多用途支援艦ひうち型が活躍
◉多用途支援艦ひうち型に関しては、ほとんど知らなかったのですが。基準排水量980トンで全長65メートルと小型な分、小回りがきき、こういう災害支援では、使い勝手が良いようですね。多用途支援艦と呼ばれる補助艦ですから、タグボートのように大型艦を曳航したりするイメージなんですが、搭載火器として機関銃を積載してはいますが、武装は皆無。物資の輸送がメインで、大型のクレーンを備えて荷物を揚陸できるようで。こういう艦艇こそが、縁の下の力持ちなんですねぇ……。
ヘッダーはWikipediaのフォトギャラリーより、多用途支援艦ひうちの写真です。
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確かにおおすみ型輸送艦は巨大で、物資もたっぷり運べますし、病院船の機能さえあります。ウェルドックも備え、港が隆起して使えないような場所でも、大型のエアクッション揚陸艇(要するにホバークラフト)を2艇備えていて、今回も大活躍ですが。大きい分、準備や出発に時間がかかり、スピード感はないですよね。ウェルドックを備えていると、速度も22ノットぐらいで、30ノットのいずも型に大きく劣りますし。でも、こういう小型の艦が先鋒隊として動くと、効率が良いですね。
もっとも、多用途支援艦ひうち型は15ノットと、スピードは遅いんですが。栄光もできるぐらいパワフルな分、速度は遅いのでしょうね。ただ災害救助も考えて、高速で小回りがきく、多用途支援艦が今後は必要なんでしょうね。一番艦のひうちはウィキペディアを見ると、進水が2001年9月4日で、就役が2002年3月27日とのこと。たぶん、次世代の多用途支援艦の策定とか、すでに進んでいるでしょう。日本の自衛隊は予算がないので、オールラウンダーの多用途支援艦が求められるので。
日本の大手左派マスコミ──朝日毎日東京──は軍事音痴が基本なので、こういう記事を書いてくれません。こういう部分を丁寧に報じるウェブメディアや個人の軍事評論家に、幕の内弁当的なマスコミは、もうその役目を終えつつあるのです。生き残るには、ニューヨーク・タイムズなどアメリカのマスコミがそうであるように、深く丁寧な取材で、有用な情報を読者に提供するしかないのですが。週刊文春や日刊ゲンダイを読むのが取材のエース記者がいるようでは、崩壊は10年以内かと。
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