ナスカの地上絵168点を新発見
◉ナスカの地上絵。自分がガキの頃は、学研ムーなどのオカルト雑誌の定番でしたが。はるか上空から見ないとわからない、巨大な一筆書き柄の絵。でもこれ、宇宙人が描いたものではなく。当時の人達というのは、自分たちよりもはるかに高い観察眼と、身体感覚を持っていましたし。大体あの地上絵って一筆書きで、実はそんなに難しい家ではないんですよね。漫画家やアニメーターで一流の人なら、普通にかけます。それよりも天文学的な知識の方がすごいです。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ナスカの地上絵で有名なハチドリのイラスト……ではなく、コンドルとされているやつですね。
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地上絵は、実はほとんどが直線なんですよね。あるいは幾何学的というか。有名なハチドリが96メートル、クモが46メートル、サルが55メートル、クジラが65メートルと、やはり巨大です。ヘッダーに使ったコンドルが135メートル、イグアナが180メートルもあります。動物の絵で最大のものはペリカンかサギかフラミンゴを描いたと推測される、285メートルの鳥類の絵だそうですが。なにせ、コンドルがコンドルに見えませんからね。
一説によれば、直線は冬至や夏至などの天文現象の記録で、地上絵の動物は星座ではないかという説があります。蜘蛛はオリオン座ではないかとか、サルの渦巻状の尻尾は北斗七星で、トカゲはカメレオン座ではないかと。であるならば、現実の動物だけでなく、架空の動物や神様をかたどったものもあるのかもしれませんね。多分当時の農耕のタイミングなど、記録として残すために描かれた可能性は高いですね。あと、豊作を願う祈りも込めて。
しこしこの今回見つかった絵、何か似てるなと思いました。サザエさんのワカメちゃんぽいといえばそうですし、ケロロ軍曹っぽいといえば確かにそうです。赤塚不二夫先生の漫画にもこういうキャラクターが登場していたような。……あ、西原理恵子先生の昔の自画像にもちょっと似てるような気がしますね。これはこれですごく味があると言うか。整然とした地上絵よりも愛嬌があって好きかもしれません。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ