![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100072776/rectangle_large_type_2_afb6afd8e4f3b8cca0ea308d42956974.png?width=1200)
WBC1次リーグ:チェコ戦の爽快感
◉一野球ファンとして、WBC1次リーグでのこの盛り上がりは嬉しい限りなのですが。昨日のチェコ共和国代表チームとの試合は、そういう勝ち負けを超えた部分で、とても楽しい試合でした。それは、チェコチームのスポーツマンシップの清々しさと言うか、ひたむきさというか。決して野球が盛んではない地域でありながら、精一杯頑張るその姿に、とても良いものを見せていただいたという気持ちになってしまいました。
【侍ジャパン、チェコに快勝 3連勝で準々決勝進出に王手 WBC】毎日新聞
野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、東京ドームで1次リーグB組の2試合が行われた。日本はチェコを10―2で破り、開幕から3連勝。12日にチェコが韓国に敗れるか、日本がオーストラリアに勝てば準々決勝進出が決まる。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、チェコ共和国の首都プラハの写真です。
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
■真摯さとひたむきさ■
この感覚は自分だけではなく、多くの人が持ったようで。試合の途中から、チェコ代表チームを称える声が Twitterでは溢れていました。まぁ、某国を批判するためにチェコ代表チームを持ち上げている人も散見されましたが。そういうのはノイズでしかないです。先発オンジェイ・サトリア投手は最速でも128キロにしかならない軟投派。にもかかわらずメジャーリーガーを含む上位打線を3回まで、きっちり押さえてみせたのですから。
野村克也監督が存命なら、ワシにリードさせろと喜んだでしょう。似たようなタイプの星野伸之投手が、Twitterのトレンド入りするハプニングまでありました。また佐々木朗希投手のデッドボールに対しても、エスカラ選手の実に紳士の態度が、賞賛を浴びていました。ヨーロッパの国だけあって、選手の体格は素晴らしく。守備でもファインプレーを連発していましたから。NPB 12球団のスカウトの中には、獲得に動くチームもあるかもしれませんね。
■チェコ共和国人気爆上がり■
自分らの世代だと、チェコ共和国はチェコスロバキアの名前の方が馴染みが深いです。オーストリアやポーランドと国境を接するこの国は、元々はソビエト連邦の衛星国として東側の一員でしたが。民主化によって共産党が力を失い、チェコ共和国とスロバキア共和国に分裂したのですが。アイスホッケーやサッカー、テニスのナブラチロワ選手などもともと身体能力が高いイメージです。音楽家のドヴォルザークや小説家のカフカなど、芸術文化の国でもあります。
WBCでのチェコ選手陣のおかげでチェコが話題になったので宣伝させてください…😉
— チェコ共和国【公式】 (@JpCzechRepublic) March 12, 2023
北海道ほどの面積しかない小さな国ですが、
街自体が世界遺産の首都
絵本のような街並み
美味しいチェコ料理
ビールの消費量世界一(しかも安い)
ビールが美味しい(しかも安い)
魅力たっぷりのチェコに来てください🇨🇿 pic.twitter.com/DNmYuYnr9U
🏟 #WBC2023 対日本戦は大健闘しました!なんと #チェコの選手 はTwitterトレンド入り😲🇨🇿 本当に素晴らしい選手とチームでした✨
— チェコ共和国【公式】 (@JpCzechRepublic) March 11, 2023
なんだかチェコのことが気になってきちゃったという方は、綺麗な写真が満載の観光局インスタグラムもぜひご覧ください📷
👉https://t.co/3sWWJ2WReZ#チェコへ行こう pic.twitter.com/I735MpuY9i
まさに自分たちはヨーロッパというイメージで思い描く、絵本の中の世界がリアルにある感じですね。イギリスやドイツ、フランスともまた違う。美しい古都プラハ。プラハの春という切ない言葉を思い浮かべてしまいますが、本当に美しい街並みですね。酒飲みとしてはビールが美味しい国としても有名ですが。高い山がほとんどなく、鐘楼などに登ると美しい街並みと田園の風景が、地平線まで広がる国。今回の試合でファンになって、興味を持った人も多いでしょう。
■真剣に戦う意味■
ただ、こういう残念なツイートがあったのも事実です。日本だってまだプロ野球球団がなかった時代に、ベーブ・ルースやルー・ゲーリック選手のようなレジェンドたちが遠征に来てくれて、アマチュアしかいなかった日本のチームと試合をしてくれた訳で。もちろん実力的には遠く及びませんでしたが、それがプロ球団設立の機運を作ったのですから。本当のトッププロと戦って生まれる闘志はあるはず。手を抜かれて、嬉しいですか?
水を差すつもりはありませんが、チェコの半分アマチュアを、メジャーリーガーまでいる日本の一流プロがボコボコにするのを観るのは正直あまり気持ちのいいものではないと思うのはワタシだけでしょうか?
— chihiroimai (@chihiroimai) March 11, 2023
例えばラグビーも、世界最強のニュージーランド代表オールブラックスに、1995年のW杯で145対17の大敗で、世界に笑われた日本代表。当時のテストマッチの点数世界記録だったはず。世界最強との力の差をまざまざと見せつけられたわけですが。それが20年後、オールブラックスと唯一互角に戦える、世界三強の一角の南アフリカ代表スプリングボクスに2015年にジャイアントキリング、さらに2019年に古豪アイルランドにスコットランドを撃破。ほぼ四半世紀かかりましたからね。
NBAのマジック・ジョンソンやマイケル・ジョーダンなどスーパースター達が参加した五輪ドリームチームのおかげで、世界各国のバスケットボール熱が高まり、アメリカですら簡単に勝てなくなったように。結果的に、NBAにも世界各国の選手が参加して、レベルアップして人気も高まったように。こういうスポーツイベントで、新たな潮流ができることもあるのですから。野球というスポーツが世界各国に普及して、五輪種目になるなら、これほど嬉しいことはありませんから。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
いいなと思ったら応援しよう!
![喜多野土竜](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52514/profile_7276d01dd019ea139c7b3a53ded7dbfc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)