国道8号が通行止め解除
◉今回の令和6年能登半島地震の被害を象徴するような、土砂崩れの画像のひとつが、国道8号の状況だったのですが……。予定よりも2週間近くも早く、通行止め解除になったようです。これこそプロの仕事ですね。国会議員がパフォーマンスや 売名のために現地入りしても、ほとんど役にも立ちませんが。現場のプロたちは粛々と、やるべきことをやっている、ということですね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、能登半島輪島市 海の見える千枚田だそうです。
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
能登半島や福井、新潟などの原子力発電所がある地域に多い、切り立った崖の波打ち際に敷設された道路であり、上部から大量の土砂が崩れ落ちて道を封鎖していたのですが。こういう地形だと、土砂を取り除けば良いというものでもなく。余震も続いていますから、さらなる土砂崩れも起きますし、下手すれば二次災害が起きかねません。そういう意味ではまず、道路の上部の崖の状況を見極めないといけませんから。
能登半島の場合は、珠洲が七輪の名産地で、この七輪は珪藻土から作られるわけですが。多くの 珪藻土はジュ ラ紀以前に積み重なった珪藻の化石です。つまり能登半島はそれだけ 、固くて古い岩盤が多い地域です。これは福井の東尋坊や、新潟の親知らず子知らずも同じ。道路の多くは崖の下の海岸沿いを走るか、崖の上の方に作るしかありませんから。これが復旧を難しくしており、自衛隊員を大量に投入しての人海戦術が取れない面も。下の図は、Wikipediaの国道8号線の図ですが。
まさに、新潟から富山・石川・福井という、まさに今回の地震の主要地を横断する、主要幹線。大動脈です。それでも、こういう危機的状況時に日本人は、突貫工事的にやり遂げてしまう部分があります。個人的には、その突貫工事主義自体に対して批判もあります。過労死とかの原因でもありますしね。ただ、それでも適切な作業環境を与えれば、並み外れた集中力を見せるのが日本人でもあります。シベリア抑留で強制労働をさせられた日本人兵たちも、しっかりとしたいい仕事をやり遂げたように。職人の国。
震源地に近い能登地方ばかりが注目されますが、富山も新潟も福井も、被害は甚大。パフォーマーたちは、そういう場所にはなかなか行きませんね、注目を浴びられないから。でも、富山が地元の立憲民主党の近藤和也議員とか、その点では素晴らしかったです。あれこそが、与野党問わず国会銀のやるべきこと。超党派とか口にするくせに、自民党や政権批判に血道を上げてるんですから、呆れます。旅行キャンセルも多いのですが。他の道路も少しずつ、復旧していくことを願います。
noteの内容が気に入った方は、サポートで投げ銭をお願いします。あるいは、上記リンクの拙著などをお買い上げくださいませ。そのお気持ちが、note執筆の励みになります。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ