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旧統一教会に解散命令請求
◉これは、信教の自由に対する重大な挑戦であり、危険な請求です。行政機関が法令違反を根拠に、解散請求するのはオウム真理教などに続き3例目。もちろん最高裁まで争えば、憲法違反で棄却される可能性が高いでしょう。そういう意味では、政府と自民党による、予定調和とも言えます。こうやって、旧統一教会と縁を切る姿勢を示すことで、野党やマスコミからの追求をかわせますし、最高裁で棄却されても無問題、もし認められて旧統一教会が法人格を失っても、オウム真理教の後継組織のように、団体は維持されるでしょうし。
【“統一教会”解散命令請求、正式決定 「宗教団体の目的を著しく逸脱した行為」に該当】日テレニュース
政府は、いわゆる“統一教会”への解散命令を東京地裁に請求することを正式に決定しました。13日にも請求するとしています。文部科学省前から中継です。
いわゆる“統一教会”をめぐる問題で、盛山文科相は教団への解散命令請求を正式に決めたことを明らかにし、準備ができ次第、13日にも東京地裁に請求すると発表し、その理由を説明しました。
盛山文科相「多くの方々に多額の損害を被らせ、親族を含む多くの方々の生活の平穏を害する行為を行いました」
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、
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■信教の自由の問題■
自分などは、昨年の安倍晋三元総理の暗殺事件で壺壺と騒ぐ前から、安倍晋三元総理と旧統一教会との関係は、批判してきましたしね。検索で引っかかったやつだと、2019年3月のものがありますが、昔からです。だいたい、うちは鹿児島に多い浄土真宗(一向宗)ですので、壺壺とレッテル貼ってくる連中は、アホかとしか。個人的には、霊感商法や日本に対する憎悪を含む教え、教祖が北朝鮮への電撃訪問で親北派に掌返しした点からも、評価していませんからね。でも、それと信教の自由は別の話。戦前の大本教弾圧も含め、政治の宗教の介入は慎重であるべきです。
いい加減、こいつはネット右翼だからこの点についてもこう考えてるに違いないと、類推で噛みつかれてもなぁ……。
— 喜多野土竜 ⋈ (@mogura2001) March 14, 2019
安倍政権についても、親学や江戸しぐさやEM菌を信奉する取り巻きのトンデモや統一教会人脈も含め、是々非々で批判してるし、戦前の日本についてもかなりチクチク書いてるつもりだが。
ちなみに有田芳生氏に関しても、旧統一教会批判は評価してた旨、2017年には言及していますしね。それ以前からフォローしていますし、有田なんかフォローするなと言ってきた人間とバトって、ブロックもしています。
統一教会批判は評価していたんだけれど、今となっては何か裏があったんではないかと思える程度には、言動が支離滅裂。
— 喜多野土竜 ⋈ (@mogura2001) July 14, 2017
うヲチのためにフォローしてるけれど、その内ブロックされるだろうか?
個々の議員はともかく、自民党としては拉致被害者の情報源としての価値はあったので、教祖の手の平返し以降も関係を持っていたでしょうけれども。もう、信者数は実数で3万人を切るレベルで、メリットよりもデメリットが多いので、岸田総理主導で絶縁関係に持っていきたいでしょうね。自民党と言っても国粋主義者から中道左派まで、幅広いですから。諸手を挙げて一枚岩で旧統一教会とベッタリだったかといえば、そんなこともなく。共産党ですら、グラデーションがあって党員が除名されるんですから。無理な陰謀論ではなく、真っ当な批判が大事です。
■憲法改正が必要?■
旧統一教会自体の、カネにまつわる汚さは有名でしたし。でも、違法な献金をどうやって取り戻して、被害者に返還するかの問題はありますから。財産を差し押さえて補償とか簡単にいますが、現実には法的な縛りをしっかりしておかないと、それこそ乱用されるわけですから。でも、そうなると憲法にも抵触しそう。黒坂真教授の、コチラの指摘も重要ですね。
統一協会の被害者に補償をするため、政府が同団体の財産を保全するなら特別法が必要です。政府による財産保全により、宗教団体の布教活動に経済面から制限がなされるのですから信教の自由への制限。改憲が必要。統一協会は宗教団体ではないというなら、宗教とは何かを定義する特別法が必要。改憲必要。 https://t.co/9glQ55nCoG
— 黒坂真 (@rokuKUROSAKA) October 13, 2023
統一協会の被害者に補償をするため、政府が同団体の財産を保全するなら特別法が必要です。政府による財産保全により、宗教団体の布教活動に経済面から制限がなされるのですから信教の自由への制限。改憲が必要。統一協会は宗教団体ではないというなら、宗教とは何かを定義する特別法が必要。改憲必要。
憲法改正。護憲派というか、日本国憲法を金科玉条のごとく讃え、不磨の大典のごとく一言一句改正は許さんという人には、痛いですね。憲法改正の既成事実を作ってしまったファースト・ペンギンには、絶対になりたくない人たちですから。そもそも、旧統一教会の動き自体が、抑制的というか、思ったより静かなので。もう、すでに手を打って先に動いていて、財産の保全とか準備している可能性もありそうな。弁護士も含め、有能な人間が付いているでしょうし。そもそも、霊感商法の被害のピークは、ずっと前ですから。
80年代から90年代前半がピークで、95年以降は被害金額も相談件数も激減で、安倍晋三内閣で特に増えたとか、優遇されていたなんて事実はないですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1697189088066-smv3h5i0hi.png?width=1200)
統一教会の前には、日本会議を日本を裏から操る巨大な影の組織のように言ってた人たちが、統一教会に乗り換えただけで。
■他の宗教に飛び火■
個人的には、宗教団体による搾取という部分で、議論が深まればいいと思います。ただ、宗教団体と営利目的団体の違いは、境界線が曖昧ですからね。反射組織が、右翼思想団体を兼ねるようなもので。カール・マルクスの共産主義思想も、ユダヤ・キリスト教の千年王国思想を焼き直したという点で、まがおうこと無き宗教団体なんですね。ご本人たちは、思想だと思っているでしょうけれども。赤旗の配達員とか、搾取の構造じゃないんですかね? 理屈と膏薬は、どこにでも付きますけれども。
孔子の政治思想をまとめた儒学も、儒教とも呼ばれ。学問であり宗教でもあります。これはゴータマ・シッダールタの教えも、原初はある種の哲学だったんですが、今はブッダとして個人を崇拝する宗教の側面が強いです。思想と宗教の境界線は、曖昧です。マルクス教祖の共産主義教というべき状況なのは、民主集中制という独裁を敷いていることからも、ローマ教皇と本質は代わりません。信仰の自由を、憲法や行政や司法──つまり国家が守る以上は、国家の枠組みに従わないと。そうでなければ、不受不施派のように国家の保護も協力も否定すべきなんですよね。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
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