小久保裕紀監督就任雑感
◉王貞治会長から秋山幸二監督を経て、小久保裕紀監督への禅譲は、本来は既定路線だったんですけどね。ただ、小久保監督の日本代表チーム監督就任などで、イロイロと混乱があったのと。工藤公康監督が素晴らしい結果を残したので、藤本監督をワンクッション置く事になったのですが。本来は、順調に禅定されて然るべきでした。できれば駆動監督時代に3年は二軍監督をし、その後にヘッドコーチとして一軍を経験し、その上での禅譲という、秋山監督パターンが理想でしたが……。仕方がないですね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、福岡ドームの写真です。
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野村克也さんも生前、監督は10年やって、その中で後継者を見定め、育てていくのが普通だったが、今は数年でクビになるので、そういう事もできないと。小久保裕紀監督は、選手時代からそのずば抜けたキャプテンシーと、自分には才能はないが努力する才能はあるというだけの、豊富な練習量で、後輩を引っ張っていくタイプでしたし。プロ野球史上最高の身体能力の秋山さんが、並外れた練習量をこなしているのを見て、食らいついていった部分もあり。王貞治監督も、早くから後継者と認めていた節がありましたしね。そういう意味で、既定路線。
小久保監督就任よりも、戦力外通告のほうが話題ですね。森唯斗選手とか、高額年俸がネックなだけで、ほしい球団はあるでしょうし。ワンポイントとしての嘉弥真投手も、それは同じでしょう。それは外野手の上林誠知選手にしてもそうで、個人的には未来のクリーンアップ候補として期待していたので、どこかの球団が声をかけてくれれば……という感じですね。怪我による不調で、実力は充分。年齢も若いですし、守備要員としても使えますし。ホークスは、編成の育成方針を見直し、もうちょっと計画的に育ててほしいです。
小久保監督、育成主体の二軍監督はすごく向いているのですが、勝負に徹して選手に恨まれる非情さも求められる一軍監督業は、ちょっと向いていないだろうなという思いもあります。そうなると、ヘッドコーチが大事。東北楽天ゴールデンイーグルスを退団した、奈良原浩氏招聘に動いているとの報道もありますが。青学の先輩で、年上というのは良いですね。西武ライオンズ・北海道日本ハムファイターズ・中日ドラゴンズと渡り歩き、経験も豊富ですし。青学のお友達内閣になる危険性はありますが、期待しましょう。
来年は、レギュラー補償は混同と柳田だけでいいでしょう。横一線。他のコーチ人の顔ぶれはわかりませんが、クララコーチも復帰するとのこと。良くも悪くも、ホークスはパワーピッチャーで押していく球団で、大竹耕太郎選手のような投手は、上手く使えなかった部分がありますが。いきなり変えるのも難しいでしょうから、とにかく中継ぎを整え、先発を育て。打者に関しては、それほど心配はしていないんですが。外国人選手が厳しいですね。海外スカウトの目利きに期待です。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ