洋上風力発電で不透明な資金提供?
◉東京地検特捜部が、久しぶりに動きましたね。2020年の鶏卵汚職事件と、桜を見る会問題以来ですかね。もっとも、前者は計500万円の贈収賄。後者はマスコミが騒いだだけで、公職選挙法違反は不起訴としましたし。管理簿記載漏れ、白塗り加工提出で厳重注意。他にも細かい問題はありましたが、一国の宰相の進退をどうこうするような、問題でもなかったですしね。ですが、この洋上風力発電は、金額の問題ではなく、脱原発なんてお題目を唱えつつ、裏で利権を漁っていた可能性がある自民党議員という、大きな問題です。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、風力発電の風車です。
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■エネルギー問題は国の基■
もちろん、現時点では推定無罪です。ですが、事実なら本当に許せませんね。太陽光発電や風力発電は、ベース電源になり得ないので、期待できない発電です。どんなに瞬間的に多量に発電できても、あるいはトータルで発電できても、夜には発電できなかったり、風がやんだら発電できないものに、拒否を費やすのは意味がないです。補助的な電源が限界。でも、それに群がった当時の民主党政権はもちろん、政権脱会後の自民党系の議員も、不愉快でした。それで金を引っ張ろうとしていた孫正義氏にも、不快感をTwitterで表明しましたが。エネルギー問題は国の基です。軽々しく扱うべきではないし、利権なんて以ての外。
旧Twitterで見かけた、エネルギー問題の専門家として古くからフォローしている、翼が折れたきつね氏の、2月9日のツイートなんですが……。見逃していましたが、これは大変な内容ですね。これは、示現舎さん案系ですか? 秋本議員以外にも、自民党の某議員とかが再生可能エネルギー利権に絡んできていたのは、別の利権と複雑に絡んでいたから? 現時点では、関係性はわかりませんが、これは政府や自民党はもちろん、野党からも捜査に横槍が入ってきそうな。東京地検特捜部には、頑張って欲しいですね。本丸が、おぼろげながら見えてきましたね。個人の妄想です。
■再生可能エネルギー利権■
そもそも、日本は南北に長く、南は亜熱帯から北は亜寒帯まで、非常に長い。で、大陸の端っこの島国ですから、毎年毎年たくさんの台風が来るわけです。だから、風力発電は国土的にそもそも向いていないんです。では太陽光はどうかと言えば、日本の日照時間って、世界的には低いんですよね。 日本は〝太陽の帝国(Empire of the Sun)〟ではなく、八雲立つ天叢雲の国。 だから、昔から「日照りに不作無し」と言われ、干魃による飢饉はほとんどなく、長雨と冷害で飢饉が起きる国なんです。 青森とか日照時間が1553.2時間で、サンフランシスコの2720.22時間の57%ですから。 太陽光発電に不向きなんです。
なのに、こんな研究に600億円を溶かして……。そのうち、議員や地元にチューチューされた公金は、何百億円か知りませんが。もし、茨城は大洗の高温工学試験研究炉(HTTR)の研究に、その金を突っ込んでいたら。無能な方の菅元総理大臣が強引に全原子炉を止める暴挙に出なければ。高温ガス炉の研究では後発だった中国に、商用実証炉の臨界で先を越される、なんてこともなかったでしょうに。アメリカとイギリスは、2029年の商用炉稼働を目標にしているのに。ほんと、バカバカしいです。書いててドンドン腹が立っています。
日本は地熱発電も、思ったほど密度がなく。潮流発電は場所が限られ、海洋温度差発電は期待しているのですが、まだまだ研究の途上。現実的には、高性能な火力発電の性能アップ、そして原発の再稼働による安定供給一択。アンモニア混焼とか、研究は続けていくべきですが、特効薬はなく。安全性の高い第四世代原子炉の、高温ガス炉をアメリカやイギリスと技術協力しながら、2,030年代前半に稼働できるよう、頑張るしかないですね。核融合発電には、まだまだ時間がかかると思いますし、研究室レベルの成功と実用化の間には、大きな溝がありますから。
■昭和が終焉する令和の世■
自分は保守派を自称していますが、それを自民党支持と混同する人、いますけれど。前々から、野中広務氏や鈴木宗男氏のような、古き昭和の寝業師的な政治家が嫌いなんですよ。自分自身はブラジリアン柔術の寝業師ですが。そういうのではなく、相手への口利きで業界を渡り歩くタイプが、好きじゃないんですよ。調整役のように見えながら、実際は業界ゴロのようにスイスイと渡り歩く。幕末の鳥居耀蔵が、典型的なそのタイプですし、笹川良一下之薗タイプだと思います。頭山満のような志とか思想がなく、その場その場で権力の海を渡り歩くタイプ。持ってるのは、非常に耳障りのいい、でも凡庸な道徳ですしね。
でも、そういう昭和的な手法はもう、令和の世には消えてほしいですね。旧Twitterだって、イーロン・マスクの買収以降、閲覧数というわかりやすい数字だ可視化されたことで、拡散力に加えてイイネ率というサイレント・マジョリティの支持率も見え。そして、コミュニティノートの登場によって、大新聞の編集委員もそこらへんの匿名アカウントも、フラットに内容で説得力を問われる時代です。明治天皇の五箇条の御誓文で語られた「万機公論に決すべし」の理想が、ようやく形になる時代。こういう、裏でコソコソ利権を漁る、昭和の政治手法を過去のものにしないと。そのためには、フラットな言論が大事。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ