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共産党の遺贈ビジネス?

◉共産党は、他の政党と違って赤旗の売上という、特殊な財源があるので、政党助成金とかもなくせと言ったりできるんですが。しかし、購読者の高齢化と、実質的なボランティアで支えられている赤旗の配達も、部減少が止まらず。今は、亡くなった党員やシンパからの財産寄贈が、大きな収入源になっているようで。

【共産党の土地売却、前年比77倍の17億円 作家・森村桂さん経営の軽井沢のカフェ跡など】産経新聞

 共産党が昨年1年間に土地売却によって得た収入が前年比約77倍の約17億2500万円だったことが、総務省が11月29日に公表した政治資金収支報告書で分かった。この中には、平成16年に死去した作家、森村桂さんの旧住居敷地やカフェの跡地も含まれている。

https://www.sankei.com/article/20241202-PBDBTKDCBBEE5KKWUIXT2JMMRU/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、軽井沢の写真です。


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■土地と建物が■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。森村桂さんといえば、ベストセラー『天国に一番近い島』で有名ですが、軽井沢ではカフェも経営していたんですね。作家としての知名度や、作品のイメージ的にも、避暑地の軽井沢でカフェ、サイドビジネスとしては悪くないと思うのですが。森村さん自身は、2004年9月27日に亡くなっており、その遺産を引き継いだ夫が、遺産を共産党に寄贈してしまったようです。お子さんとかいないと、そうなってしまうのは仕方がないと思いますし。旦那さんの遺志なら、仕方がないですが。ちょっとモヤモヤしますね。

収支報告書や登記事項証明書によると、森村さんがかつて住んでいた東京都杉並区西荻北の住宅敷地跡の約560平方メートルや、森村さんが経営していた長野県軽井沢町のカフェ「アリスの丘ティールーム」の跡地、近くの山林など約1万9500平方メートルを夫が所有していた。

軽井沢の土地よりも、東京都杉並区西荻北の土地の値段が、大きかったんでしょうね。さすがに、書店でコーナーが作られるほど、小説家やエッセイストとして、売れっ子でしたから。普通に売却しても、かなりの値段になったということで。個人的には、原田知世さん主演の『天国に一番近い島』の印象が強いですが、映画の後で小説を読んだら、だいぶ違っていましたね。

■著作人格権は■

作家・豊田三郎の長女として、環境もあったのでしょうけれども、やはり優れた小説家であり、エッセイストでした。しかし80年代の大活躍に比較して、90年代は出版の点数もぐっと減り、ゼロ年代には新刊が出なくなっていた中での、入院先での死亡。どうも、最初の結婚がうまくいまず、再婚されたその後は、心を病むことが多かったようで。作家は、やはり繊細な感情を持っていますから、一般の人よりも傷つきやすく。いくら稼いでも、心の乾きは癒やされない部分もあったのかと、三流の物書きとしては、想像するしか似ですが。

森村さんは、南太平洋のニューカレドニアへ単身で渡航した体験を基に書いた「天国にいちばん近い島」がベストセラーになり、後に映画化もされた。ほかに「違っているかしら」「ソビエトってどんな国」などの著書がある。アリスの丘ティールームは森村さんの手作り焼き菓子が人気だった。

残念ながら、今は単行本も電子書籍化されず、Amazonでは古本がプレミア価格になってしまっていますね。森村さんが亡くなった後は、旦那さんがあまりこういう部分には、関心がなかったのか? 出版権はともかく、著作人格権は譲渡できませんし、そこは共産党には回せないお金だったから、関心がなかったのか。20年前に森村さんは亡くなっていますし、没後になにか再ブームも来ることなく、放置されたのか。残念ですね。遠い親族の方が、出版権は受け継いでいると思うのですが、昔の作品とか電子書籍で復刻してほしいですね。

■軽井沢のお店■

そんな事を考えていたら、軽井沢のお店に関しては、こんなポストを見かけました。著作権の寄付というのは、イギリスには永続的な寄付としてピーター・パン法がありますが。これは、著者没後の一定期間をすぎれば、保護されずパブリック・ドメイン入りするのですが、それを福祉に役立てる形で、小児病院へ寄付したものですが。日本だと、こういう法律はまだなかったと思いますが。ここらへんは、専門家ではないので、なんとも言えませんね。識者の補注をお願いしたいところですが。共産党の出版局から、『天国に一番近い島』が再販されるなら、それはそれで購入しますけれどね。

遺族の方は共産党へ、せめてアリスの丘ティールームだけても残してほしいと言ったのに売却してお金に替えたそうです。著作権も何もかも寄付したそうで、お墓を建てるお金も残されていませんでした。遺族はお金を出しあって、この夏に西軽井沢にお墓を建てました。共産党は選挙資金に使ったのでしょう。遺族の気持ちや桂さんの功績を理解できない共産党は嫌いです。#軽井沢
#森村桂
#日本共産党

https://x.com/hirokawamarin/status/1863769178014130670

旦那さんと共同経営だったアリスの丘ティールーム、まだ続いていたんですね。自分なら、せっかく何十年も続いた地元の人気店ですから、そのまま続けたほうが利益になると思うのですが……。売却して目先の利益にこだわったか? 真偽はわかりませんが、さもありなんと感じますね。このあと、買収した先が、どんな扱いをするかは、わかりませんが。できれば、存続の方向で利用することを願いたいですね。まぁ、マンションやホテルを建てたほうが、不動産屋的には儲かるでしょうけれども。せめて、いわゆる下駄履きマンションにして、残すとか方法はありそうですが。でも、共産党も財政は苦しそうですし。10年後にはどうなっているやら。


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