緑内障をグリーンレーザーで治療
◉緑内障を緑色のレーザーで治療する方法を、島根大学が開始したとのこと。目を酷使する商売ですし、近眼の上に老眼が入って、少し乱視もあるので、こういう情報はありがたいですね。iPS細胞関係でも、iPS細胞由来の網膜とか角膜上皮を患者に移植する段階に入っていますから。昔は、失明を苦に自殺する人もいましたが、今は本当に科学の発達で、不幸にならずに住む人は多いわけで。安易な科学否定を自分が嫌うのは、そういう部分ですね。人間、病気になったからと寿命だと、諦観はそうそう持てるはずも無し。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、瞳のデッサンの絵が出てきましたね。
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■白内障と緑内障■
昔は、白内障や緑内障で失明する人が多く、江戸時代の人気作家の滝沢(曲亭)馬琴も、晩年は失明しました。68歳で右目を、74歳で左目を失明しているのですが、これは痛みを伴ったので白内障による失明ではなく、急性の緑内障ではないかと推測されているようですね。でも、息子の嫁の口述筆記で、なんとか超大作『南総里見八犬伝』を完結させたのですから素晴らしい。ただ、この息子の嫁は字が読めず、そもそも文字を教育することと並行して口述筆記をさせたそうですから。それこそ、江戸時代は盲腸でだって、多くの人間がなくなっていたんですから。
自分が小学生の頃は、白内障の手術でも大手術だったのですが。知り合いとか、白内障の手術を受けたんですが、日帰りですんだそうです。しかも、本を読む用の近めのピントにするのか、車の運転用に遠目のピントにするかまで、選べたそうです。白内障の手術も、実際にその手術工程を見ると、人類の科学はすごいなと、つくづく思います。古代の人が見たら、魔法にしか見えないでしょうね。いや、古代人じゃなくても、江戸時代の人が見たら、神の業かと驚くでしょうね。……あ、村上もとか先生の作品『JIN-仁-』が、そういう感じでしたが。
■レーザーは魔法の光■
小学生の頃は教師から、白内障は水晶体が濁る病気で手術で治るが、緑内障では神経の問題なので失明する……と聞かされ、なんとなく緑内障は怖いというイメージが、ありますね。ウィキペディア先生には、こんなふうに説明されています。ううむ、たしかに神経節細胞が死滅する病気と、記述されていますね。タイトルだけ見たら、レーザー光線で変形した神経節細胞を殺して、進行を止めるのかと思ったのですが、そうではなく。眼球を満たしす房水という液体の量を調節し、眼球内の圧力を下げるんだそうです。
レーザー光線というのは、自分らには007の映画とか特撮作品で出てくる、謎の破壊光線ってイメージなんですよね。ウルトラ警備隊のウルトラガンとか、レーザー光線の設定でしたね。レーザー光線なのに、雷のようにブルブルとぶれた光でしたけどね。その頃は、レーザーが直進するとか、知りませんでしたから、そんなもんだと思ったり。もうちょっと大きくなると、レーザーはその直進する性能を生かして、レーザーメスとか待機観測とか、色んな使い方が出てきましたが。これも、人類の科学史ではとても大事な発見ですね。今後の研究に期待です。
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