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日本の鮭がカラフトマスに負けて減少?

◉北海道大学の、興味深い研究。日本の鮭(シロザケ)が減少した理由が、地球温暖化による海水温の上昇によって、環境が変化し、餌を巡る競争で他の鮭類との競争に敗れたからとのこと。

【日本のサケ、エサ競争でカラフトマスに負け減少 海水温上昇で】朝日新聞

 日本のサケ(シロザケ)が近年減ったのは、エサをめぐる競争でほかのサケ類に負けたことが、大きな要因だった。そんな研究結果を、北海道大学の帰山雅秀名誉教授らの研究チームがまとめた。背景には、地球温暖化による海水温の上昇があるという。

 日本で生まれたシロザケは外洋を回遊し、産卵のため主に3~5年後に故郷の川へ帰ってくる。来遊数は、2005年前後には7千万匹前後だったが、近年は2千万~3千万匹と低迷が続いている。

https://www.asahi.com/articles/ASS8F1VPKS8FIIPE01RM.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、鮭のイラストです。かわいいですね。

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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。といっても、有料記事ですが。こういう記事は無料にしてもっと多くの人を啓蒙した方がいいと思うんですけどね。それはともかくとして。考古学の研究では、昔は江戸湾の辺りでも、鮭が遡上していたんですよね。地球というのは温暖化と寒冷化を繰り返しており、寒冷な時期には地球全体が凍結する、全球凍結の時期もあったわけで。逆に 温暖な時期には、シベリアの永久凍土のあたりが、キンポウゲの花が咲き乱れるような時代もあったわけで。

なので、温暖化で地球が滅びるかのような物言い は、問題の本質をごまかしているような気がします。地球温暖化で人類が滅びたとしても、別に地球は滅びません。何十億年か後に、太陽が膨張して地球を焼き尽くす日まで。地球温暖化は、人類にとって脅威であると正確に言うべきでしょう。もっと言えば、寒冷地に適用して紫外線に弱い、白人種にとって脅威である、と。モンゴロイドやネグロイドのように、温暖な地域や紫外線が強い地域にも対応した人種には、そこまで影響があるかは疑問です。

そう考えると、この鮭の生息域の変化の流れは、温暖化の流れの中で、ある種の必然なのかもしれません。自分が子供の頃は、地球は氷河期に見舞われて、やがて食糧危機になって人類は滅びてしまう、というパターンのSF作品はたくさんありました。そこら辺の危機感は、人口爆発と相まって、かなりリアリティがありました。『機動戦士ガンダム』も増えすぎた人工をスペースコロニーに移すという設定ですし。『デビルマン』や『コンドールマン』、『超人ロック』などの作品でもその影は落としていました。

ところが今は、地球温暖化に少子化が問題とされる時代へ。所詮、マスコミの人間は二流のインテリで、未来予測など、きちんとできるはずもなく。不安を煽るだけの商売だったということでしょう。地球の歴史を見ると、全体としては寒冷化に向かっているけれど、数万年単位で温暖化したりする時期が間に挟まったりで、人類の小賢しい知恵では計り知れない部分があります。個人的には欧米の自然保護とか非常に近視眼的かつ、刹那的な対応が多く、疑問に思う部分が大きいです。


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