オシリカジリムシは実在した!!
◉鹿児島県の話題を。おしりかじり虫はNHKの音楽番組『みんなのうた』から生まれたキャラクターで、アニメにもなっていますね。ボイスチェンジャーで作られた声で、これがなかなか耳に残る名曲でした。で、鹿児島大学が発見した新種の甲殻類に、その生態から和名をオシリカジリムシと命名したとのこと。一種の献名……なんですかね? 恐竜や亀の化石種に、ゴジラとかガメラの名前が献名されることはあるので、こういうのは良いですね。
【新種「オシリカジリムシ」鹿児島・出水市で発見】南日本放送
鹿児島大学が新種の甲殻類を発見したと発表しました。鹿児島県出水市で採取した魚のおしりの部分にかじりついた状態で見つかったことから、「オシリカジリムシ」と命名されました。
今回発見された新種の甲殻類「オシリカジリムシ」は、体長1.3ミリほどで、茶色のような色をしています。
鹿児島大学大学院の上野大輔准教授によりますと、去年5月に出水市の干潟で採取された体長15センチほどの「チワラスボ」と呼ばれるハゼの仲間の尻びれについていたといいます。
ヘッダーのイラストはnoteのフォトギャラリーから、おしりで検索したら出てきました。
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ハゼの仲間のチワラスボの尻びれについていので、オシリカジリムシ。生態にあった、良い名前です。全く新種で、発見された個体以外に標本がないってのが、なんとも驚きですが。鹿児島県は畜産が盛んな農業県で、鰹節の産地や養殖ハマチなどでも有名ですが。そのためにわりと、鹿児島大学農学部や水産学部って人材が集まるのか、優秀なんですよね。うちの地元の農業高校には、成績優秀者への鹿児島大学への推薦枠もありますし。
バイオテクノロジー方面で、人工授精の研究とか実績があって、死んだ牛の精子から人工授精に成功したり。この延長線上で、マンモスを復活できるかもとかいう研究もあったりします。アフリカゾウとアジアゾウだと、実はマンモスってアジアゾウに近縁なんだそうでして。で、アジアゾウとアフリカゾウでも、交配が可能(ただし生まれた子供に生殖能力はない)なので、冷凍マンモスから精子を取り出せれば、ハイブリッドですが復活も可能なんだとか。
水産資源の活用は、日本の今後にとっても重要ですし。日本の広大な排他的経済水域を思えば、水産学部は旧来の枠を超え、活躍できるはずなんですけどねぇ。例えば海底鉱物資源の収集や掘削、あるいは人造チムニーによる希少金属の回収など、他の学部と一緒にやれることがいっぱいあるんですよね。そのためには、優秀な人材確保が必要。こういう部分で全国的にも話題になって、未来を担う人材の鹿児島大学進学を期待したいですね。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
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