鶴光師のラジオ番組が低俗で不適切?
◉ニッポン放送が、笑福亭鶴光師匠の番組内で放送した替え歌が「あまりに低俗であり、公共の電波で流すには著しく不適切なものでした」と謝罪したとのこと。お~ま~え~は~ア~ホ~か~! 笑福亭鶴光師匠に、品行方正を求めているんですかね? クレームを入れる方も入れる方だし、謝罪する方も謝罪する方ですが。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、新宿末廣亭の写真です。
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■誰が騒いだのか?■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。だいたい、3月の放送が今頃になって問題になるとか、誰かがご注進して、無理に放火したかな? 邪推です、邪推。でも、具体的に名前が上がっていますから、都倉俊一氏などに告げ口御注進とかした人間がいて、問題化した? あるいは、ピンク・レディーが在籍したT&Cミュージックはナベプロ系で、オーナーに総会屋がいたことが問題視され、警視庁組織暴力犯罪取締本部から職業安定法違反で書類送検されたり、警視庁捜査四課(いわゆるマル暴)からマークされていたという、過去がありますので。神戸芸能と美空ひばりの昔から、芸能界と反社の関係は根深く。
先ごろ亡くなった桂ざこば師匠は、北野誠氏のラジオ番組『誠のサイキック青年団』がよくわからない理由で打ち切りになり、謎の謹慎となったとき、「北野誠、頑張れよ! 何を言うたんや、北野誠! バーニング! バーニング!」と、170キロの顔面近くを通るブラッシュボールでエールを送ったのですが。あのときと、似た雰囲気を感じるんですよね。繰り返しますが、邪推です。でも、デイリースポーツも報じてるように、
「鶴光師匠に何を求めとんねん」
「鶴光に適切を求めるな」
「番組持たせといて何を今更」
「不適切と思うなら聞くなって話よ」
「鶴光のラジオに品行方正を求める世の中はあまりにも寂しい」
「いつものことか」
という声が上がるのは当然で。
■伊集院光さん談話■
「下ネタが芸というのがよくわらかん」という、声も紹介されていますが。鶴光師匠はたしかにオールナイトニッポンのエロいネタで、名を挙げた方ですが。伊集院光さんのラジオ番組にゲストで出た時、女性が笑えないようなエロネタはやらないと、ご自分なりの線引はされていて。実際、その番組のアシスタントをされてた女性を、思わず笑わせるエロネタを披露されていましたしね。ああ見えて鶴光師匠、受ければ何でも良いという野放図さとは違う、美学がありますから。その伊集院光さんが、この件についてコメントされていますね。
伊集院さんも、言葉は選んでいますが。ここらへんの擁護が、精一杯でしょうかね。不謹慎は不謹慎ですから、しょせんは程度の問題。その程度を、ニッポン放送上層部はダメだと判断した、ということ。雇われのタレントには、その決定を変えることは出来ませんし。伊集院さんもニッポン放送に復帰され、コチラの番組は楽しく拝聴しています。個人的には、文化放送に移籍して、ライオンズナイターとか副音声でガンガンやってほしかったですけどね。もし、鶴光師匠や伊集院さんをラジオが追放するなら、もう寄席とYouTubeだけでも良いと思っていますけどね。旧メディアはそうやって、穏やかに死んでいくのでしょう。無くなりはしないですが。
■お口直しの話芸を■
最期に、お口直しとして、鶴光師匠の話芸が冴えわたる動画を紹介します。六代目の笑福亭松鶴という人は、本当に破天荒で。古今亭志ん生という伝説を目の前で見ていた志ん朝師匠が、心酔するのもわかるというか。破天荒は笑福亭の遺伝子ですから。もう、テレビは壊れてから二十年ほど自宅では見ていませんし、ラジオもTBSラジオは自分が好きだったパーソナリティは去り、荻上チキ氏のような一夫多妻を実行するような人物ばかりが残って。表現の場は、YouTubeなどのSNSに移っていくのは、ひしひしと感じます。実際、自分も仕事中はYouTubeを流していることが多いですし。
ポリコレ棒を振り回して、表現規制をする連中が、真っ先に攻撃するのはエロなんですよね。エロって、なんとなくふんわりとしたイメージで、既成に乗ってくる中間層が多いから。でも、二ーメラー神父の詩『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』ではないですが、攻撃しやすいところから攻撃するのは、世の常。桂ざこば師匠が存命なら、「鶴光、頑張れよ! 何を言うたんや、鶴光! ピンク・レディー! ピンク・レディー!」とエールを送ったでしょうかね? なにか、SNS上では論破されまくりの連中が、圧力や権力を振るえるところで、表現規制しているなら、不愉快ですし。注意を払いたいですね。
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