化石賞の滑稽
◉日本の大手マスコミがやたらと、『化石賞』なる不名誉な賞を、大きく報道しています。でもこの化石賞、欧米ではほとんど報じられていません。この賞を出しているNGO気候行動ネットワーク(Climate Action Network:略称CAN)自体が、マイナーな団体ですし、さらに出し方が恣意的だからです。日本の左派マスコミは、その事がわかっていながら、大きく取り上げ、まるで日本が世界中から批判されているかのように、騒ぐわけです。完全なマッチポンプです。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
■朝日新聞の偏向■
現実問題として、日本はかなり二酸化炭素の排出を減らすため、努力しています。なのに、朝日新聞サイエンスニュースのアカウントが、X(旧Twitter)ではこんな感じで、報道しています。かつては、同じビル内にある子会社の朝日新聞出版で、科学朝日を出していた新聞社が、ここまで非科学的なことをまともに批判もできず、垂れ流す。子宮頸がんワクチンやALPS処理済み水を汚染水と呼ぶなど、もう科学的な事実やエビデンスよりも、政府批判・自民党批判が目的化した、活動家新聞社と化しています。
で、このNGO、実は政治的にも変更しています。
はい、解散解散。なんのことはない、政治性丸出しの活動家が、隠れ蓑としてNGOを名乗ってるだけですね。環境テロリストのシーシェパードや、宅配便鯨肉窃盗事件を起こして有罪判決を食らったグリーンピース・ジャパンと、同じ穴の狢です。
■報道の中立性を■
でも、通信社である時事通信社のほうが、もうちょっと俯瞰的な目で報道しています。大手マスコミは、共同通信社や時事通信社を見下しています。ベタ記事を作る二流の下請けマスコミだと思っているので。でも、時事通信社のほうがよほど、問題の本質に踏み込んだ〝報道〟をしています。本来は、批判すべきは中国・アメリカ・インド・ロシアなどであって、火力発電でもコンパウンド・サイクルなど技術開発にも尽力している日本は、むしろ表彰されるべき存在です。
……なにが「中国国内でのNGO弾圧につながる可能性もあり、あまり刺激したくないのでは」ですか。日本なら刺激してもいいという、腐った本音を吐露して、恥を知れといいたいです。
視覚的にわかりやすいグラフも、転載しておきます
こちらの記事も、いろいろと数値が見えて興味深いです。特にこの温暖化ガスの総排出量を可視化したグラフは、秀逸です。人口も経済も日本の半分以下なのに、韓国は大きくないですかね? インドや東南アジア各国とか、これから増えること確実です。そこに対するケアもなく、日本を批判していればいいとか、思考停止です。むしろ、害悪。政治性丸出しのNGO偽装活動家のエスノセントリズムを、嬉々として報じる差はマスコミが、若者に支持されないのは当然では?
■中立的な視点で■
こちらのnote、【私はなぜ化石賞に関する報道に、毎年飽きずにコメントするのか】が、非常にわかりやすく、ニュートラルでした。全文を読まれることを、オススメします。
個人的には、世界平均の日照量以下の日本は、四方を海に囲まれた島国で、八雲立つ高温多湿のモンスーン気候。太陽光発電のような再生可能エネルギーには向かない環境です。沖縄から北海道の南部まで、台風に見舞われる環境で風力発電も不安定。地熱発電は期待できるのですが、これも調べるとコスト的に案外割に合わない。そもそも、再生可能エネルギー自体に、過剰な期待をするほうが無理です。劇的に変わるのは無理で、漸進的に変わっていく必要があり、それを支えるのは科学技術です。
朝日新聞の駄記事より、個人の発信のほうが、広く・深く・中立的。この現実に、マスコミは真摯に受け止めるべきでしょう。エビデンスを攻撃してる場合じゃないです。
■石炭火力の現在■
非科学的なNGOには、一方的に悪者扱いされる石炭火力発電ですが、日々技術的な研究と革新が続いています。石炭自体は、世界中で産出しており、意外と多くの国で採れます。またその確認埋蔵量も多いです。なにしろ、日本でさえかつては、産業を支えるぐらいに採れたのですから。今は採算に合わなくなったので、採掘していないだけで。であるならば、石炭加療発電所の技術革新が大事であって、石炭を使うな・おまえらの経済発展なんか知らん、なんて話にはならないわけで。
活動家や運動家のスローガンは、ただやめろと言うだけで代案がないんですよね。荻上チキ氏と同じ。そんなものに振り回されていても仕方がないです。科学は確かに、問題点もあります。でもその問題点を克服するのもまた、科学しか無いのです。つい200年ほど前、日本人の歯は虫歯だらけで、それで死ぬ人間もいたわけです。盲腸で人が死んだ時代。それが、ここまで平均寿命が伸びたのは、医学の発展のおかげ。でも、長寿は認知症や寝たきりの問題も、引き起こします。だからといって、平均寿命が50歳行かない時代に、戻れません。
政治や社会や文明を批判して、自分は愚民とは違うと悦に入ってるのが、活動家や運動家の正体。相手にする暇はないです。
気に入った方は、サポートで投げ銭をお願いします。あるいは、拙著をお買い上げくださいませ。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ