松山英樹選手がマスターズ優勝
◉男子ゴルフのメジャー大会というと、全米プロゴルフ選手権に全米オープン、ジ・オープン選手権、そしてマスターズ・トーナメント。特にマスターズは、実績のある選手の招待制でゴルフの祭典と呼ばれる、招待されるだけでも名誉な大会です。日本人選手が1936年にマスターズに初出場してから85年、悲願という言葉がぴったりのビッグタイトル。おめでとうございます。
【松山英樹メジャー初V男子ゴルフ界の悲願達成 マスターズ初挑戦から85年】日刊スポーツ
<米男子ゴルフツアー:マスターズ>◇最終日◇11日◇米ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)◇有観客開催
松山英樹(29=LEXUS)が、日本男子ゴルフ界の悲願を達成した。日本人がマスターズに初挑戦した1936年(昭11)から85年、同じくメジャー4大会に日本人が初挑戦した1932年(昭7)の全米オープンから89年で、ついにメジャー優勝を勝ち取った。2位に4打差をつけて首位で出た松山は、4バーディー、5ボギーの73で回り、通算10アンダー、278。今大会出場10度目で初優勝を飾った。アジア人としても初優勝。2位のウィル・ザラトリス(米国)を1打差振り切った。
優勝を決め、カップからボールを拾い上げると、観衆の声援と拍手に手を挙げて応えた。パトロン(観衆)や仲間からの祝福に、目にたまった涙をぬぐった。苦しんだ1日、さらには険しいゴルフ人生をかみしめた。
1936年は昭和11年ですからね。戦前も戦前、積み重ねた歴史が違います。テニスや野球では結果を出す日本人選手も出てきました、ゴルフはどうしても、人材が集まりづらいですからね。道具代が高いし、プレー料金も高く、ゴルフ場が近くにある場所は限られるので、若い頃からゴルフに触れるのが難しいですから。でも、日本人には向いてる競技だと思うのですが。
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今回の優勝賞金は207万ドル(約2億2770万円)とのこと。マスターズは賞金額が決まっておらず、大会の売上などで変動するんだそうで。さすがにメジャー大会ということで、並みのサラリーマンの生涯賃金並みが払われるのですから、凄いですね。これで大々的に報じられ、元々人気スポーツですから、これを機にもっと若い世代でチャレンジするのを期待したいですね。
女子の方はずっと、安定して人材が出てきている印象だったのですが。男子の方は石川遼選手の後、自分のようにゴルフに疎い人間にはあんまり景気のいい話が聞こえてこなかったのですが。さすがにマスターズ、もう朝…というか昼過ぎに起きたら、Twitterのタイムラインにずらずら〜っと。まぁ、一昨日ぐらいから、ソワソワしている人はイッパイいたんですけどね。イヤ素晴らしい。
キャディーの早藤氏のこのプレー後の一例が、海外でも話題になっているようですね。まぁ、自分などは剣道場でも柔道場でも、入るときと出るときは礼をするのは当たり前なんですが。こんなビッグタイトルの直後、例を忘れないってのがいいですね。見習いたいです。