〝猫の宿命〟腎臓結石の治療に光明?
◉自分の友人の猫飼ってる人間も、最後は腎臓の病気で……という話はよく聞きますし。漫画家さんも、猫を飼っている人が多いですが、Twitter などでの訃報も多くが、腎臓をやられてという話が流れてきますね。それぐらい猫にとって、腎臓というのは致命傷になりやすい臓器のようですが。哺乳類の血液中に含まれるタンパク質を利用して、腎臓結石の成長を抑制し、体外に排出する働きを促すことが、確認されたようです。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、たそがれどきの猫の写真ですね。猫は最高の芸術である by レオナルド・ダ・ヴィンチ。
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■どんな仕組み?■
記事に出てくるAIMとは、Apoptosis inhibitor of macrophageの略です。Deeplで翻訳してみると「マクロファージのアポトーシス阻害剤」となりました。何のことやらさっぱりわかりませんね。ハイパーメディアクリエイターみたいなもの? マクロファージとは白血球の一種で、アメーバのように形がぐにゃぐにゃ変わるやつですね。体の死んだ細胞とか、細菌とかを食べて、体内の健康を保つ掃除屋みたいな細胞ですね。
アポトーシスとは、細胞によるプログラムされた自殺、なんて説明されるようですが。要するに、腫瘍の細胞が、自分から勝手に死んでしまうことによって、癌にならないようにするような作用のことですね。腫瘍と言っても、アテローマのような良性腫瘍もあれば、命に関わる悪性腫瘍など、いろいろありますからね。医学に関してはたいした知識はありませんが、なんとなくのイメージは浮かびますね。
■腎臓は肝腎な臓器■
つまり、生物が本来持っている体調を整えるための仕組みを、うまく利用することで病気の予防や治療になる、ということですね。腎臓というのは、人間の血液の中から老廃物や尿素などを濾しとって、膀胱に送り込みます。ここの機能が低調になると、腎不全からの尿毒症になってしまうんですよね。猫の死因で多いのもこれだったりします。猫のおしっこは臭いとよく言われますが、それだけ濃縮されているのでしょう。
肉食動物は、尿酸値が上がりますし。人間が患う痛風も、体外に排出されずに蓄積された尿酸による、痛みだったりしますからね。どうやら猫も痛風になるらしくて、それだけ腎臓の機能というのは大事なのでしょうね。犬や猫というのは水を飲むのがあまりうまくないと言うか、舌で水をペロペロやって飲む形ですから。こまめに水分を補給し、腎臓の調子を整えるとか、人間でも難しいですから。
この研究が順調に進んで、人間とペットの両方に益しますようにm(_ _)m