夫婦別姓で家名存続と共産党が主張?
◉日本共産党の機関紙・赤旗の社会部長である三浦誠氏の、𝕏(旧Twitter)アカウントが、あまりに意味不明な内容を呟いていて、戸惑いや苦笑や失笑が沸き起こっています。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■鵺化するリベラル■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。共産党が家名の存続を言い出すとは、左派の鵺化は止まりませんね。思考実験だとか、単なる例え話だとか、言い訳しそうですが。産経新聞が、当事者である子どもたちが夫婦別姓に反対しているという記事を、元日に出してきて。いつもは子供を楯にしがちなリベラル界隈には、よほどショックだったのか。元日からコッチ、必死の反論が出ているのですが、なにかもう、語れば語るほど、選択的夫婦別姓の問題点があらわになる感じですね。選択的夫婦別姓は強制的親子別姓。こちらのツッコミが秀逸でしたので、転載しておきますね。
一人っ子なら、子供の代でどのみち片方の姓は継承できませんね。孫の代で二人生まれたら、そっちで復活……って、今の養子制度と同じですね。無理して、選択的夫婦別姓を持ち込む必要はなく、それこそ「現行制度で対応可能」でしかないですね。そもそも選択的夫婦別姓を主張するリベラル勢の一部は、家制度を解体したいんですから。反論するなら、そもそも創氏改名制度の導入を唱えてこそ、筋が通ります。ただその場合、国民総背番号制度とトレードになるでしょう。けっきょく、日本を個々人が特定できなくさせて、脱税や犯罪やスパイの成りすましが可能な、犯罪者や革命家や露中朝にとって都合のいい国にしたい、ってのが本音に見えますね。
■立憲民主案も迷走■
やぶさめり氏が言及している、立憲民主党の選択的夫婦別姓の案については、こちらの産経新聞の記事が、わかりやすいですね。子供の苗字で揉めたら、裁判所で決着とか、無責任と云うか、新たな火種を増やすだけで、かえって問題を大きくしてしまいますね。まぁ、問題を大きくしておいて、「やっぱり婚姻制度・家制度が問題。なくしてしまおう!」って方向に持っていきたいのかもしれませんね。はい、邪推ですよ、邪推。そうでなければ、何も考えていない、深く考えていない、どちらかでしょう。
北村晴男弁護士の「結論ありきで制度設計するから馬鹿げたことになる。裁判所が姓を決めるぐらいなら、調停委員の面前でのくじ引きの方がまだ合理性がある」との指摘が正鵠かと。けっきょく、戦前の家父長制の残滓としての家父長制度を壊したい、という感情が先行していて、制度としての家族というものの意味や役割に思いが至らない。
■実は宗教的情熱?■
なぜかといえば、日本のリベラルの思想的ルーツである共産主義思想が、元々はユダヤキリスト教の千年王国思想がベースにあり、無自覚な影響が大きいんですよね。キリスト教はユダヤ級エッセネ派がルーツという意見もあります。聖書を読むと、家族と断絶するカルトの問題の原型が、そこには感じられます。宗教発動を始めたナザレのイエスに、母親や兄弟が面会に来ますが、「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」と突き放します。けっきょくは、彼らはイエスの教団に入るのですが。
ここらへんは、妻子を捨てて出家したお釈迦様が、やはり家族を否定し、やがて息子のラーフラが教団に入信する姿とも、重なります。イスラム教も、ウンマというイスラム教徒の共同体を重視します。これも教祖ムハンマドが、一度はメッカから追放されて、少数の信者とメディナに移住し、それまでの地縁血縁部族などのしがらみを断ち切って、宗教的な団結意識を育てたことが、ベースにあります。宗教というのは古今東西、そういう側面を持っているんですね。
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