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NECから高速Androidタブレット型

◉タブレット型大好き人間としては、これは買いですね。タブレット型はノート型パソコンとはまた違う、優れた製品カテゴリーなのですが。AmazonがKindle普及のために廉価なタブレット型を出しちゃったため、Androidタブレット型はAmazon一強になってしまっています。特に、高性能な高級機種は売れないせいで、本当に数が少ないんですよね。なので、これはちょっとムリしてでも購入したいです。

【Androidタブ派待望、高速Androidタブレット2モデルがNECから。上位モデルはS730G搭載】Engadget Japanese


2021年1月19日にNECパーソナルコンピュータ(NEC PC)が発表したPCの新ラインアップ。それと同時に発表されたのが、高級Androidタブレット『LAVIE T11』の2モデルです。

実はこの2機種、ある意味でPC以上に注目できるモデルと呼べそうな存在です。というのも、日本では久々の……と言っても過言ではないほどのハイパワーなAndroidタブレットとなるため。これまでNECのAndroidタブレットは廉価機種が中心でしたが、そうしたイメージを打ち破るモデルとなっています。

出荷開始予定日は2021年2月25日、市場想定価格は上位モデル『T1195/BAS』が5万9800円前後、スタンダードモデル『T1175/BAS』が4万2800円前後。

お値段も、iPad Proの12.9インチ128GBの10万4800円や、11インチ128GBの8万4800円より、11.5インチ128GBの上位機種で5万9800円と、グッと安いですし。その差額分で、512GBか1TBのmicroSDXCも買えちゃいます。ただ、CLIP STUDIO PAINTを使用する場合はどうなのか、そこは解りませんが。これでクリスタがサクサク動くなら、これは絵描き趣味の人にもオススメですが……。

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■稀少な高性能Androidタブレット型■

そもそも、Androidタブレットが安いのは、受動的な使い方──動画を見たり電子書籍を読んだり音楽を聴いたり──がメインの、Amazonの商売が基本になっています。確かに、それらを消費するだけなら、さほどのスペックは要りませんが。絵を描いたり作曲したりCGをグリグリ動かしたりと、ノート型パソコンに近い使い方をするなら、AmazonのFireHDシリーズはかなり低スペックです。

我が家のAndroidタブレット型は、最初はHUAWEIのMediaPad M3だったのですが、お値段なりの性能でコレはキツいなとなり、上位機種のMediaPad M5を購入。こちらはCPUもKIRIN960で処理能力も高く、しかも指紋認証ボタンがiPad的に使え、じぶんもすっかりお気に入りの一台になりましたが。このレベルの機種って、他にはZenPad3ぐらいしかなくて、選択肢の貧弱さにとても困ります。

しかい、今回のNECのT1195は、かなりのハイスペック。10インチ前後の大型のAndroidタブレット型を購入したい自分には、まさにピンズドです。MediaPad M5は内蔵ストレージが32GBで、今となっては割と貧弱なんですよね。やはり、アプリは内蔵ストレージ側に置いてデータだけmicroSDXCにというのが、理想的ですから。以下に、スペックの主要部分の記述を引用しますね。

まずは上位モデルとなるT1195から紹介しましょう。SoCには、クアルコムの『Snapdragon 730G』を搭載。画面は11.5インチの2560×1600解像度有機EL。RAMは6GB、ストレージは128GBを搭載します。
この時点で昨今のAndroidタブレットに詳しいEngadget読者はピンと来たと思いますが、日本の量販店で店頭販売されるAndroidタブとしては最高速クラス。また率直に言うと、レノボブランドで海外発売されている『Lenovo Tab P11 Pro』とほぼ同一の仕様と呼べる構成です。

■Amazonの功罪Fire HD■

カバーキーボードやスタイラスペンは別売りですが、コレは妥当な範囲。我が家のMediaPad M5は8.5インチですが、音声入力アプリのEdivoiceを重宝しているのですが、キーボードと併用するには、もうちょっと大きな画面が欲しいんですよね。キーボードを出すと変換候補がひとつしか出せず、この精度がイマイチなんですよ。なので、大きなAndroidタブレットが欲しかったのですが。

処理能力で、高級機種がないんですよ。なにしろ、Fire HD10が内蔵ストレージ32GBで1万5980円ですから。64GBですら1万9980円ですしね。そのお値段でも、処理能力はそこそこ以上。Amazonは自社のサービスで元が取れるので、赤字でも構わない。そりゃあ、一般の人はわざわざ6万円近い高級機種を購入しません。でも、処理能力が高いと、けっきょくは長く使えてお得なんですよね。

記事を読むと、指紋認証機能もあるので、これはありがたいです。コロナ禍で、iPhoneやiPadからFace IDが消え、逆にTouch IDが復活する可能性が報じられていますが。指紋認証はストアでの買い物にしろ、パスワード入力の変わりでも、本当に便利ですから。ちなみに、我が家で現役として稼働しているタブレット型は、こんなにあります。最初に購入した初代iPadは、液晶がイキましたが。

・iPad Pro10.5イインチ
・初代iPad Air(9.7インチ)
・iPad mini5(7.9インチ)
・Fire HD8
・MediaPad M3(8.0インチ)
・MediaPad M5(8.5インチ)
・Chromebook Flip(11インチ)

■今後のタブレット型に求めること■

タブレット型大好き人間としては、Androidタブレット型の大型は必須。大は小を兼ねる。理想としては10インチから13インチぐらいのヤツが。個人的にはWindowsタブレット型とか、そっちにも興味があるんですけどね。Surfaceはちと値段が高いです。ChromebookのPixel Slateとか、あのまま出るなら購入候補だったんですけど。Androidが動きますし。でもGoogleが撤退しちゃったので。

もしもChromebookでWindowsOSが走り、サードパーティーから2 in 1タイプのタブレット型が出るなら、自分としては究極のタブレット型になるんですけどねぇ〜。GoogleはParallelsなどと組んで、ChromebookでWindowsアプリが動くようにするつもりのようで、これ自体は成功しそう。その上で、Core i7や9を搭載した高性能機が欲しいですね。そうなれば、覇権を握るのはGoogle。

それに加えて、microSDXCスロットがふたつあれば最強! スロットがふたつあれば、データのコピーとか楽になるんですが。どうも、そういう需要に応えてくれそうにないです。折りたたみ液晶ディスプレイのスマートフォンが増えつつありますが、実際に需要があるのはタブレット型。15インチのタブレット型が半分に折りたためたら、ノート型パソコンから王座を奪えるんですが。来年以降に期待しましょう。
どっとはらい

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