GPIFの運用資産額は224兆7025億円
◉年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の、2023年10-12月期(第3四半期)の運用収益は+2.62%で、黒字額は5兆7287億円にもなるそうです。運用資産額は224兆7025億円、収益額は132兆4113億円とのこと。貧乏人の自分には、桁が大きすぎて想像もできない額ですが、年金の原資が多くなるのはありがたいです。こういう情報は、下がったときだけマスコミは報じますが、上下動はあってもロングスパンでは確実に右肩上がりですし、ちゃんと報じないとダメですね。
ヘッダーはGPIFの公式サイトより、スクリーンショットです。
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安倍政権が2012年末に発足し、その翌年2013年の運用資金は126兆5771億円、収益額は10兆2207億円でした。それから11年で運用資金は98兆円以上も増え、収益額は言うまでもなし。マスコミは当初は、否定的だったんですけどねぇ。安倍政権の間、大幅な右肩上がりだったので、悔しくてたまらないのでしょう。しかし、かなり手堅い運用でもこうなるのですから、やはり先進国は金融なしにはなかなか利益が出ないですね。イギリスとかは、割と早くに金融立国にシフトしましたが。
日本人にはどうにも、こういう株式などの投資運用は、額に汗して働かないというイメージがあって、嫌われがちです。バブル崩壊のトラウマもありますしね。もちろんそれは、勤労を尊ぶ精神の裏返しなんで、そこは否定しないんですが。でも金融投資は、けして楽して稼いでるわけでも、ギャンブルでもありません。世界最大の年金基金であるGPIFは、世界的にも注目されていますし。投機的なものではなく、手堅い株の運用で、庶民も老後に備えるのは当然になりつつあります。
アメリカなどは、私立大学が投資運用で、OBなどの寄付などを増やして、恵まれた研究環境を作っています。ハーバード大学は、2020年6月30日時点で419億ドルの資金を運用していたとのこと。本日の1ドル148.39 円のレートだと、6兆2174.15億円。ちょっと、頭がクラクラします。象牙の塔に引きこもった学者が、科研費よこせ~国は援助を~と言いますが、経済学部がある大学は、こういう部分をきちんと模倣し、自己運用資金を増やしたほうが良いのではないですかね? それこそ、他校より優秀な結果を出せば、大学の名前も上がりますし。
国立大学とかでは難しいかもしれませんが、私立大学なら積極的にやるべきでしょう。一時期、経営管理学修士(Master of Business Administration=MBA)を取得するブームがあったのですが。自分の知り合いも、アメリカで取得していましたが。それこそ、日本大学や近畿大学や福岡大学など、MARCHや関関同立や西南大学などに、微妙にブランド力で負けている総合大学とか、経済学部が運用投資でガッツリ実績残せば、入学希望者もどっと増えそうです。
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どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ