れいわ新選組の無知無能
◉れいわ新選組の高井崇志幹事長が『日曜討論』に出演し、あまりのデタラメな発言で呆れられ、失笑苦笑罵声を浴びています。自分も呆れました。642万閲覧で4151イイネ、イイネ率0.064%ですから、大炎上。この高井崇志幹事長、元々は立憲民主党の衆議院議員で、旧立憲民主党の岡山県連代表。ラ・サール高校から東大経済学部を出て、郵政官僚。経歴は立派ですが、酷い内容です。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
■エビデンスなき言い掛かり■
この幹事長、緊急事態宣言下の2020年、セクシーキャバクラに出かけた、ワンワン高井氏ですね。特に、キャンピングカーとフェリーのくだりは、朝日新聞以下のエビデンスのなさで、これはもう公共の電波を使ったデマの流布かと、疑うレベル。リプライ ランでも膨大な量のツッコミを受けていますので、そこの情報などもつまみ食いして、全文ツッコミを。
はい、ダウト。バイデン大統領はハワイの大規模山火事の13日後、習近平主席は、黒竜江省の水害で、視察に入ったのは1ヶ月後。中学生でも検索すれば分かることもできない幹事長。そもそも、視察に入るスピードを競ってどうする。マスコミの「政府の対応が遅い」というワンパターンのテンプレに背乗りした、エビデンスなき言いがかりです。
■現地に行ってどうする?■
無能な方の菅元総理が福島第一原発事故で現地視察しましたが、現場から迷惑だったと言われているように、人気取りのパフォーマンスに過ぎません。山本太郎代表のパフォーマンスも批判されてるので、嘘までついて擁護?
6党の中にも入れない泡沫政党の党首が、現地に行っても何の希望が与えられるのか? 行政的な約束もできない人間が、行って何になる。こういう状態の被災者に話を聞けば、「希望がある」なんて言うはずないでしょ。
■嘘の希望はかえって問題■
嘘の希望やビジョンを出して、それが実現できないことの方が、かえって不誠実ですし、精神的なダメージを与えます。岸田総理とか、安請け合いはできない、責任ある立場です。それでも、必ず生まれ育った場所に帰れるから、今は避難してと出しています。
マスコミや野党議員、新聞記者にタレントなど、あまりにデタラメな発信を繰り返すために、腹に据えかねてどんどん正確な情報を発信するようになっています。高井崇志れいわ新選組幹事長の、2倍以上のいいねを集めています。民意は何処にあるか?
■情報弱者向け党利党略?■
ここからが、エビデンスもクソもない妄言です。これに拍手喝采する情報弱者だけを取り込めれば良いという、党利党略なのかもしれませんが。有権者をあまりにも馬鹿にしていませんか?
机上の空論。パラシュートや空挺団について、ろくな知識もないくせに、物資をパラシュート投下しろとか空挺団が荷物を抱えて投下しろとか、寝言を言う望月衣塑子記者並みの無知。パラシュートって、ふんわり着地なんかしません。10メートルの高さから飛び降りるのと同じ速度。だから訓練した空挺団員でも着地の際に怪我をすることが多いとか。
空挺団員が荷物を持って道路が分断された地域に着地しても、道路が復旧するまでの食事や糞尿の処理はどうするつもりなんでしょうかね? そういう基本的なところが全く理解できない考えなしが、れいわ新選組に代表される野党議員と野党支持者たちが、多すぎます。
■フェリー利用のデタラメ■
はい、またデタラメ。全国各地のフェリーで、宿泊施設を持っているタイプなんて稀です。鹿児島だと、錦江湾で運行する桜島フェリーや垂水フェリーなどは、大型のカーフェリーですが、数十分で対岸に到着するタイプ。宿泊施設なんてあるはずもなく。熊本や長崎 などにもフェリーがありますが、事情は同じ。瀬戸内海などもそうでしょう。池戸氏の指摘が正鵠です。
よしんば、そうやって宿泊施設のあるフェリーを能登半島に集めたとして、その間の駆り出された地域の人と物の流れは止まってしまいます。さらに能登半島に移動する時間や、能登半島から戻る時間などのタイムロスを考えれば、まったくの無駄。どこの港に接岸させて、どこに停泊させるつもりでしょうか? まさに、机上の空論以外の何物でもありません。
そんな事をやるぐらいなら、ホテルや民宿の利用、仮避難所の設営など、ノウハウのある自衛隊と災害対策チームに任せる方が、効率的でしょうに。ナントカの思考は休憩しているのに類似しているとは、よく言ったものです。
■キャンピングカーの無知■
これもデタラメです。全国にキャンピングカーは14.5万台ちょっとしかありません。個人の所有物を国が強制的に召し上げるのは、戦時徴用と同じなんですが。法的な改正もせず、そんな戦前回帰を非常時だからと簡単に許してしまうと、自由民主党の悪辣な政治家が悪用するんじゃないんですか? 少なくともこんな緊急時ではなく、平時から議論し、悪用を防ぐ方法論を検討しないとだめでしょう。
上でも書いたように、人間は寝るところだけあっても生活はできません。キャンピングカーがあっても、そこで出る糞尿をどう処理するのか、という意識が全くないわけです。自衛隊員を1万人投入すれば、1日3万食の食事が必要で、1万人分の糞尿も出る。重労働をすれば大汗もかき、下着も汚れる。風呂にも入らず洗濯もせず、1週間以上の作業は無理でしょうに。
現在、避難所生活者が1万5000人ほどですから、20万台のキャンピングカーとか2000台のフェリーとか、そもそもどこから出た数字なんでしょうかね? このワンワン幹事長、そういう部分の数字を出す 専門家である、官僚はずなんですけどね……。インパール作戦で評判が最悪の牟田口連合中将だって、もうちょっと兵站というものを、考えていましたよ?
■これが本音で本性かな?■
令和6年能登半島地震と大阪万博が、いったい何の関係があるのでしょうか? 復興予算は予備費で1兆円以上の金が使えますし、足りない分は国債でも賄えますし、最悪インフレターゲットを考慮しつつ、日本銀行券を刷ればいい話です。一皮剥けば維新の会と同じ、緊縮脳なんですね、れいわ新選組は。同じ都市型政党として、維新の会の票を削りたいのが、本音ですか?
そして、唐突な辺野古埋め立て中止。まぁ、元々が立憲民主党の政治家ですから、本性をあらわしたな、と。
■大西瀧治郎中将の再来か■
バカと上司は思いつきで物を言い、大馬鹿がそれを実行してしまう。戦中の敵性語追放運動も、民間から始まったわけですが。素人考えることは、そういう浅薄なものにしかならないわけです。アメリカなどは逆に、文化人類学者まで動員して、日本の文化や伝統的な思考まで徹底的に探ったわけです。そうして、ルース・ベネディクトの古典的名著『菊と刀』が生まれ。
結果、陸軍記念日とかに、総攻撃をかけてくる確率が高いとか、見抜かれてしまったわけです。これ、松任谷由実『アニバーサリー』や俵万智『サラダ記念日』と通底する部分です。れいわ新選組の正体は、「われわれが特攻で2000万人の命を犠牲にする覚悟を決めるならば、勝利はわれわれのものとなるはずです」と主張した大西瀧治郎中将と、本質は同じでしょう。
こんな政党を支持するのは、極端な意見を持つ、極少数者でしょうけれど。1億2500万人弱の人口がいれば、そういう人間の指示を得れば 国会議員を送り込めてしまうんですよね。それは民主主義のバグと呼ばれるものであり、福島瑞穂社民党党首や大椿裕子副党首が、国会議員でいられる理由でもあるのですが。どうやってもゼロはできませんが、どこまで減らせるかが民度の証明。自分にはこうやって突っ込むぐらいしかできませんが……。
noteの内容が気に入った方は、サポートで投げ銭をお願いします。あるいは、拙著をお買い上げくださいませ。執筆の励みになります。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ