玉木雄一郎国民民主党代表が総理に原発の建て替えや新増設などを提言
◉踏み込みましたね、玉木雄一郎国民民主党代表。まぁ、以前から原発活用は、掲げていましたが。石破茂総理に提言というのは、大きなインパクト。野党と左派系マスコミは、ヒステリックに反原発を唱え、議論すら逃げてきたわけですが。再稼働どころか、新増設を野党の新勢力が言うことの意味は、大きいです。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、女川原子力発電所のイラストです。
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■建て替えだけでなく■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。老朽化した原発は、立て替えて行くのは必然かと。そして、出来れば安全性の高い第四世代炉の原子力発電所、現状では高温ガス炉の建て替えと、新規の増設によるリスクの分散が、政治が選択すべきエネルギー政策でしょう。日本が、必敗のシミュレーションが出ていた日米開戦に踏み切ったのも、石油という当時のエネルギー問題でしたし、エネルギー政策は国を滅ぼす可能性がある重要事というのは、戦前より大きくなっているのは疑いないでしょう。
そもそも高温ガス炉は、SMR(Small Modular Reactor)=小型モジュール炉と呼ばれるように、小型で建造費が安く、しかも第三世代炉のように古くて固い岩盤と冷却用の水分が必要ではなく。でも出力は、第三世代炉の3分の1程度。なので、数を多く作る必要があるので、新増設は必然です。でもコレは考えようで、一カ所で大量に発電してると、そこが何らかのトラブルでストップしたら、大規模停電に。でも、3カ所に分散していたら、1カ所がストップしても2カ所でカバーできますからね。それこそ、47都道府県に2カ所以上の第四世代原子炉で、地産地消も可能でしょう。
■対案なき批判の野党■
原子炉で使用するウランだって、輸入品だという人もいますが。例えば、石油だって日本ではごく少数しか採掘されていません。毎日中東他から輸入され、備蓄もされていますが。2024年4月末時点の日本の石油備蓄は、国家備蓄・民間備蓄・産油国共同備蓄の三本柱なのですが、これらを全部を合わせても備蓄量は約7182万キロリットルで、国民の使用量から導かれる備蓄日数は、約234日分にすぎません。1年持たない。ところが、ウランは1度輸入して原子炉に装填して稼働させると、三年は動き続けるわけで。エネルギーの安全保障の面でも、石油・石炭・天然ガスより利点が大きいわけです。でも、玉木代表を批判する人たちがいます。
マニフェストとか選挙公約とか、解りづらい政党が多い中、国民民主党は比較的、解りやすい方だったと思います。別に、批判自体は良いんですよ、建設的な議論になり、見落としていた点や粗、詰めのあまい部分が洗い出されるので。でも、国民民主党を批判している人たちの多くが、為にする批判。ハッキリ言えば、難癖やイチャモンのレベルです。この、古賀茂明氏のポストが典型例ですが。この政策は問題がある、その論拠はこれで、我が党にはこんな対案がある、と言えない。ただの揚げ足取りやイチャモンを、マスコミが持て囃し、野党を甘やかしてきた結果です。
同性婚だとか夫婦別姓とかジェンダーとか、軽視しろとは言いません。でもソレは令和5年の暫定値で2万1818人もいる自殺者の数を減らしましょう、令和5年中の交通事故死者数2678人を減らしましょうより、優先すべき事なんですか? 違いますよね。男性器があるけど性自認は女性の人間が、女性専用スペースに入るのを認めろとか、高等遊民の皆様には大事かも知れませんが。一般大衆にとっては、優先事項ではないのは、テレビ朝日系ANNの2021年の調査から、ずっと変わっていません。なのにマスコミは、国家存亡の問題のように、連日大騒ぎ。民心と乖離しているのではないでしょうかね。
■自称ジャーナリスト■
この国の問題は、マスコミでう。野党もだらしないのですが、それはマスコミが党派性丸出しで、野党に甘いから。根本的原因はマスコミです。専門性がなく、経済音痴だったり軍事音痴だったりで、あまりに勉強不足。自分たちのイデオロギーによって、都合の良い情報だけ流し、都合の悪い情報は報道しない自由・国民に知らせない権利を行使しますから。結果、双方向性のあるインターネットでは、ボロボロに。全国紙が軒並み二桁のコミュニティノートを喰らう始末。エネルギー政策に関しても、ジャーナリストを自称する御仁が、この程度ですから。安倍は戦犯の孫とか、デタラメを書く志葉玲氏らしいといえば、らしいのですが。……
はい、いつもの詐術ですね。では、再エネ賦課金は廃止でいいですよね、そんなに安いなら。そもそも、ベースロード電源となりえない再生可能エネルギーと、原発を比較することがおかしく。こちらのロイターの記事では、Bank of Americaの試算として、原子力発電と太陽光発電の投入エネルギーに対する回収エネルギーを、75対9と評価しています。そもそも、エネルギーは単価だけで語るモノではなく。質も問われるわけです。毛沢東が大躍進政策で、鉄の生産量こそ国力と、土高炉で屑鉄を大量生産させましたが、そんなモノが高層ビルや橋脚に使えるはずもなく。再生可能エネルギーとは、この屑鉄に近い存在です。鉛は金にはなりません。
■国内最大級の蓄電所■
ついでに、こんなニュースも。国内最大級の蓄電所を、関西電力とオリックスが建設し、その開所式があったようですね。
1.3万世帯の1日分の電力を蓄えることができる、というのは物足りない感じですが。電気は、貯めておけませんからね。現時点では、これが精一杯。日本の世帯数は、2020年時点で5570万世帯ですから、こういう施設が4284個所あっても、1日しか持たないと。
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