松本人志氏が独自プラットフォームで復帰?
◉昨年、週刊文春による記事を受けて、芸能活動を休止していた松本人志氏。なんだかんだで1年ほど、テレビやラジオなどの表舞台から、遠ざかっていたわけですが……。どうやら、復帰は旧メディアではなく、独自のプラットフォームになる可能性が、出てきたようです。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■新プラットフォーム■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。芸能活動休止中も、X(旧Twitter)での発信は続けていた松本人志氏ですが。新聞・テレビ・ラジオ・雑誌といった旧メディアとは距離を取っていたので、ひょっとしたらYouTubeなどで復帰、みたいな新メディアであるSNSを活用する形や、お笑い芸人の原点回帰で難波グランド花月で舞台復帰とか、そういう可能性もあるかなと思っていたのですが。でもYouTubeとか、いつバンされるかわからない部分もありますから。それこそアンチ松本の方々が、大挙して押し寄せ、わずかな瑕疵をついて裁判だ公開停止だと、画策する可能性もあります。
であるならば、独自のサーバーを用意し、独自のプラットフォームを活用するのも、令和の時代にふさわしいのかもしれません。松本氏自体は、芸人仲間がネタにするぐらい、若い頃から蓄財に励んでいる人物ですし、個人でサーバーを運用したとしても、数千万ぐらい 痛くも痒くもないでしょう。もちろん、そのプラットフォーム自体は、吉本興業が用意するでしょうから。元々、吉本興業は自前の演芸場や劇場を持ち、そこにお客さんを集めて稼ぐ会社ですから。演芸場の代わりにネット上のプラットフォームというのも、新しい演芸発信のあり方ではないでしょうか?
普通の人気芸人ならば、そんなことをする必要はなく、影響力がどんどん落ちているとはいえ、まだまだテレビはメディアの王者。その影響力は圧倒的ですし、当代随一の人気者である松本人志氏が、そんなリスクを取る必要性はなかったのですが。2019年に、闇営業問題で旧メディアの露出がなくなり、YouTubeなどで活動している 宮迫博之氏ですが。129万人のチャンネル登録で、再生回数も5万から30万と、上念司氏のチャンネルと比較しても、好調のようです。YouTubeのチャンネル登録者数が10万人を超えると、月収は50〜300万円に達するとか。松本氏なら、もう一桁多く、獲得できそうですね。
■虎に翼で野に放つ?■
活動休止中も、Twitterのインプレッション数は莫大な数字を稼いでおり、やはり国内トップクラスの人気は凄まじく。でも今回の件がきっかけとなって、松本氏が独自プラットフォームでの発信に力を入れるとすれば。旧メディアにとって、これは脅威ですね。どのような形式でやるかは不明ですが。YouTubeのように、有料コンテンツと無料コンテンツを混在させて、発信する形式の可能性が高そうです。もし、松本氏が莫大なアクセスを稼ぎ。有料会員登録が万単位になれば。もう、テレビやラジオの旧メディアに頼る必要はなくなるわけで。
スポンサーがテレビ局に制作費を払い、番組制作し放映をするというテレビの枠組みの中では、テレビ局やスポンサーに圧力をかける、という手法が使えましたが。新プラットフォーム方式が成功したら、それももう無理。まさに、虎に翼をつけて野に放ったようなものです。本来ならばそんなリスクを取る必要がないくらい、旧メディアにおいては王者であった松本人志氏が、その選択をする。視聴率や発行部数が落ち目の、黄昏の旧メディアが、自分で自分の死期を早めた、喜悲劇として、後世の研究対象になるかもしれませんね。
もっとも、独自プラットフォームを立ち上げ番組を配信するというのは、なんだか新しいことをやっているように思いますが。実際は、寺の境内などに葦簀ばりの簡易な小屋をかけて、興行を打つという 江戸時代の手法と、本質は変わりません。元禄時代、名古屋の大須観音ではそういう形で、歌舞伎や竹本義太夫が、興行していました。やっていることは、お客さんから投げ銭をいただくという、芸人の原点回帰 なのも、興味深いです。インターネットというインフラができた現代だからこそ、
■新メディアの時代へ■
この1年間、松本人志氏が無為に時間を浪費していたはずもなく。表立った動きは、報道されていませんでしたが、コントのネタを作り、仲間の芸人や タレントを呼んでトークをし、それを自宅やスタジオなどでひそかに収録していたとしたら? 新プラットフォーム立ち上げと同時に、豊富なコンテンツを提供できるでしょうね。それこそトーク番組とかなら、上念司氏のようにハンディカム 1台で番組が作れますからね。エッセイ風に一人で喋ってもいいですし、芸人同士のトークでもいいですし。
例えば松本氏、寝る時は桂枝雀師匠か立川志の輔師匠の落語を聞いていると、語っておられましたが。それこそ、枝雀師匠の演目を、どのような視点で評価しているのか、お笑いとは何かを、じっくり語るのであれば、ぜひとも聞いてみたいです。これは難しいかもしれませんが、例えば島田紳助氏との演芸論を戦わせる番組なら、1時間1万円でも払いますよ。それだけの価値があるのは、確実ですから。旧メディアでは難しかった番組でも、ニッチな需要があるはずですから。
これが成功したら、マジに吉本興業の新たなマネタイズの、軸になるわけで。吉本興業の財力ならば、テレビ番組を制作している制作会社を丸ごと抱えることだって、簡単でしょうから。京都アニメーションが独自の小説レーベルを持ち、ショップを持ったように。コンテンツをクリエイトできる側が、発信や流通を握るのは、時代の必然です。元々は、その名の通り興行会社であった吉本興業が、テレビ・ラジオ的な番組制作をし、演芸場でやってることを、テレビ番組化も可能でしょうし。もちろん、ある程度のところで松本氏のテレビ復帰は、あるでしょうけれど。
■追記です■
こんな記事が出ていました。
率直な意見に思えます。まぁ、アンチはテレビに戻ってくるなと言ったのに、独自プラットフォームで配信するとなったら、復帰自体に文句を言い出していますが。動くゴールポスト、いつものことですね。たぶん、粛々と復帰するでしょう。
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