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夫婦別姓で家名存続と共産党が主張?

◉日本共産党の機関紙・赤旗の社会部長である三浦誠氏の、𝕏(旧Twitter)アカウントが、あまりに意味不明な内容を呟いていて、戸惑いや苦笑や失笑が沸き起こっています。

産経さん、もう何を言っているか、分かんない。
じゃあ「家名」を残したい人同士が結婚する場合は、どうするの?どっちか一方の「家名」を消すようになるよ。選択的夫婦別姓なら双方の「家名」が残せるでしょ。

「家名・家系の一系性」という「縦(垂直)のつながり」をも壊すのが選択的夫婦別姓制度

https://x.com/redbear2014/status/1875651836545528284

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。


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■鵺化するリベラル■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。共産党が家名の存続を言い出すとは、左派の鵺化は止まりませんね。思考実験だとか、単なる例え話だとか、言い訳しそうですが。産経新聞が、当事者である子どもたちが夫婦別姓に反対しているという記事を、元日に出してきて。いつもは子供を楯にしがちなリベラル界隈には、よほどショックだったのか。元日からコッチ、必死の反論が出ているのですが、なにかもう、語れば語るほど、選択的夫婦別姓の問題点があらわになる感じですね。選択的夫婦別姓は強制的親子別姓。こちらのツッコミが秀逸でしたので、転載しておきますね。

共産党が「家名を残せるから選択的夫婦別姓にしろ」と言ってますが何を言ってるか分かってるんですかね。要するに「家名を残すため女性は最低でも2人子どもを産んで子ども同士を別姓にしろ」と言ってるんです。まさに「女性は子どもを産む機械」扱いしてませんか。

https://x.com/yabusameri/status/1876839717439676659

一人っ子なら、子供の代でどのみち片方の姓は継承できませんね。孫の代で二人生まれたら、そっちで復活……って、今の養子制度と同じですね。無理して、選択的夫婦別姓を持ち込む必要はなく、それこそ「現行制度で対応可能」でしかないですね。そもそも選択的夫婦別姓を主張するリベラル勢の一部は、家制度を解体したいんですから。反論するなら、そもそも創氏改名制度の導入を唱えてこそ、筋が通ります。ただその場合、国民総背番号制度とトレードになるでしょう。けっきょく、日本を個々人が特定できなくさせて、脱税や犯罪やスパイの成りすましが可能な、犯罪者や革命家や露中朝にとって都合のいい国にしたい、ってのが本音に見えますね。

■立憲民主案も迷走■

やぶさめり氏が言及している、立憲民主党の選択的夫婦別姓の案については、こちらの産経新聞の記事が、わかりやすいですね。子供の苗字で揉めたら、裁判所で決着とか、無責任と云うか、新たな火種を増やすだけで、かえって問題を大きくしてしまいますね。まぁ、問題を大きくしておいて、「やっぱり婚姻制度・家制度が問題。なくしてしまおう!」って方向に持っていきたいのかもしれませんね。はい、邪推ですよ、邪推。そうでなければ、何も考えていない、深く考えていない、どちらかでしょう。

【夫婦別姓間の子供の名字は家庭裁判所が決める 新たな家族不和の火種「いっそくじ引きで」】産経新聞

(略)
 では、立憲民主党が令和4年に野党と共同で国会提出した選択的夫婦別姓の民法改正案はどのような内容だったのか。子供の姓については「出生の際に父母の協議で定める」としており、一致しない場合は「家庭裁判所は、父又は母の請求によって、協議に代わる審判をすることができる」とした。

 この世に生を受けた瞬間から裁判になる可能性もある。仮に妊娠初期はどちらかの名字で一致していても、出産後の子供を見て気持ちが変わることもあり、家族の深刻な分断を招きかねない。

https://www.sankei.com/article/20250105-2O4UALZDWVL47IYBPVXR6AKEKM/

北村晴男弁護士の「結論ありきで制度設計するから馬鹿げたことになる。裁判所が姓を決めるぐらいなら、調停委員の面前でのくじ引きの方がまだ合理性がある」との指摘が正鵠かと。けっきょく、戦前の家父長制の残滓としての家父長制度を壊したい、という感情が先行していて、制度としての家族というものの意味や役割に思いが至らない。

■実は宗教的情熱?■

なぜかといえば、日本のリベラルの思想的ルーツである共産主義思想が、元々はユダヤキリスト教の千年王国思想がベースにあり、無自覚な影響が大きいんですよね。キリスト教はユダヤ級エッセネ派がルーツという意見もあります。聖書を読むと、家族と断絶するカルトの問題の原型が、そこには感じられます。宗教発動を始めたナザレのイエスに、母親や兄弟が面会に来ますが、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」と突き放します。けっきょくは、彼らはイエスの教団に入るのですが。

ここらへんは、妻子を捨てて出家したお釈迦様が、やはり家族を否定し、やがて息子のラーフラが教団に入信する姿とも、重なります。イスラム教も、ウンマというイスラム教徒の共同体を重視します。これも教祖ムハンマドが、一度はメッカから追放されて、少数の信者とメディナに移住し、それまでの地縁血縁部族などのしがらみを断ち切って、宗教的な団結意識を育てたことが、ベースにあります。宗教というのは古今東西、そういう側面を持っているんですね。


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