準暴力団100人が池袋で大乱闘

◉半グレ、と一般に呼ばれる集団ですが。警察の正式な定義としては、準暴力団という名称を使うのでしょうね。面倒ですが。昔だったら、愚連隊と呼ばれていたのですが。しかし100人というのは大規模ですね。それが会費2万円のフランス料理を食べに来てたわけですから、資金力もあると言うか。サンシャイン60側としても、いい迷惑でしょう。

【チャイニーズドラゴンなど「準暴力団」、規制対象外で取り締まり困難】朝日新聞

東京・池袋の高層ビル「サンシャイン60」で16日夕に発生した乱闘騒ぎには、準暴力団の「チャイニーズドラゴン」のメンバーが加わっていたとされる。「半グレ」とも称される集団で、山口組や住吉会、稲川会といった「指定暴力団」と違って暴力団対策法などの網にかからないため、取り締まりの難しさが以前から指摘されている。
 警察が「準暴力団」と位置づけてきたのは、東京都内では、中国残留邦人の子や孫らでつくるチャイニーズドラゴンのほか、いずれも暴走族の流れをくむとされる関東連合▽打越スペクター▽大田連合のOBグループ。暴力団のような明確な組織構造はないが、常習的に暴行事件など不法行為を行っており、暴力団に「準じた」組織というのがその定義だ。

https://www.asahi.com/articles/ASQBK41JTQBKUTIL00V.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ドラゴンで検索したら意外なイラストが出てきたので、採用させていただきましたm(_ _)m

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■半グレの歴史的なルーツは?■

愚連隊というと、終戦後のイメージが強いのですが。歴史的には、明治の頃から存在していたようで。暴力団=ヤクザというと、パンチパーマにお金のネックレスをしているというイメージがありますが。江戸時代は、いわゆる博徒、働かずにぶらぶらして博打で食っている人間、あるいはその胴元が、その中心。お祭りなどで、金魚すくいや射的などの店を出しているのは、テキ屋。

両者は明確に違うのですが、ごっちゃにされていますね。そのどちらでもない、徒党を組む不良の集団という意味では、旗本奴や町奴が、愚連隊のルーツといえばルーツでしょうか。戦後の愚連隊は、復員兵が集まってできたり、在日朝鮮人などの不貞を働く集団に対する自警団的な面も。山口組の田岡三代目とは、そちらで名をあげました。さらにこれに対抗するために、朝鮮人愚連隊が生まれます。柳川組とかが、そのタイプ。

■愚連隊のルーツ旗本奴・町奴■

作家の安部譲二先生などが所属したことで有名な、安藤組などは愚連隊がヤクザになったような感じです。インテリヤクザと呼ばれ、大卒の組員も多かったですし。暴力団の構成員のルーツ的には、被差別部落出身者や在日外国人が多かったりするのですが。安藤組などは、現代版旗本奴みたいな部分はあるのかもしれません。中国人二世三世の半グレは、ルーツ的には柳川組のような、血の連帯が主のタイプ。

暴走族などをルーツにした半グレは、さしずめ町奴の後継者でしょうか。怒羅権は、中国残留孤児の二世や三世が中心のようですが。彼らは日本国籍ですし、日本語も親や祖父母の世代に比較すれば、ほぼネイティブでペラペラですね。それが、五星紅旗を掲げて、中国人としてのアイデンティティを全面に押し出す。血脈的には日本人なのに、文化的な意味での中国人。

■オールドカマーの子孫の問題■

この問題も実は、移民の一世よりも二世や三世の方がより、アイデンティティ・クライシスに陥りやすいと言う、世界的な傾向があります。アメリカでも、メキシコからの不法移民などの子孫の場合、スペイン語がネイティブではなく、にもかかわらずアメリカ文化にそれほどどうかしているわけでもない。日本の在日外国人2世3世が抱える問題と、同じ問題があるわけです。

こういう人たちは、実はニューカマーの存在によって、アイデンティティ・クライシスがより深刻になるようです。いわば、オールドカマーの子孫の二世や三世に対して、新たにやってきたニューカマーは脅威。本国の言語はネイティブなので堪能。当然ながら文化にも詳しくて。日本やアメリカで生まれ育ち、親から間接的な影響でメキシコなどの影響もある。でもネイティブなメキシコ人から見ると、それは奇妙な設置文化に見えてしまうんですよね。

■同化せざるを得ない四世以降■

アメリカ人からはメキシコ人として差別され、ニューカマーのメキシコ人からは中途半端なアメリカ人として嘲笑の対象になる。在日コリアンの二世でも、この問題はあるわけで。ネイティブの人に言わせると、朝鮮学校で教えている朝鮮語は、ピジン英語と同じで奇妙な朝鮮語に感じてしまうそうです。同化せずにアイデンティティを保つこと自体が、限界があるのです。

移民の一世は、自分の意思と決断で故郷を離れて、新天地にやってきたのですが。その子孫はそうではありません。自分自身が選んだわけでもないのに差別される、ここら辺は部落差別と、似た構造を持っています。しかし、その問題は四世五世になれば、解消されざるを得ない部分はあるでしょうね。実際に韓国に行って、パンチョッパリと差別され、帰化を決めた在日コリアンも、少なくないようですし。

■そして戦後レジームの解体へ■

マイナンバーカードに保険証が統合される点に関して、ものすごい反発があります。その反対理由の多くが、首を傾げてしまう部分があります。それは、反対している表向きの理由と、本当の理由の間に乖離があるからではないでしょうかね? あくまでも邪推ですが、この邪推がある程度正しいのならば。このままいけば、通名の在日コリアンによる、大量の帰化が始まるでしょうね。

・免許証→実名
・パスポート→実名
・マイナンバーカード→実名
・保険証→通名も可

ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻が、どのような形で着地するかはわかりませんが。このままいけば多分、ロシア連邦の威信は一気に地に落ちるでしょう。習近平主席がどこまで台湾侵攻を本気で考えているかは不明ですが。現状では、アメリカにひれ伏しでしょう。そうなったら次は、北朝鮮が崩壊に向かう。そうなれば、朝鮮総連と朝鮮学校も崩壊。生き残ってもごく少数の団体としてカルト化。

これからの3年、長いスパンで見て10年で、戦後レジームが解体される可能性は高いと、推測しておきます。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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喜多野土竜
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