村田兆治氏逮捕雑感
◉個人的には大ファンな人だったので、とても残念です。肩を押しただけと釈明しているようですが、それでも暴行は暴行ですし。擁護する気はないです。なので、自分が村田さんのファンになった気かっけとか、そういう雑談をします。興味ある方だけどうぞm(_ _)m
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、神宮球場の写真です。川崎球場がなかったので。
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今では、トミー・ジョン手術は誰でも受ける手術になっていますが。村田さんがその手術を受けた時は、高校生の自分はびっくりしたもんです。当時は、投手は肘にメスを入れたら再起不能と言われていました。実際、板東英二さんとか遊離軟骨、いわゆる関節ねずみの手術をして、復活できませんでしたし。トミー・ジョン手術は左腕の余っている腱を取り出し、それを右肘に移植するという、聞いたこともない大手術。アメリカのスポーツ医学はそんなに進んでいるのかと、驚いたものです。村田さんの復活を追ったNHKのドキュメンタリーを見て、自分は一発でファンになりました。
しかし、トミー・ジョン手術も村田さんだったからこそ、成功に導けたわけで。実は、日本人でトミー・ジョンを最初に受けたのは三井雅晴投手で、村田さんが最初ではないんですよね。でも、走れ 走れで投手陣を辟易させた金田正一監督が、「わしが走れといった以上に走ったのは兆治だけ」と褒めるほど、ストイックな村田さんだったからこそ、苦しいリハビリを耐え抜き、復帰できたし、復帰後59勝も積み重ねて200勝も達成できたわけで。村田さんの成功でその後、荒木大輔投手や桑田真澄投手らが受け、今では誰もが受ける手術に。大谷翔平選手も、さほど重症とも思えなかったのに、受けましたね。
重要なのは、このトミー・ジョン手術が知られると、日本のスポーツ医学も大きく変わったということです。本場アメリカに学びに行く外科医が増え、肘の遊離軟骨除去手術も、ただ除去するだけでなく再発防止で軟骨をクリーニングする技術など、日本は世界レベルに上がったんですよね。そういう点って、本当に大事ですから。ロッテオリオンズ(当時)は鹿児島で春季キャンプを行っていましたし、大学に合格した自分は小田急線から南武線を乗り継いで、本厚木から川崎球場まで、何度も応援に行きました。擁護する気はサラサラないですが、自分はずっと村田兆治さんのファンでしたので。それはこれからも変わりません。