北朝鮮が軍用機180機で挑発
◉今年に入ってからとんでもないハイペースで、むせるを撃ちまくっている北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)ですが。ついに、180機もの軍用機を飛び立たせ、米韓軍事演習に対する示威行為を、エスカレートさせています。最初に思ったのは、北朝鮮にそんな大量の航空機を稼働させるほどの燃料があったのか、という点ですが。そっちはロシアから融通されているのでしょうかね?
ヘッダーはウィキペディアのフォトギャラリーより、今回飛び立ったステルス戦闘機F-35です。
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■ウクライナ侵攻の後方撹乱?■
北朝鮮がここまでアメリカに対して、挑発を繰り返すのが不思議といえば不思議です。北朝鮮のGDPは非公表なので分かりませんが、日本だと島根県などと大して変わらないという説もあります。人口65万人ちょっとの島根県と、2577万人の北朝鮮が同じレベルというのも驚きですが。北朝鮮ではガソリンを節約するために木炭自動車はいまだに現役ですから、昭和30年代の経済レベルなのでしょう。
軍事大国に思えるロシア連邦も、GDPは韓国より低いですからね。経済力と軍事力は強い相関関係がありますが、軍部を優先する先軍政治の国だと、国力に比較して軍事力が突出するのはよくある話。思うに北朝鮮は、ロシア連邦が核兵器を使用することを恐れて、ウクライナ侵攻にアメリカが直接関与するのを避けている姿を見て、核兵器で威せばアメリカは屈すると、勘違いしてるフシもあります。
あるいは、ウクライナから撤退したいロシア連邦軍の、注意を半島に引きつけておいて、後方撹乱する役割を担っているのかもしれません。ある意味で、ロシアからの技術援助によって、北朝鮮の兵器が使えるレベルに達すれば、ロシアとしても余っている石油や天然ガスと引き換えに購入できますし。北朝鮮にもロシアにとっても、メリットがある取引に思えますね。知らんけど。
■台湾有事への後方撹乱?■
先日北朝鮮が発射したミサイルも、飛んでいった方向の延長線上にあるのは、ハワイ諸島ですからね。アメリカ本土ではないですが、アメリカの立派な領土ですし。大日本帝国軍が真珠湾攻撃を仕掛けたように、アメリカにとっては太平洋艦隊の基地であり、軍事的には重要な拠点ですから。ハワイまで届くミサイルならば、沖縄はもちろんサイパンなどの米軍基地にも十分に届きますし。
北朝鮮としては、最終的にはアメリカ本土、西海岸のロサンゼルスなどはもちろん、東海岸の首都ワシントンやニューヨークまで届くような、大陸間弾道弾の開発が最終目的でしょうけれど。こういう形で軍事挑発を繰り返せば、不測の事態が起きないとも限りません。第二次朝鮮戦争の勃発。アメリカのバイデン政権は、台湾有事に備えていますが。下手すると半島有事の方が、先に起きるかもしれない危険性。
ひょっとすると、台湾侵攻に向けて着々と体を売っている習近平主席から密命を受け、米軍や自衛隊の注意を朝鮮半島に引きつけておいて、撹乱する役目を担っているのかもしれませんけれどね。そう考えると、バイデン政権誕生後から増えたミサイル発射と、ふぐはしますが。台湾有事で米軍が台湾の周辺に集結したタイミングで、北朝鮮軍が南進して来る可能性も十分にありそうです。知らんけど。
■21世紀版〝悪の枢軸国〟■
しかしアメリカが本当に恐れているのは、実はロシア連邦であるが中華人民共和国であろうが、まともに戦えばアメリカの敵ではないことが、バレることではないかと、自分を疑っています。アメリカの巨大な軍事力と莫大な予算は、強大な敵がいてこそ維持できるものという側面がありますから。実際は、ロシアの最先端第5世代戦闘機のSu-57でさえ、第4世代機のF-15にさえ勝てない可能性。
先の北朝鮮のミサイルも、途中で墜落したと発表されましたが。あんがい、米韓合同軍事演習中のアメリカのイージス艦のイージス弾道ミサイル防衛システム(イージスBMDシステム:Aegis Ballistic Missile Defense System)の迎撃ミサイルで撃ち落とすされたのではないかと、邪推していますけれどね。知らんけど。もちろんアメリカ軍としては、そんなことは表に出さないでしょうけれど。
韓国海軍の火器管制レーダー照射事件の裏側も、今頃になってようやく出てきましたから。北朝鮮にどれほどの性能のレーダーがあるかはわかりませんが。ミサイルが迎撃されたから、航空戦力で挑発と考えれば。辻褄は合いますけれどね。真相は藪の中。いずれにしろ、旧共産主義国のロシア連邦・中華人民共和国・北朝鮮は完全に、悪の枢軸国として疑いない存在ですね。こんな国と国境を接している日本は、お花畑平和論から抜け出して、現実的な備えをしないと駄目ですね。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ