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朝日新聞記者のSEALDs記事に漂う他人事感
◉Twitterynoteなどで、他の人も指摘していますが。朝日新聞和歌山総局の滝沢貴大記者の、SEALDsについての記事。タイトルはSEALDsに批判的な内容にも見えるのですが、内容を見るとSEALDsにシンパシーを感じているように見えます。このチグハグさは、記者の意図を整理部(新聞記事の見出しを付ける部署)か編集長が捻じ曲げたのか、あるいは上司に強要されて嫌々ながらSEALDsを上げる記事を書いたのか?
【SEALDsとは何だったのか?「大半が年配の方でした…」デモ後の人生】withnews
若者の政治離れ。そう言われる近年ですが、政治と若者が脚光をあびた時期がありました。2015年、安全保障関連法案などへの反対運動の中心には若者がいました。彼らや彼女らと同年代の記者(26)は、遠くからあの盛り上がりを眺めていた一人。なぜ運動にかかわり、今は何を思うのか。渦中にいた人に話を聞きました。(朝日新聞和歌山総局記者・滝沢貴大)
26歳、現役入社なら近ごろ話題の小手川記者と同じ入社でしょうから、もともと政治にあまり関心も興味もなかった記者が、順調に先輩や環境によって、朱に交われば赤くなっているのか。自分が読んだ限りでは、本当に彼は26歳なのかと疑うような情報弱者ぶりです。それこそ、若手記者の名を借りて、ベテラン記者が書いたとしたら、まさにSEALDsと相似形なんですが。
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■明らかにされない疑惑■
この記事、SEALDsについてツッコミ不足です。彼らは若者の自発的な行動に見えて背後に、子供や若者を盾にする薄汚い大人達の存在が、当初から指摘されていました。そこが誤魔化せなくなったので、部分的に事実を認めつつ、全体としてはSEALDs擁護の文章を書いたのではないか? そんな邪推をしてしまうほどに。記事でよくある〝上げて落とす〟の逆の〝下げて持ち上げる〟の可能性。
そもそもSEALDsを、無党派層の若者の自発的な行動として、褒め称えたのは朝日新聞や毎日新聞ではないですか? その点において、なんとも他人事感が漂う記事になっています。さらにSEALDsには、以下のような批判や疑惑がありました。以下に思いつく限り、書き出してみましょう。
・主要メンバーがキリスト教系の愛真高校の出身
・愛真高校の偏差値はお世辞にも高いとは言えない
・にも関わらずAO入試を利用しての有名大学入学
・ミッション系大学での学歴ロンダリング疑惑
・ちらつく思想的に左派系に分類される教授の影
・派手な新聞広告などの資金源の不明瞭さ
・首都圏反原連との当初からの密接な関係
・しばき隊界隈との当初からの密接な関係
・大学院生リンチ事件が起きた途端しばき隊界隈を尻尾切り
・大学院進学で更なる学歴ロンダリング
・卒業後の就職難に見舞われたメンバーのその後
こんな感じですかね?
■TBS長谷川P人脈?■
首都圏反原連やしばき隊との密接な関係については、しばき隊の中心的人物である野間易通尊師と笠井潔氏との上記の共著が、とても示唆的です。帯のキャッチコピーも、さも旧来の左翼活動家たちとは無関係を装っていますが。けっきょく、滝沢貴大記者はこれらの疑問には、何ひとつ突っ込んだ質問の取材もしていません。質問したけれど答えてくれなかったのか、取材する能力に欠けたのかは分かりませんが。
そういえば昔、TBS ラジオの荻上《一夫二妻》チキ氏の番組を聞いていたら、SEALDsの中心的人物である奥田愛基氏が見学に訪れ、飛び入り参加したことを覚えています。彼は一橋大学大学院への進学を決めていましたね。あの、梁英聖クンも進学した一橋大学大学院。その頃から、これはTBSラジオ長谷川裕プロデューサーの人脈が、背後にあるのではないか……と疑いを持っていました。
■周回遅れのSNSデモ■
記事の中では、Twitter でのハッシュタグを利用したデモの件に触れられていますが。この情報もとっくに周回遅れ。鳥海不二夫東京大学准教授のデータ分析によって、この手のハッシュタグでも事態はわずか3%のアカウントが全体の半分のツイートを担当するなど、過大な水増しが行われていることがもうとっくにばれています。にもかかわらず、そのような非民主的な行動をさも民主的な行動、発露であるかのように賞賛する。
知らずに書いているのならば無知ですし、新聞記者という立場から考えると情報弱者、問題です。Twitterデモの内実を知りながら知らんぷりをしてこんな記事を書いてるとしたら、朝日新聞の滝沢貴大記者は、不誠実の誹りを逃れ得ないでしょう。またこの記事を、きちんとチェックできずに通してしまった上司もダメ。はっきり言ってしまえば、朝日新聞という組織自体がもうかなりやばいところまで来ているということでしょう。
■漂う昭和の加齢臭■
荻上チキ氏のこの番組、Session22には龍谷大学の岸信彦教授などもゲストで出演しており、彼の小説が芥川賞候補になった時は、それだけで時間を取って持ち上げていました。この岸教授、広義のしばき隊界隈内部で起きた大学院生リンチ事件において、鹿砦社のインタビューから逃げ回った御仁、という印象です。偏見かもしれませんが。しかし自分には、SEALDsとの点と線を感じてしまいます。
ミッション系大学の左派系教授のコマンダーとして、体良く利用された疑惑があるSEALDsメンバーですが。どうでもいいですが、しばき隊の後継団体であるC.R.A.C.(Counter-Racist Action Collective)とSEALDs(Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)って、同じベクトルのセンスと言うか。大阪外語大学を出た野間易通尊師や、英語に堪能な上智大学教授あたりがつけそうなネーミングですね。おっさん臭が漂いますが。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
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