若い男性ほど女性活躍推進支持でフェミニスト嫌い
◉電通総研が全国の18~70歳の男性3000人を対象にインターネットで『男らしさに関する意識調査』を実施したところ、興味深い結果が出たようです。18~30歳が約63%が女性活躍を推進するような施策を支持しているのに、18~30歳は約43%がフェミニストが嫌いだ、と回答している。フェミニストの側は、誤解だとか理解が足りないとか言い出すでしょうけれど。現在の鵺的なラディカル・フェミニズムが、正しく理解された結果ですよね、これ?
【若い男性ほど「フェミニストが嫌い」、なぜ? 識者の見方は】朝日新聞
若い男性ほど「女性活躍推進施策」を支持せず、「フェミニストが嫌い」――。電通総研が11月、そんな調査結果を発表した。なぜなのだろうか。識者らに尋ねた。
(中略)
女性に対する考え方を4段階で尋ねたところ、「フェミニストが嫌いだ」について「とてもそう思う」「そう思う」を選んだ18~30歳は約43%。31~50歳が約39%、51~70歳が約32%と、若い世代ほど高かった。
「女性活躍を推進するような施策を支持する」は18~30歳が約63%、31~50歳約62%に対し、51~70歳が約79%と中高年が若い世代を大きく上回る。「最近は男性のほうが女性より生きづらくなっていると思う」は各年代とも半数が賛同した。
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■出羽守フェミニズムが原点■
フェミニズムって本来、日本とは比べ物にならないぐらい、キリスト教のクビキや男権が強い欧州やアメリカで、女性が女性らしく生きたいという部分から始まったはずなんですよね。それこそ、禁欲的なキリスト教は性行為による快楽さえ罪悪視し、しかし避妊や堕胎も禁止するので、女性が望まぬ妊娠を強いられる部分があるわけですから。だから、欧米ではピルや人工中絶の権利獲得に力点を置く運動が生まれたわけです。
日本の二流のインテリは、欧米のそういう運動を歴史や文化の違いも考慮せず、輸入して日本社会に当てはめようとするのですが。日本は堕胎が当たり前のように行われてきた社会です。寛政の改革で知られる松平定信は、間引きの習慣を改めようとして、領地である白河藩の領民から反発さえ受けています。何しろ、日本は1953年から61年までは中絶の数が年間100万人を超えていました。表の数字でこれですからね。一昨年でさえ15万6430人ですから。
■フシダラ憲兵化する和製フェミ■
こちらのTogetter『東大フェミニスト名誉教授上野千鶴子氏、フェミニストが避妊薬認可に反対していた事実を隠す→当の活動家から歴史修正主義と批判殺到』にもまとめられていますが、緊急避妊薬市販化運動が始まった時、呼びかけ人の方々がツイフェミに批判的であったため、党派性丸出しで、男どもが悪用するから反対云々と、攻撃してたわけで。明らかに本来のフェミニズムと、変質しているんですよね。韓国のメガリアっぽい、男性嫌悪に見えてしまう。嫌われる理由。
上野千鶴子御大自身は、もともとは性の開放論者で、「葬ひのある日もっとも欲情す」なんて、小林一茶味のある俳句を残しているんですよね(一茶は葬式の日など若い妻と一日5回も性行為をした)。それが、弟子筋や弟子の世代はなぜか、フシダラ憲兵になる不思議。矯風会とかキリスト教系団体が、かなり共産党や立憲民主党に食い込んでいて、そこが鵺的と自分が表するところです。無神論の極左と宗教系の極右が悪魔合体してるんですから、そう思って当然ですね?
■ついでに朝日新聞への疑問■
しかし、今年8~9月にやった調査を、なぜ12月31日に朝日新聞は記事にしたのか? たぶん、衆議院選挙前に発表すると、まずいという判断が出たんでしょうね、朝日新聞に。もしも、総選挙前に発表していたら───フェミニストが嫌われている、という事実が可視化されます。そうでなくても、テレビ朝日系のANN世論調査で、投票でもっとも重要視する政策はなんですかという質問に、ジェンダー・多様性を選んだ人はわずか3%なんですから。
朝日新聞が選挙期間中に、野党共闘の失敗を予見したような報道にシフトしたのは、当然ですね。著名なフェミニスト達は暴言を吐きまくり、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(警察庁広域重要指定第117号事件)の頃の感覚で、オタクと萌え絵などを叩いて、恨みを買っていましたから。だいたい、八つ当たりのような菅義偉政権への支持率の低下に比較して、政党支持率は一貫して自民党は高止まりでしたから。野党が共闘しさえすれば勝てるなんて、妄想でしかありません。
■目標は日本の韓国化?■
メガリア (Megalia) は韓国のコミュニティ・サイトで、ミソジニー(女性嫌悪)対抗サイトと自己規定していますが、ミサンドリー(男性嫌悪)サイトだと認識する韓国人男性も多いようで。日本では、草津町で町議の女性の虚言を真に受けてフラワーデモを行った北原みのり女史が紹介し、日本のツイフェミニも影響を与えています。メガリアは韓国の『児童・青少年の性保護に関する法律』通称アチョン法の成立にも関わっていて、ツイフェミの手本はこれだろうという疑いが。
韓国の調査でも同じ傾向がみられた。政府系シンクタンク「女性政策研究院」が2019年、男性3千人を対象に行った意識調査によると、伝統的な「男らしさ」を支持する男性は50代が約55%、20代が約29%と、若い世代ほど少ない。一方で、フェミニズムに反対する男性は50代の約10%に比べ、20代は約51%と顕著に多い。
Wikipedia先生によればアチョン法は〝2012年に「青少年に見えるキャラクターの性描写があるマンガ・アニメ(準児童ポルノ)の頒布等を禁止」「単純所持も同時に禁止」「厳罰化」など、大幅に法改正〟して、韓国の表現だけでなく強姦の罰則よりも児童ポルノ認定されたマンガやアニメ制作の方が処分が重いという、本末転倒状態。そっちの逮捕者が増えて警察の人手が足りなくなり、被害者のいる本当の児童ポルノの捜査を阻害している疑いさえあります。
ここらへんの動きは慎重に、今後も監視していく必要がありそうです。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ