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悲運の名機F-20

◉F-20、愛称はタイガーシャーク。元々は双発機の名機F-5を、エンジンがひとつの単発機に変え、お値段の割に高性能な名機になる予定だったのですが……。でも、自分たちの世代には、新谷かおる先生の名作『エリア88』で、主人公の風間真の初期の愛機として、印象深いです。新谷先生の入魂の作画に、期待のスリムさを際立たせる独自ライン。実際のF-20も格好良い戦闘機だったのですが、さらにイメージが良くなりましたね。

【速い・安い・高性能! でも売れず 米戦闘機F-20「タイガーシャーク」各国が見放したワケ】乗りものニュース

ベストセラー戦闘機F-16を上回る性能と、軽戦闘機F-5譲りの低い取得・整備コストを併せ持ち、傑作戦闘機になり得る素質を大いに示しながら、どこの国にも採用されず消えていったF-20「タイガーシャーク」。その出自と顛末を振り返ります。

https://trafficnews.jp/post/123693

ヘッダーはウィキペディアのフォトギャラリーより、F-20の勇姿です。

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幻の名機、悲運の名機という意味では、やはり以下の三機ですかね。ふたつが『エリア88』絡みですから、いかに新谷かおる先生の影響が大きかったか……。
 ・F-20タイガーシャーク
 ・X-29
 ・YF-23

試作機で終わったので、割りと冒険していますが。正式採用になると、もっと無難なデザインになったかもです。F-20は原型のF-5自体が安価だが高性能ということで、アメリカの同盟国の輸出用として、人気でしたから、F-20も名機として評価を得るはずだったんですが。

アメリカは、経済力のある同盟国にはF-15とF-4を輸出していましたから、F-5が途上国などの戦闘機でした。F-4ファントムという名機もありましたが、ベトナム戦争当時の主力機ですからね。けっきょく、F-15とF-16とF-18が傑作機として、アメリカでは長らく主力の座につき。ステルス機の時代が来ると、F-22とF-35が主力機の座に。X-29とYF-23は幻の名機に。実際に採用されて日本の空を飛ぶ姿を見たかったですね。

それでは、フィトギャラリーをば。まずはF-20の写真。F-16も悪くはないのですが、小型でコンパクトなこの機体は、支援戦闘機としてはかなりのかっこよさですね。

ウィキペディアより

次はX-29。見よこの勇姿! 前進翼という、特殊なフォルムがすでに、素晴らしいですね。こちらも単発エンジンですが、そのぶんスリムですからね。カナードとの組み合わせが先進的で、素晴らしいです。ステルス機全盛の現代では、再び日の目を見ることはないのかもしれませんが。この写真もまた本当にかっこいいですね。

ウィキペディアより

YF-23もまた、翼の形状がとても特殊で、先進的なデザインです。垂直尾翼と水平尾翼を統合したような V 字型の尾翼のデザインも素晴らしく。F-22が結局は採用されたのですが。こちらが採用されたら、見ため的にも他国との差が明確についたでしょうね。いかにも新世代の戦闘機という感じです。

ウィキペディアより

ついでに、史上もっとも美しい戦闘機を。トップガン最高!

ウィキペディアより

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