、アカデミック版的な割引はあるかも…です。だいたい、6万8090円って、36回分割なら1891円です。1%ローンとかも、交渉の余地ありでしょう。それなら、月々2000円弱。高いとは言えません。
それこそ、京都大学・府立大学・同志社大学・立命館大学などの有名大学と上手く提携して、学習用アプリの開発とかAppleに提案すれば、値引き交渉もやれるでしょう。良い宣伝になりますから。そっちなら別口で、府も多少は予算が出せるでしょう。大学内ベンチャーみたいな形で開発して、売って利益を出しても良い。〝京大開発の○○学習アプリ〟とか、普通に売れそう。
■パソコン必須の時代■
近年の世論調査を見ても、若い世代は情報を広く採り、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどの旧メディアに頼ってる世代とは、乖離が激しいです。京都新聞が、こういう形で批判するのは、旧メディア側の焦りでしょう。逆に言えば、タブレット型を使いこなし、科学を捻じ曲げる風説に、対抗できる知恵を付けるべきです。それに、コレからはパソコンはどんな就職でも、必須のスキルになるでしょう。
第一次産業であっても、農業・牧畜・水産・・林業……パソコンを使った業務の管理や最新情報の学び、あるいは宣伝などの情報発信に必須ですし、それは第二次産業や第三次産業でも言わずもがなです。マイナビ農業などでも、そこら辺の発信は行われていますが。たぶんコレから、新聞もテレビも不要になるでしょうけれど、パソコンの使いこなしは必修になるでしょう。自分には理解できなくても、子供の可能性を潰すのは、辞めてください。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ