共産党の遺贈ビジネス?
◉共産党は、他の政党と違って赤旗の売上という、特殊な財源があるので、政党助成金とかもなくせと言ったりできるんですが。しかし、購読者の高齢化と、実質的なボランティアで支えられている赤旗の配達も、部減少が止まらず。今は、亡くなった党員やシンパからの財産寄贈が、大きな収入源になっているようで。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、軽井沢の写真です。
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■土地と建物が■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。森村桂さんといえば、ベストセラー『天国に一番近い島』で有名ですが、軽井沢ではカフェも経営していたんですね。作家としての知名度や、作品のイメージ的にも、避暑地の軽井沢でカフェ、サイドビジネスとしては悪くないと思うのですが。森村さん自身は、2004年9月27日に亡くなっており、その遺産を引き継いだ夫が、遺産を共産党に寄贈してしまったようです。お子さんとかいないと、そうなってしまうのは仕方がないと思いますし。旦那さんの遺志なら、仕方がないですが。ちょっとモヤモヤしますね。
軽井沢の土地よりも、東京都杉並区西荻北の土地の値段が、大きかったんでしょうね。さすがに、書店でコーナーが作られるほど、小説家やエッセイストとして、売れっ子でしたから。普通に売却しても、かなりの値段になったということで。個人的には、原田知世さん主演の『天国に一番近い島』の印象が強いですが、映画の後で小説を読んだら、だいぶ違っていましたね。
■著作人格権は■
作家・豊田三郎の長女として、環境もあったのでしょうけれども、やはり優れた小説家であり、エッセイストでした。しかし80年代の大活躍に比較して、90年代は出版の点数もぐっと減り、ゼロ年代には新刊が出なくなっていた中での、入院先での死亡。どうも、最初の結婚がうまくいまず、再婚されたその後は、心を病むことが多かったようで。作家は、やはり繊細な感情を持っていますから、一般の人よりも傷つきやすく。いくら稼いでも、心の乾きは癒やされない部分もあったのかと、三流の物書きとしては、想像するしか似ですが。
残念ながら、今は単行本も電子書籍化されず、Amazonでは古本がプレミア価格になってしまっていますね。森村さんが亡くなった後は、旦那さんがあまりこういう部分には、関心がなかったのか? 出版権はともかく、著作人格権は譲渡できませんし、そこは共産党には回せないお金だったから、関心がなかったのか。20年前に森村さんは亡くなっていますし、没後になにか再ブームも来ることなく、放置されたのか。残念ですね。遠い親族の方が、出版権は受け継いでいると思うのですが、昔の作品とか電子書籍で復刻してほしいですね。
■軽井沢のお店■
そんな事を考えていたら、軽井沢のお店に関しては、こんなポストを見かけました。著作権の寄付というのは、イギリスには永続的な寄付としてピーター・パン法がありますが。これは、著者没後の一定期間をすぎれば、保護されずパブリック・ドメイン入りするのですが、それを福祉に役立てる形で、小児病院へ寄付したものですが。日本だと、こういう法律はまだなかったと思いますが。ここらへんは、専門家ではないので、なんとも言えませんね。識者の補注をお願いしたいところですが。共産党の出版局から、『天国に一番近い島』が再販されるなら、それはそれで購入しますけれどね。
旦那さんと共同経営だったアリスの丘ティールーム、まだ続いていたんですね。自分なら、せっかく何十年も続いた地元の人気店ですから、そのまま続けたほうが利益になると思うのですが……。売却して目先の利益にこだわったか? 真偽はわかりませんが、さもありなんと感じますね。このあと、買収した先が、どんな扱いをするかは、わかりませんが。できれば、存続の方向で利用することを願いたいですね。まぁ、マンションやホテルを建てたほうが、不動産屋的には儲かるでしょうけれども。せめて、いわゆる下駄履きマンションにして、残すとか方法はありそうですが。でも、共産党も財政は苦しそうですし。10年後にはどうなっているやら。
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