ロシア軍がマリウポリから〝転戦〟?
◉転戦って、朝日新聞はどういう意味で使ってるんですかね? 戦いに勝利して、別の地域に移動する意味で転戦と使っているのか、それとも朝日新聞が戦時中に使いまくった「転進」の代わりに使っているんですかね? 朝日新聞的には、嫌な記憶を呼び起こす単語ですから。使いたくはないでしょうけれども。予断を許さない状況で、情報も錯綜していますが、混乱させるだけの情報なら、いっそ報じないほうが報道機関の誠実さではないでしょうかね? 朝日新聞に誠実さは期待できないにしても。
【【速報中】ロシア軍精鋭部隊、マリウポリから転戦か ウクライナ当局】朝日新聞
ロシア軍が侵攻するウクライナでは、南東部マリウポリを巡る攻防が続いています。ロシアのショイグ国防相はプーチン大統領にマリウポリを「解放した」と報告しましたが、ウクライナ軍は市内の製鉄所を拠点に抗戦を続けています。米国やデンマーク、スペインなどが追加の軍事支援を表明するなど、各国のさらなるウクライナ支援の動きも加速しています。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、朝日新聞の名刺ですね。
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■本質は変わらぬロシア軍■
はっきり言えば、ロシア軍の市民虐殺の情報は続いて出ており、コレが事実ならという保留は付きますが、とても許容できるものではないです。市民も、降伏は死か奴隷かの選択でしかなく。なのに、日本では未だにウクライナは降伏すべきだという論者を、馬鹿なマスコミが重用しています。少なくとも、こういうセンシティブな話題は素人ではなく専門家の分析や情報を優先し、事実関係の報道に徹するべきなんですが。日本が戦争に巻き込まれたら、同じようなノリでデタラメを報じるでしょう。
しつこく書きますが、帝政ロシアの時代も、ソビエト連邦の時代も、ロシア連邦の今も、体制が変わろうともロシア軍の残虐さは少しも変わっておらず、日本は満州国とシベリア抑留で、その部分は骨の髄まで味わったわけです。でも、戦後のマスコミはスターリンとソビエト連邦という、ある意味でヒトラーとナチス以上の巨悪を、アメリカと対峙する平和勢力として、称賛しまくったわけで。その、歪んだマスコミの報道の延長線上に、ウクライナ降伏論があるわけです。
■親露派とワクチンデマ■
そして、コチラの情報も。Twitterを見ていると、頭の悪い陰謀論を振りまく連中がたまに流れてきますが。おなじみの鳥海不二夫東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻教授が、的確な分析をされています。親ロシアのアカウントの実に87.8%が反ワクチン関連の、46.9%が米国の陰謀論集団Qアノンに関連する主張を、過去にリツイートしていたとのこと。類は友を呼ぶ、とはこのことですね。というか、この異常な均質性って、大規模工作を疑わせるレベル。
【親露アカウントの9割、過去に反ワクチン関連ツイート 東大大学院教授分析】産経新聞
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、日本のツイッター上で「ウクライナ政府はネオナチ」という親露反ウクライナの投稿をリツイートしたアカウントの約9割が、過去に反新型コロナウイルスワクチン関連のツイートをリツイートしていたことが、東京大大学院の鳥海不二夫教授の分析で分かった。両者の親和性の高さが浮き彫りとなった。
(中略)
さらに、4分類された傾向をリツイートしたアカウントの過去の投稿を分析したところ、「ウクライナ政府はネオナチ」という投稿をリツイートしたアカウントのうち、87・8%が反ワクチン関連、46・9%が米国の陰謀論集団「Qアノン」に関連する主張を過去にリツイートしていた。
陰謀論には与しませんが、Twitterで珍妙なことを言ってる学者や弁護士とかを、〝〇〇教授 主体思想〟とか〝●●弁護士 慰安婦〟などで検索すると、えらい高確率で関連があることが多いですからね。そういう意味では、例の言及してはいけないナントカレターの賛同人も、ある意味で類は友を呼ぶリストとして、今後はかなり有用な気がします。だからこそ、必死にインターネット上から消そうとしてる人間が、一定数いるのかもしれません。あくまでも推測、というか自分の妄想ですが。
ウクライナには、大変な状況ですが、戦後の欺瞞や偽善が暴かれる梃子にもなっていますから。頑張って欲しいです。
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ