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日本三大水城とは!?

◉お城というと、山城・平山城・平城・水城に分類されますが。香川の高松城には行ったことがありますが、海のすぐ近くで、水路が城の堀とつながっていて、とても興味深かったです。天守は石垣のみですが、海に面した櫓は残っていて、これがかなり立派でしたし。戦の防御のためにあった城が、水城になるのは、平和な時代の海運とか商業のためがメインですからね。日本のお城は素晴らしいものが多いですが、水城にはまた独特の風情を感じますね。

【日本三大水城とは!?】ニッポン旅マガジン

海を天然の要害として掘りに取り入れ、物資の輸送に舟運を利用したのが水城。水軍や藩主を乗せた御座船も活用できる利点がありました。日本三大水城に数えられるのは、高松城(香川県高松市)、今治城(愛媛県今治市)、中津城(大分県中津市)の3城です。

https://tabi-mag.jp/watercastle-big3/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、高松城です。

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高松城と今治城は四国のお城ですが、九州の中津城がありますね。瀬戸内海の要衝である、今治と高松というのは、理由がわかりますね。香川県民や徳島県民は、商売上手なんだそうです。で、大分の中津城ですが。大分県というのは、九州の近江商人的なポジションです。福岡という大商業圏の周辺地域ですが、そういう地域の方が商業は発達するようで。関西も、近江・松坂・伊勢などの商人が、京都や大阪の商業を握っていますから。大分の商人もかなりの商売上手で、「大分県民の歩いた後には草も生えん」と九州の周辺では言ったりします。大分県民は嫌な顔をしますが。

でも、鹿児島県の味噌や醤油は、大分のフジジンやフンドーキンと言ったメーカーが、シェアを占めています。海運を生かした、商業が盛んなんですね。北回り船とか、江戸時代から商業が発達していますから。面白いのは、妹尾という名字。実はコレ、四国に多い苗字なんですが、何故か鹿児島にも多く。小学校時代の先生にもいらっしゃいましたが。そう、商売で四国とさつまを往復している内に、定着してしまったようです。なので、四国に近い大隅半島に多いんですよね。今治と中津が水城で有名なのは、そういう貿易の視点で見ると、いろいろと面白いですね。

水城という点では、実は江戸城も昔はもっと海に近く、海から江戸城のお堀まで、船で行けたんだそうです。なにしろ向島とか佃島とかは、島だったわけですしね。いまはもう、埋め立てで皇居は海から遠くなっていますが。そういう意味では、日本最大にして最も完成度が高い水城は、江戸城と言えないこともないかなと。そういうイメージはあんまりないですが。江戸自体が埋立地ですから、実は水運が発達して掘割が多かったんですっよね。今は、首都高とかで見えづらくなっていますけれどね。商売と水城は密接と。

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喜多野土竜
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