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フジテレビCM見合わせと旧メディアの黄昏

◉元SMAPで元ジャニーズ事務所の中居正広氏の、女子アナ姓接待強要疑惑でついに、CM差し止めが70社を超えて。さらに、フジテレビにとっては主幹事証券も務める大和証券グループが差し止め。ある意味で、身内からも見限られたわけで。もちろん、これが一時的なものか、今後のCM契約的な見直しになるのかは、わかりませんが。風は完全に逆風なのは、間違いないでしょう。

【フジテレビCM、主幹事・大和証券も見合わせ 金融に拡大】日経新聞

大和証券グループ本社は22日、フジテレビへのCM放映を当面の間差し止めると明らかにした。同社は「大和証券グループ」として月曜9時台の連続ドラマ(月9)で広告を出していた。フジ・メディア・ホールディングス(HD)の主幹事証券も務める。CM見合わせの動きが、フジHDと取引のある金融機関にも広がってきた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2266D0S5A120C2000000/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。


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■関西テレビにも影響波及■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。問題はフジテレビだけではなく、系列局の関西テレビ(関テレ)にも飛び火したようで。この差し止め自体は、広告料はテレビ局に入る仕組みなので、金銭的なダメージは、直接的にはないのですが。我が家はもうテレビが壊れてからずっと観ていませんし、観られる環境にもないので。フジテレビを見た友人の話では、延々とACジャパンの広告が流れていて、東日本大震災直後のような様相だったとか。こうなると、次の契約更改は、かなりやばい事になりそうな。もちろん、フジテレビ自体の業績は黒字で、健全なんですが。それは、テレビ局という露出の大きな企業の、信用があってこそ。

【大多社長「30数社が提供を外す」系列局・カンテレのCMにも影響 フジテレビの中居正広問題で】スポニチ

 タレント中居正広(52)の女性トラブルを巡っての対応で物議を醸すフジテレビの準キー局、在阪局のカンテレ・大多亮社長(66)が22日、大阪市北区の同局で恒例の新年社長会見を行いCMについて「このことで30数社の方が提供を外すとかACに切り替わっている」と明かした。

 17日のフジテレビ・港社長の記者会見直後から、系列の関西テレビも企業CMがACジャパンのCMに差し替わるなど、影響を受けている。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/01/22/kiji/20250122s00041000244000c.html#goog_rewarded

日本の商家は「暖簾に傷が付く」ことを恐れてきました。暖簾とは信用。信用は、なかなか数値化しづらいのですが、とても大切な価値です。中国や韓国では、さっと儲けて売り抜けとか、企業を立ち上げて儲かったら大手に売りあとは悠々自適という考えが強いようですが。積み上げた信用による、細く長くのロングテイルの商売が、けっきょくは堅実に儲かるんですよね。その信用の価値が数値化されるのは、亀田製菓の株価●円暴落したとか、スポンサーの●%が広告を停止とか、危機的な状況なのが悲しいですが。

■テレビ局離れの契機に?■

もともと、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌の旧メディアは、長期凋落傾向が顕著で、それでもまだテレビは娯楽の王者の地位にあり、10年後は確実に厳しい新聞と違って、まだ10年ぐらいはその座は揺るぎないと思ったのですが……。場合によっては、その凋落が加速的に来るのは間違いなさそうな。かつてプロレスも、スポンサーには大手メーカーなどがついていたのですが、深夜の時間帯に移動すると、やがて釣具メーカーや線香のメーカーなどになったように。老人層向けのスポンサーが中心になりそうな。具体的に言えば、ブランド力のある大手のスポンサーが撤退し、たとえばサラ金やパチンコ屋や老人ホームなどのCMがテレビでは主流になる未来。

実は企業側は、急速に落ちる地上波の広告効果を評価しておらず、今までの付き合いや人間関係もあってなかなか切れなかった枠を、性被害の大義名分を期に地上波から手を引いてSNSや動画サービスへの出稿に切り替えるチャンスと考えている可能性。

https://x.com/motaberarenaiyo/status/1881854879498670531

今回のCMの差し替えについては、トヨタイムズを持つTOYOTAが、先陣を切ったのが象徴的ですね。TOYOTAも、不正認証問題でも経済産業省にベッタリで、さらに豊田章男氏の苦言を切り取り報道するマスコミに対して、腹に据えかねていたでしょうし。TOYOTAなど、大手のスポンサーからYouTubeやTwitterなどのSNSに、ドーンと広告費が回れば、一気に他のスポンサーも雪崩を打つかもしれませんね。噂の、ダウンタウンの独自サーバによる配信番組と併せて、2025年はテレビの凋落が決定的になるかもしれませんね。ただ、これを期に、テレビ自体が変わるかもしれません。

それこそ、スポンサーの顔を伺うのではなく、自分たちで面白い番組を作って、自前のサーバーやYouTubeに流して、そこで課金してもらったり、投げ銭をもらったり、有料公開することで、直接お金をもらう。本来の河原乞食の姿に戻るチャンスなのかもしれません。もっとも、そうなれば何もテレビ局というワンクッションを置く必要もなく。芸人やタレントは、自前で番組を作るでしょう。そうなったら、予算茶スタッフが膨大なドラマや、スポーツ中継や、アニメーションなどに、活路があるのかもしれません。そちらで、生き残る可能性があるのかもしれません。

■和製フェミニストの沈黙■

かつて、映画が生まれた時、娯楽の王様であった舞台演劇は、大打撃を受け。その映画も、テレビの出現で取り込まれて、テレビの影響下に置かれた部分も。でも、インターネットの出現で、絶対王者であったテレビも、ワンオブゼムに。実際、大阪や福岡などのホテルに宿泊すると、テレビにはもうYouTubeを見る機能が備わっていて、インターネット接続は当たり前に。この事件は、ジャニーズ事務所や吉本興業を燃やそうとした人たちにとって、あんがい予想外の延焼になったのではないなと、自分は感じています。大手芸能事務所をコントロールできる立場になって、公金チューチューに代わる食い扶持にしようとしていた疑惑。そしてN国党の浜田聡議員は、積極的に動いていますが。

中居正広さんとフジテレビの女性問題について

国会でももちろん取り上げるつもりです。

できることなら、日枝久会長を国会(参議院総務委員会)に呼びたいところです。

フジテレビに下駄を履かせてもらっている(有利な報道等)左派の議員が招聘に反対するので厳しそうですが。

#日枝久でてこい

https://x.com/satoshi_hamada/status/1880903455004651817

さらに『もとみつの言論プラットフォーム』や『観戦車』などのYouTuberに、バンバン突っ込まれていますが。著名な和製フェミニストたちが、怖ろしいぐらいダンマリの横並びなんですよね。アリバイ作り的なRPも、チラホラしかなく。ジャニーズ事務所や松本人志氏は、あれほど叩いたのに、韓流推しのフジテレビが関わった途端、分かりやすいことで。私達フェミニストをアドバイザーや社外取締役に雇えば炎上なんかしなくってよ、みたいな? なお、ちゃんと自分の言葉でこの問題に言及した、斎藤蓮舫パイセンを見直しました。あとでこっそり削除しないことを、願います。そして、ガンバレ浜田議員と、エールを送っておきますね。


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